紙の本
孤独とは
2024/03/17 12:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
孤独とは、何ぞや?と多いに考えさせられる諸作品。ハン角斉の作品には戦慄させられた。すごい作品であります。
投稿元:
レビューを見る
烏兎の庭 第七部 1.20.24
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/diary/d2401.html#0120
投稿元:
レビューを見る
山田英生によるちくま文庫オリジナルの漫画アンソロジーのシリーズ。
「孤独」をテーマに古いのから新しいのまでいろいろ取りそろえたラインナップ。
このシリーズ、印象だと初期のころはもっとガロ・COM系の60年台から70年台に偏った印象だったが、改善されてきてるのか?
収録作の中では篝ジュンの「日常生活」の印象が強烈。存在すら知らなかったが70年台に活動していた人で石子順造に見いだされた人らしい。他の作品も読んでみたいと思った。あとはつげ忠男の「夜の蝉」も良かった。
投稿元:
レビューを見る
山田英生
落伍
諸星大二郎『地下鉄を降りて……』
いましろたかし『おへんろさん』
近藤ようこ『白粉小町』
ハン角斉『黒い蝶』
無用
永島慎二『仮面』★
太田基之『石を買いに来た女』
滝田ゆう『お通夜の客』
ジョージ秋山『きびしい試練 「パットマンX」より』
篝ジュン『日常生活』★
風狂
うらたじゅん『思い出のおっちゃん』
つげ忠男『夜の蟬』★
かわぐちかいじ『あぶれもん』
安部慎一『久しぶり』
隠遁
斎藤潤一郎『沼南 「武蔵野」より』★
つげ義春『山椒魚』
水木しげる『紙魚』
エピローグ
穂積『それから』
カシワイ『ひとつの火』(原作・新美南吉)
投稿元:
レビューを見る
地下街を彷徨っていたら、地上へ出られなくなる。階段を上へ上へと、上がって行ったら、なんとそこは…。冒頭の一話から衝撃を受ける。「落伍」「無用」「風狂」「隠遁」。4つのテーマの作品群で「孤独」を追求する。しみじみ感じ、ずんずん進む。…仲間がいて、話が弾んでいる中で、一人を感じるその瞬間。風船のような、空気の膜のような、包んでいる何かがある。その内側には誰も入って来れない。何かに浸りたい。「ああ、あの人も寂しかったのかなぁ」と追想する。”独り”はつらい。「孤独」と表現することでそれが少し楽になる。