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みんなのレビュー199件

みんなの評価3.9

評価内訳

199 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

実験的イヤミス、後半は湊かなえの面目躍如

2023/12/27 16:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー15周年の書き下ろしということで、発売と同時に話題となっている本作。
これまでのイヤミスとはひと味違った作品、というのが第一印象だ。実験的なイヤミスと言えるだろう。
あらすじはあちこちに書いてあるので省くが、これまでの作品に多い、母娘などを中心に女性の人間関係や心の闇が主軸になっているケースと違い、本作の主人公は父子。
母娘や女性同士の一般社会でもありがちな言動や心理状況のリアルな描写ではなく、ちょっと現実や一般の感覚からは、乖離したような告白が続く。
いわゆる倒叙ミステリーの形式を取り、冒頭から犯人?と名乗る者の告白が始まる。
前半は、犯人?が罪を犯すまでのバックグラウンドや、蝶についての知識、被害者一人一人の説明が日誌のように連なっていて、自分は何を読まされているのだろうかとしばらくは苦痛が続いた。
しかし、ここで本を閉じてはもったいない。
ちょうど半分をなんとか読み終わったあたりから、俄然面白くなる。(ようやくミステリーを読んでいる感覚になる)
湊かなえの面目躍如といった調子で、ページをめくる手が止まらなくなる。この前半と後半の落差が、さまざまな語り手が一つの事件を語るタイプのこれまでの湊作品とは異なる気がする。
そして、後半。
倒叙のはずが、想定されていた真相がまず(納得できる範囲だが)覆される。
そして、ラスト。
更なる真実が明かされる――。
猟奇的殺人、芸術とは、欲とは、人間に見えている世界は・・・想像は膨らむが、一般人の理屈や感情だけは説明できない、犯罪に至る道すじは、リアルというより、どこか浮世離れした幻想に近いような印象も受ける。好みが分かれる作品かも知れない。

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