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紙の本
冷凍睡眠と終末観
2023/11/04 19:08
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
難儀で稀な読書。文章が難解ということもないはずだが、途中でどこにいるのかわからなくなり行きつ戻りつしながらようやく読了。あまり進められないこの読み難さは何だろう。大富豪のロスが不治の病におかされた妻を冷凍睡眠させて未来に託し、自らも後を追うというのが骨子だと思うが、それを息子のジェフリーが一人称で語り、自己の半生も織り交ぜ戦争による虐殺と世界の終末のイメージが執拗に反芻される。チェリャビンスクの施設で出会うロスの特殊プロジェクトに携わる人物たちは名も明かされず、発言は抽象的で明言もせず。この「迷宮感」は一度はまってみれば浸れるかもしれない。
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