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紙の本
「正義」のナラティブ。
2024/02/08 09:21
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投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウルトラマンや仮面ライダーなどの、ヒーロー物の「正義」と「悪」はわかりやすいが。
我が国の経済の、「正義」と「悪」はわかりにくく。
色々な事例を挙げて、その「正義」について書かれた一冊。
著者はマスコミ側の人で、国民よりも政策側の意図も理解しての内容で。
現在の日本経済が、長期的停滞を招いた過剰な「正義」について事例を挙げて書かれている。
本書は、第1章第二章では無くて「正義」のバブル1「正義」のバブル2と言う感じで進んでいます。
「正義」のバブル1では、「地価を下げることこそ正しい」について。
「正義」のバブル2では、「銀行救済に税金投入はけしからん」
「正義」のバブル3では、「日本はものづくり国家、額に汗して働け」
「正義」のバブル4では、「弱い中小企業は皆救うべきだ」
「正義」のバブル5では、「堕落した官僚は懲らしめろ」
「正義」のバブル6では、「金融政策はあらゆる手段を」
以下、7「高齢者は弱者、皆で助けよう」8「人口減少は国家的危機」9「拙速な改革は避けよ」と続く。
各項目を見てわかるように、正論というか「正義のバブル」なのだが。
その反対しづらい「正義の言説」が、現在の日本経済を歪め活力を削いできたのも事実である。
現在の経済の停滞を見る限り、そろそろ発想の転換が必要なのかもしれませんね。
そのヒントがある一冊ですね。
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