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定時制高校の科学部の話。
実験がとても面白そうだし、火星にも興味を持った。
もう一度、高校生やりたいなー。部活だけ。
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この作家さん、やっぱりいい。サイエンス面の要素が人間ドラマを下支えして、ストーリーに厚みがでている。多様な人が出会って衝突しながらも、ゴールを目指す姿を見ると、自分の仕事への取り組み方を考えさせられた。
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教室に火星を作る話。
一番大事なのは、きっと物事に対する興味、好奇心!きっかけは小さい事でも思わぬ形で成功するかもしれないよね!
藤竹先生というきっかけで、事情があって学びたくても学べなかった夜間学生が科学に興味をもって目標の為に頑張っていく様に心打たれました!
勿論何事も上手くは行かないけど。様々な国籍、年代、事情、価値観、、ちゃんと理解をして関係を構築しなきゃ行けないのは現実世界でも一緒かも。
大人になると、見切りが早くなってるような気がするけど一旦やってみない??ダメでもまた挑戦しようよ!そんな前向きで明るい気持ちになれた素敵な小説でした!
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年代や抱えた問題もさまざまな定時制高校の4人が顧問の先生と「科学部」を結成する。目標に向けて色々ありながらも 協力し、奇跡を起こすストーリー。
登場人物の背景や心理描写がとっても読みやすく、夢中で読んでしまった。読んでいくなかで登場人物皆が愛おしくなった。そしてこれまで色々諦めてきた高校生達が、
“どんな人間もその気にさえなれば、必ず何かを生み出せる”p246
藤竹先生の言葉(仮説)通り、成し遂げた。涙が…
前向きになれる一冊。
私にとって、今年一番かな?と思える作品でした。
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定時制高校の科学部の活躍を描いた一編。
帯には「今年一番熱い青春小説」と。しかし、出だしは静かで「何処が熱いんだ」という感じです。一人の教師の目論見で一人一人引き込まれていく科学部のメンバー、彼らが目指すのは実験室内で火星を作る事。これが、読み進めるにつれ本当にどんどん熱くなってきます。帯に偽り無し。
いつもの如く科学ネタを背景にした物語です。小難しい科学を判りやすく説明するのが得意な伊与原さんですが、それを鬱陶しく感じる人もいると思います。でもこれが伊与原さん(地球惑星物理学を専門とし、東大の大学院を出て富山大学の助教まで務めた理系人)の特長ですからね。
集められていく科学部のメンバーの背景が1章ごとに語られます。数学的頭脳を持ちながら識字障害のため落ちこぼれた不良青年、フィリピン人の母を持ち子ども時代に学校に通えなかった中年女性、母のネグレクトで中学時代に不登校になり定時制に進学した少女、中学を出てすぐ東京に集団就職し、町工場を経営していた老人。ありがちな構成に見えるかもしれませんが、何か上手いのです。
例えば不良青年が元の仲間と手を切るシーン。いや、実際のシーンは描かれません。ただボコボコにされた姿で教室に現れ「もうあいつらは邪魔をしないから」と告げる。読者が想像を働かせる余白を作る。そんな上手さを感じます。
もう一つ、伊与原さんの作品には、読了後にもずっと残る印象的な映像が出て来ます。例えば『八月の銀の雪』に出てくる1㎜にも満たぬ珪藻のガラスの殻を顕微鏡で並べて作る珪藻アートなど。この作品に出てくるのは「オポチュニティの轍」。3ヶ月と想定された運用期間を大きく超え14年間働いたNASAの火星探索車オポチュニティ。マシンを擬人化する趣味などありませんが、「はやぶさ」やこの「オポチュニティ」は別格という気がします。無人の火星で孤独な任務を続けるオポチュニティが、ふと振り返り、火星の平原に伸びる自分のわだちを撮った一枚の写真です。
あとがきによると事実~定時制高校の科学部が作った装置に着目したJAXAの「はやぶさ2」のサンプラーチームが同様の装置で基礎実験に取り組み、定時制高校との共著として学会発表した~に基づく完全フィクションだそうです。
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X(旧ツイッター)で学者さんが本著を勧めていたので図書館で借りた。
定時制高校のそれぞれの事情を抱えた生徒と顧問の物語だ。登場人物たちは「科学部」での出会いと科学実験を通じて、それぞれの存在価値を認め自分の存在を肯定していく姿がなんとも微笑ましく、再生ともいえる箇所では目頭が熱くなることも。
それにしても自分の存在価値に悩みを抱えるというのはひとの性なのだろうか...。
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定時制の高校の科学部に少しずつ部員が増えて奇跡が起きる話。
ディスレクシア用のフォントがある。
それだと岳人にも文字が読める。
辞めようと思っていた定時制の高校に光が見える。
「ジャパ行きさん」って、聞いたことがある。
すし酢でのマグマ噴火実験は、とても面白そう。
佳純が読んだ本は、
『火星の人』大好き。マジ!面白い。その本が出てきてテンションが上がる。
火星探査機オポチュニティのこと。心をとらわれる。調べてしまった。頑張り屋さんだったんだね。
火星のランパート・クレーターを再現する。
学会で研究成果を発表した科学部。
狙いは最優秀賞No. 1だが、残念、優秀賞だった。2位。
頑張った!定時制の高校生なのに素晴らしいと思う。
しかしみんな残念がる。また来年と言い合う。
その時に、なんとなんと!もっと素晴らしいことが起きる!
