紙の本
成功と実行
2024/03/20 22:53
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中堅飲料メーカーを舞台にした企業ものの長編小説。100ページ目くらいで一度読むのをやめようかとも思いましたが、200ページくらいから多少勢いが出て、読み進めた流れ。
全体として、場面構成や展開がテレビドラマを意識しているような感じがしました。
一方、小説としてはイマイチ、花がない・爆発力に欠ける印象です。
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飲料水メーカの御曹司、成功(なりとし)が突然別班に閉じ込められる。半年間、解放され社に戻る。父である社長に辞めたことになっていた。営業部員として再入社
父がおいだされたライバル会社から腹違いの兄実行(さねゆき)が事業買収により入社、新商品開発の部長
営業で実績を出して兄の部のプロジェクトに参加
できる女性営業はコーヒー飲料の社長令嬢
社長から女を頼むといわれる
新製品の開発情報がもれている、実行の部下一人が資料を個人携帯に撮影。もめている現場に社長登場。その部員が親族ばかり出世している不満を述べる。翌日、退社。
急なスケジュール変更はできない。
新商品発表の前に工場で不具合。
ライバル会社の飲料を飲んだ子供が倒れる。品質問題、社長辞任。社長は実行の義父。会長令嬢と結婚、生まれたのが実行。現社長は社長候補の父を浮気情報捏造で追い出し令嬢と再婚。
新商品は立ち上がり不調だが競合の商品が棚から消えてCM枠を得る。大成功。
社長は胃癌。次の社長に成功を選ぶ。技術出身の実行は優しすぎる。
涙を流す社長に、一緒に働けて幸せでした泣きながら告げる。翌日退社。元の会社に戻り立て直し社長になる
社長が息子を閉じ込めたやは車内に自分がすすめる買収計画をとめる人間を見つける為。社長を止められるのは成功だけ。成功を取締役にあげる社長の提案を潰す取巻きを探した。
実行が交際しようとした中途採用の女性は、潰す為の社内情報に得る為に反社長の専務と女人事課長が採用。そうとは知らずにプロジェクトに参加
していた。成功の気持ちは変わらず。3年後、二人は結婚。実行も思いをよせていた。結婚式に誘うとが断られた
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今まで読んだ雫井さんの本にはなかったタイプのストーリー。
成功が監禁される序盤は、どういう展開になるのか読めなかったけど、予想外にガッツリお仕事小説だった。飲料メーカーの商品開発の部分などがかなり細かに描かれているので、自分も飲み比べしたくなってしまった。
父秀雄のイメージが初めと終わりで、かなり変化していった。社長業は大変だ。
それにしても…皆さん書いているように、装画はなぜコアラ?
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いや、おもろ!!御曹司が半年監禁され何とか戻るも異母兄が自分のポストを奪っていた。これはビジネス小説でもサスペンスでもない。逆境を乗り越える力を与えてくれるし、応援したい人がゴロゴロ出てくる。登場人物に幸あれ!!
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著者は「犯人に告ぐ」シリーズで強烈なインパクトがあり、今回もミステリーかと思ったところ、意に反して、堂々たる経済小説だった。
この種の小説が大好きな私にとって、新しい境地を切り開いた本作品は著者のエポックメイキングの作品になると信じている。
次作もワクワクさせる経済小説に取り組んでいただきたい。
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勝手にミステリと思って読んでいた。監禁事案が発生し、今回はこういう事件なのかと読み進めていくが、なんと企業もの小説だったという話。
食品メーカーは全くの門外漢なので、株も買ったことがない。でも著者が大変よく調べられ、判り易く書いてくれたので、食品で新製品を売り出すにはどの様に進められ、またどんな障害困難があるのか、知識なしでもワクワクして読むことが出来る。
成功と実行というタイプの異なる腹違い兄弟が、同じ企業内でいかに活躍していくか、ビジネス小説として結構よく書かれている。
ライバル企業や三角関係も織り交ぜて、会社員なら自分の会社の出来事のようにリアル感をもって読むことが出来るだろう。
実行は最後少し可哀想。個人的に星奈が好きだったので、ドラマ化するならTV人は慎重に俳優を選択してもらいたい。
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とても面白かったです。雫井脩介さんの作品は全て読んでいますが、いつにも増して読み応えありました。最初の導入部分はどんな先行き⁈と思いましたが、そのあとはぐいぐい引き込まれていきました。
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きっとドラマ化か映画化されるだろうと思う。
キャスティングを考えながら、読むと面白いかも。
僕のキャスティングだと、主演は小栗旬さん、ライバルの異母兄にディーンフジオカさん、なんかが良さそう。
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始めはミステリ要素もあったが途中から完全な企業のお仕事小説に。キャラも共感できて読みやすいのだが、恋愛要素はそんなに要らないような。それでも結末は安易過ぎず良いオトシドコロかと
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主人公に感情移入できず途中でリタイア。もう少し主人公の人となりを丁寧に描けばちがったのかなぁ。もう少し我慢して読まないといけなかったのかなぁ?
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準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功が何者かにより別荘に監禁されたところから物語は始まる。
この監禁に何を意味するのか予想もつかずにどうなるんだろうと読み始めたのだが、食料の限界が感じられた半年後にふっと解放され、会社に行くと彼のポストに異母兄の実行が就いていた。
異母兄弟がビジネスと恋愛で火花を散らす。
もう夢中になるほどのめり込み一気読み。
それぞれのキャラも際立っていて楽しめる。
これはドラマや映画になるだろうと思わせるほどの満足感だった。
飲料メーカー同士の競争劇だけではなく、身内同士のポスト争いや恋愛も気になるところだったが、収まるべきところに落ち着き、とても気持ちの良い終わりかただった。
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準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功が何者かによって別荘に監禁された‼️
…とミステリーっぽい始まりでワクワクしたんだけど、異母兄弟がビジネスと恋に火花を散らす、エンターテインメント小説でした❗
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面白い。
意に反して半年間地下室に閉じ込められるミステリーかと思えば、真正面からのサラリーマン小説だった。
憎らしい敵役、異母兄弟との軋轢と恋の話の行方、製品開発と他社との競合、精神的に成長してゆく主人公など、読みどころ盛り沢山の面白い小説だった。
ただ本の装丁のコアラは意味不明。
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主人公の成功が会社内の役員への昇進を目の前に半年間監禁されます。その後、異母兄弟である実行が成功の立場になり、成功は会社を辞めた扱いを受けます。
私の仕事や生活上の立場というのは互換性があるものなのか考えさせられる作品でした。
今まで組織の中で様々な立場、役割を経験してきたわけですが、互換性があるということ、特別な存在にこだわらないことも大切な考えなのではないかと作品を読みながら考えました。
私たち自身が担う立場の多くのものが前任や後任がおり、いわば互換性がある立場であると言えます。決して特別ではない今の立場を受け入れつつも自分の強みや特徴を磨いていくということ、自分とは強みや特徴が異なる人間であっても公認がしっかりその立場をこなしていくこと、簡単なように見えてとても難しいと思います。
話が脱線しましたが、物語を通して成功が誰かにとって替えのきかない存在に成長していく姿もこの物語のポイントです。
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飲料会社御曹司の監禁事件が起き、ミステリーかと思いきや爽やかお仕事小説!
可もなく不可もなくと言った感じ。