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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
合成原理と文脈原理や外延と内包といった概念を通して、言語論的転回を切り拓いていくフロンティアの熱気ムンムンの書ではあるが、失礼ながら、屁理屈やこじつけといった印象が残った。
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『言語学の教室』が面白かったので、わくわくしながら本を手に取りました。
言語哲学に興味はあるものの、分厚くていかにも難しそうな入門書と戦う勇気はない……でも気になる!という私の好奇心を満たしてくれる1冊でした。
難しいところもありましたが、野矢先生の優しい語り口調のおかげで、ついていきやすかったです。
あとがきで、おすすめの本を挙げてくださっているのもありがたいです。読んでいこうと思います!
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「論考」について知ることができ、よかった。だいぶ前に訳書?を呼んだが、??理解できたとは全く言えなかった。
「探究」の説明も少しあった。語り得ぬものについての沈黙も少なくできると。
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「はじまる」とのタイトル通り、最後の部分はなんとなく尻切れトンボのような終わり方である。続きは他の文献でというところか。優しく丁寧な語り口で、理解しやそうではあるが、やはり内容が内容だけに難解な部分も多い。勉強になりました。
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内容自体が難解なんだろうけど、もう少しわかりやすく説明できたのではないか…と思います。
読者に語りかけながら説明する口語文体なのは読むハードルを下げてるのだろうけど、それを意識にしすぎて全体的に余計な言葉が多いというか…。説明を丁寧にしようとしすぎてかえってまどろっこしいと感じてしまいました。
必ずしも言葉を足すことが丁寧な説明になるとは限らなくて、むしろ短く端的に説明する方が理解しやすい場合もあるということを示す良い例ですね。
書かれていること自体は面白かったです。
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題名通り、入門書。
最終的にウィトゲンシュタインの『論考』の紹介になっている。
言語が思考を成立させるのであって、言語以前の思考という考えには意味がない。(177ページ)が肝。
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著者は言語哲学の入門として書いておらず、面白かった話を他者にもしたくて書いた、としています。そういう意味で成功していると思う。
私はウィトゲンシュタインの論考と探求の違いに興味があったのでとても良かった。あと、全体論的言語観に興味を持った。言語習得論とのからみも面白そう。
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人と人が言葉を使って何かを為そうとするときに、お願いしたにもかかわらず、相手の仕事の優先順位に疑問を感じることが多々ありますが、理解してもらえないと嘆く前にまず自分の言葉の働きを深掘りしていくほうが解決しそうです。
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フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインの議論をもとに、言語哲学について論じている。
新たな意味を持った文を無限に作り出せるのはなぜかの問から、言語で何が指示されているのか等の議論が展開された。
可能性のある事態は無限にあって、それを示す語の組み合わせは無限。でも、そのなかで実現している事実は限られているみたいなことが最後の方で書かれていたような。
ゆっくり議論を進めていてわかりやすかったけど、理解するにはもう何度か読む必要がありそう。