感動!
すごい!すごすぎる。
賞よりすごい!
高校生の研究が実際に、最先端の惑星科学に貢献することがあるなんて!
あとがきを見て納得。
実際にモデルがあったのだと知る。
そのことが素晴らしい。感動!震える!
伊与原さんだからこそ描けた話なのだと思う。
伊与原さんの科学ストーリー大好き。
感動した。
アドボも大好き。よく作るょ!
今のところ私の中で本屋大賞のNo. 1候補作!
この本に出会えて良かった。
学校図書館◎
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自分の意識の中にある何かを学びたいという気持ち、いつまでたっても動き出せない気持ち、そんな自分を変えてゆくには目の前にある扉を開けるしかない。とにかく自分から動かなければ何も始まらない。そして自分の前にある扉を思いっきり開けよう。自分を変えよう。生活環境も年齢も違う定時制高校の4人の生徒が紆余曲折を経て教室に宙(そら)を作り上げる。伊与原さんの持ち味を生かした科学と優しさが融合した青春物語。科学が苦手でも読めます。是非読んで見てください、お勧めです。今年読んだ本の中でも1,2位を争うぐらいいいです。
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この「実験」から目が離せない。
壮大すぎて、難解すぎて、だからこそ最後まで夢中になってしまった。
年齢も抱える事情もさまざまな生徒が集まる定時制高校。
そこで教師の藤竹は、「科学部」を作り、彼らと火星のクレーターを再現する実験を始めた。
彼らの個性を上手く活かしているのがよくわかる。
だが藤竹先生こそ、頭脳明晰で冷静沈着であり、とても掴みどころのない人である。
しかも最後まで定時制の先生であることしか、告げずに彼らと〈日本地球惑星科学連合大会〉に挑む。
最後まで彼らといっしょに同じ教室で実験したい…と思わせてくれる熱い物語だった。
柳田岳人は、ディスレクシアという読み書きに困難がある学習障害だが、数学系に関しては理解力もある。「火星の夕焼けは、青い」に反応する純粋さが決め手になる。
越川アンジェラは、40歳で夫とともにフィリピン料理を営んでいる。人生経験豊富で明るくチームの潤滑油である。
名取佳純は、高一で保健室で過ごす。起立性障害でリスカ経験もあるが、勉強はできる。そして、SF小説の沼にもはまり込むほど。
長嶺省造は、74歳で町工場を経営していた。集団就職経験者である。工場経験の腕は一流。
丹羽要は、唯一の全日制であるが、陰キャのパソコンおたくである。
個々の変化と成長は、凄すぎてお互いの関係性をあらゆる意味で深く濃いものにしている。
バラバラだった彼らがいつのまにかひとつになる、という凄さを見る。
学ぶことを知り、本当の仲間というものを知り、自分の中にあるいろんな感情を知ったのは岳人だけではないはず。
英語教師の木内が、岳人と省造の言い争いのときにヘンリー・フォードの言葉を英文で黒板に書き殴った。
日本語訳の「学ぶのをやめる人は、誰もが年寄り。二十歳だろうと、八十歳だろうと」が忘れられない。
いつまでも学ぶことは必要かもしれない。
老いないためにも。
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東京都立東新宿高校定時制。
勤労学生が仕事のかたわら意欲的に通っていたかつての姿はない。入学してくるのは全日制には通えない何らかの事情を持った生徒ばかりだ。そこには将来を見据える前向きな生徒はほとんどいないように見える。
荒れる生徒、無気力な生徒と対するだけで精一杯の教師たち。そこに1人の風変わりな教師が着任し科学部を立ち上げたことで、変化が生じていく。
これは「教室に『火星』を作り出す」という突拍子もない実験に挑んでいく老若男女4人の高校生たちの1年間を描く青春小説である。
◇
牛丼屋を出た柳田岳人は腕時計に目をやった。定時制では3限目の時間だが、岳人は構わずコンビニでたばこを買い、くわえたばこのまま歩道の真ん中を歩いて学校に向かった。
校門まで来ると、中からバイクの耳障りな爆音が聞こえる。ため息をついた岳人がグラウンドまで出てみると、退学したはずの三浦が朴を後ろに乗せて原付で走り回っていた。
岳人が近づくよりはやく、痩せた貧相な体格の男がバイクの前に歩み出た。岳人の担任の藤竹だった。
藤竹が何か言っている。三浦に対し、怯えも怒りも感じない淡々とした態度でだ。薄ら笑いを浮かべつつ食ってかかる三浦に臆することなく平然としている。
そんな藤竹を威嚇するように三浦はバイクを発進させ、藤竹のまわりをぐるぐる回り始めた。それを見た岳人が、暗がりから三浦に「おい」と声をかけたところ……。
(第1章「夜八時の青空教室」) 全7章。
* * * * *
教師に必要な資質。それが描かれていました。
