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紙の本
裄沢広二郎の柔軟な考え方。
2024/03/21 08:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
やさぐれと評される裄沢広二郎だが、その場その時に応じて柔軟な考え方をしている。
一話目では、日頃の追い込むような対応でなく優しい対応。
二話目では、いつもの明晰な推理のもとに相手を追い詰める。
三話目でも、洞察力鋭く自分が望むわけでもないが、リーダーシップのようなものを発揮ている。思いもよらず危機一髪なところもあったが。
来合との友情、お互いに認め合い想い合っているところが実によい。ベタベタとした暑苦しい友情ではなく、カラッとした関係でありながら、どことなく少年同士のようなところもある。
著者は第一作のころから比べ、この第八作までの間で、少しずつ裄沢広二郎の人物像を変えてきているような気がする。単に偏屈な嫌われ者、腫物には触らず的に存在ではなく、頑固なまでに筋道を通し、それを認める人物た大勢いること。彼を認める人達もまた一生懸命に正義を貫こうとしている個性豊かな人達であること。
室町をはじめとして、仕事を通した人間関係のありようがとてもほのぼのとしてよい。
本当に面白い小説。続いて、第9巻も読む。おすすめ。
紙の本
誤認逮捕
2024/04/07 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
知恵が回り弁もたつが剣の腕前はない同心裄沢広二郎が主人公。裄沢は道理に合わなければ上役にも物申すが、左遷や謹慎を恐れず、正義を貫こうとする。罪なき人の不当な捕縛にしっかりと向き合い、その真相を暴く。役人にはそれぞれその職分があり、他の者の職分に手を出すことは組織の統制を乱すことになるが、人としての倫理に反することには正義が優先する。正しく江戸の治安を守るため、主人公の奔走は続く。
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