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地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本 みんなのレビュー
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紙の本
ビックリする地図まで取り上げられています。
2023/10/25 21:55
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
地図研究家の著者が、これまで目にした様々な地図を紹介し、地図から歴史など色々とお話をする1冊です。
過去に著者の別著を拝読しましたが、当書も著者の地図好きの度合いの高さをマジマジと感じる内容でした。
取り上げられている地図の中には、あまりにも奇抜なものも見受けられます。ぜひ当書を読まれ、ビックリを体験してほしいです。
紙の本
半世紀の著者の蓄積が凝縮
2023/10/10 17:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『中央公論』に連載の「地図のある人生」を取りまとめた新書である。地図を中心に時刻表、駅名、踏切名、フランスやドイツの古書店での古地図の物色など広範な話題が盛り込まれた新書である。書名の『地図バカ』は編集部の案らしい。地図やそれに関連する著者の含蓄ある話題に引き込まれる。興味ある内容の一部を以下に紹介する。◆昭和13年の時刻表によると東京~横須賀間の所要時間は68分と、現在よりおおむね8分短い。◆「五人乗はニセモノです。当社遊覧車は婦人案内人附大型(十六人乗、三十人乗)」、これは昭和8年発行の『汽車汽舩ポケット旅行案内』に掲載された東京の定期遊覧バスの広告記事の一部。◆昭和11年発行の『大日本市町村案内』によると、小笠原の硫黄島は、定期船の寄港が年6回。父島の北に位置する嫁島は1戸2人。◆複線鉄道の立体分岐は昭和3年の阪急電鉄の桂駅に始まり、ついで小田急電鉄の大野信号所(現・相模大野駅)は昭和4年。◆1854年のロンドンでのコレラ大発生に際して、医師が患者の発生場所を地図にプロット。患者が特定の井戸を中心に分布していることを究明。日本でも地図に記載の患者発生分布が、富山県のイタイイタイ病の原因究明につながった。
踏切には、名前が付いており改名される事もほぼ無いため、その土地の歴史の生き証人の役割を果たしているとの趣旨の解説がある。このとおりであろうが、鉄道会社によっては、駅間の踏切名を起点側の駅から順番に数字で命名している場合もある。例えば○○1号、○○2号。厳密性にこだわる著者の著作なら、踏切名に関しては、こうした例があることも記載があってもよかったのではなかろうか。
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