担当教科についての十分な知識や指導力があることは当然ですが、そこに正確な観察眼と洞察力、柔軟な対応力も必要です。
短気を起こさず生徒の向上心の発芽を待てる忍耐力も必要でしょうし、トリアージの判断能力も求められるかも知れません。
藤竹という教師はそれらすべてを持っていた上に、さらに極上の資質を有していました。
それは、藤竹自身がのめり込める専門分野を持つとともに、その楽しさを生徒に伝え、同じ世界にいざなえる情熱を持ち合わせていることでした。
その象徴的なシーンが、物語の終盤にあります。
空中分解寸前となった部員を前にした藤竹が、自らの経歴を語ったあと、君たちを科学部に引き込んだのは定時制高校に科学部を作り生徒に活動させることができるかという「実験」のためだった、と告白します。
すると部員の中で最も内気な佳純が実験の前提となる仮説を尋ね、それに対する藤竹の答えを聞いて言い放ちます。
「相手のことを信じてやる実験なんて、ない」と。
この指摘に、藤竹は安堵と感嘆を覚えます。生徒たちを、研究者の冷徹な目で見ていたわけではなく、同じ宇宙に魅せられた仲間と捉えていたことに気づかされたからでしょう。
定時制に来ざるを得ない事情。障害、学力不足、貧しさ、不登校。それらを乗り越えてでも科学部活動、ひいては学校活動に生徒たちを引き込んでいくだけの熱量を、藤竹は持って���たとわかる、感動的なシーンでした。
ディスレクシアの岳人。フィリピン育ちで読み書きが覚束ない日比ハーフのアンジェラ。炭鉱町の貧しい家庭で育った長嶺。
学力不足の3人は向学心がないのではなく、向学心を阻む原因が解決されなかっただけだったのです。
そこにもう1人、ストレス障害で教室に入れなくなった佳純が加わりました。保健室登校だった佳純ですが、藤竹に対する信頼感と SF 好きだったことが、佳純に保健室を出る決心をさせたのでした。
計算力と行動力に長け、優れた理解力も有する岳人。コミュ力が高くチームを融和させる人徳を持つアンジェラ。町工場を長く営み、ものづくりの名手である長嶺。客観的に物事を捉える観察力と緻密な分析力に裏打ちされた高い学力を持つ佳純。
この4人の適性を見抜き、さり気なくフォローしながら不安や不満を和らげ惑星科学の入口に立たせてやる。そんな藤竹の手腕はまったく見事というほかありません。
ただし藤竹から狡智に長けた嫌らしさは感じません。むしろおちゃめな印象すら受けるのです。
奇しくも科学部入部を決めた長嶺が藤竹に言ったことば、「食えんな、あんたは。妻より食えん」によく表れています。
笑顔で夫をうまくおだて仕事をする気にさせる長嶺の妻。藤竹はそれ以上だと長嶺は言ったのです。
最終章で描かれる、「日本地球惑星科学連合大会」の高校生セッションで発表する岳人と佳純やフォローする長嶺とアンジェラの姿は爽快で涙が出るほどでした。
事実を元にしている物語なので、できすぎた話との批判もないでしょう。教育の可能性について考えさせてくれる感動作でした。
不満を1つ挙げるなら、岳人が昔のワル仲間からリンチを受ける展開は避けてほしかったということです。
そこは朴をうまく使えなかったのかと思いました。( もしかして、これも実際にあったできごとなのかも知れませんが……。)
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とても素敵なお話でスラスラと読めた。
おすすめです。
いろいろな事情をかかえ、定時制高校に通う生徒達。
つかみどころのない藤竹先生に導かれるように科学部を結成し、教室に火星、そしてクレーターを再現する実験にのめり込む。
金髪、ピアスのいかにも不良の岳人だが、人一倍実験にのめり込みいつしか部長へ
リストカット経験者で保健室常連の佳純。SF好きを生かしていろいろなアイディアを出す。どうしてこうなんだろうと不思議に思う力に長けた女の子。
70代の長老長嶺、工場経験をいかし、みんなのアイデアを活かして実験道具を作成、修理
飲食店をしているアンジェラ 、持ち前の明るさで部を支える縁の下の力持ち。
いろいろなキャラがまじりあい、時には崩壊しそうになりながらも、学会での高校生セッションの部で優秀賞をとるという奇跡。
岳人が壇上で賞状を掲げるところは感動したなぁ
この話は実際に高校生セッションで定時制高校が面白い発表をしたという話が小説を書くきっかけになったというのも面白い。
この作品のおかけで火星探査機オポチュニティや火星に取り残される火星の人という作品にも興味が湧いてきた。
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定時制高校(夜間高校)で夜な夜な行われる、科学部による実験。
科学に目覚めた青年や料理店のおばちゃんなど年齢も凸凹の部員が織りなす成長と青春を描いた物語です。
科学はエリートや優等生のものなのか?
本作品を読んでいて、是非、今の進路を悩める高校生に読んでほしいなと思いました。
いろんなことで挫折するし、いろんな理由で普通に高校生活を送りたかった、あるいは高校で学びたかった人が学べないなど、高校に行けない人もいる。
「親ガチャ」とか生まれた時からの差がとかいろいろ言われる今の時代、何が1番不幸なのか。
私は
「打ち込めるものや熱中できるものがない」
ということ。
これが、貧しくもなく、ハンデももっていない人にとって1番不幸なんじゃないかと思います。
作中のご年輩の方々が一生懸命生きた時代は、大体の人が貧しくて、集団就職して、家のために働いていた人たちばかりだったということを知ってはいても想像したことがなかった私は、確かに家族のために仕事を頑張ろうと思っていても、下の兄弟を学校に行かせるため、親を食べさせるための生活なんてしたことはないです。
そんな時代からすると凄い贅沢な暮らしをしているし、義務でもないのに、高校や大学は当たり前のように進学する。
でも、やりたいことはない。そんな不幸なことはないかなと感じました。
その代わり、集団就職をしていた世代からすると、不登校になったりなど、社会に出る前から傷つく子供も多いというのも事実。
ただ、何がきっかけになるかはわからないですが、そういった子達もリカバリーのチャンスはどこかに潜んでいる。
辛さもあり、温かさもある。そんな青春小説だなと思いました。
そして、本当ならば興味を持ったことはいつはじめても良いはずなのですが、学問に関しては厳しい現実も実は描かれている作品です。
なぜなら、本作で書かれていた科学はエリートや優等生のものなのか?という問いは実は日本の学問界隈全てに当てはまることだと言っても過言ではないからです。
私の専攻していた分野も、大体は東京の有名大学が中心、地方も旧帝大が中心ですし、名前の聞いたことのない大学が出ても、出身大学や誰々の弟子っていうのは有名なところしかいかないのが現状です。
面白い学説を提唱しても、どこぞの有名大学の教授が認めない限りは議論すらならない。
そんなことが日本では昔から続いています。
そういう厳しいこともありつつ、でも、本作の登場人物が乗り越えられないかもしれない壁かもしれませんが、乗り越えてほしいなと応援したくなります。
そして、今の学校生活を楽しくないと思っている学生や進路に悩んでいる学生は本作品に触れて、自分自身と向き合ってほしいなと思う、そんな作品だなと思いました。
学校には何でもあるんだよ?やる気になれば宇宙や火星も作れる。
あなたのやりたいことはわかりませんが、失敗して���その失敗を楽しめることは間違いなくあなたの好きなことです。
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各章いずれも胸が熱くなる内容でとても感動的で、一気に読むことができました。
定時制高校に通うさまざま事情を抱えた生徒さんが、先生との出会いをきっかけに、自分の興味、夢や目標を見いだし、可能性を広げチャレンジする姿勢がとても良かったです。
オポチュニティの轍
P129.8学ぶのをやめる人は誰もが年寄り。
P277.4人生こそ、自動的にはわからない。入った部屋で偶然誰かと出会い、あれこれ手を動かしてみて、次の扉をえいやっと選ぶだけ。
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文春なんだから次の直木賞これでいいじゃん、と思うけど、毎度ながら、年寄りには判らない、ってことになるのかな。
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伊与原さんの小説は3作目で毎回小説×化学の知識を得る楽しさを感じていた。
定時制高校に通う、年齢も考えも異なる人物たちが担任の先生と化学部の実験にいどむ話。それぞれキャラ立ちしていて各章の人物目線が楽しく読める。
今回は化学知識ももちろんのこと、定時制高校に通うことになった人物たちのバックボーンにも深みがあって、小説としておもしろかった。学ぶことを辞めたら年寄りか〜。「学ぶことを辞めたら年寄りだ。二十代でも八十代でも。」自分もまた学ぶことを、辞めたら成長しない職業に就いているので心にきました。