紙の本
盛りだくさんの内容で、全部読むとお腹いっぱいです。
2024/02/27 13:13
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ニッチ(居場所)」をキーワードに、生物学、生き物の生態の研究の様子を著した1冊です。
生物学の発展に貢献した国内外の生物学者の名と実績が多数紹介され、自画像も多く掲載されています。中には学校の生物の授業で習った、有名な学者も登場します。
そして、著者ご自身の研究の様子も具体的に著されています。当書1冊を全部読み切ったら、たくさんの内容が盛り込まれているので、お腹いっぱい状態になる、読み甲斐のある1冊です。思う存分生物学を楽しめます。
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研究室の指導教官だった大崎先生の著書。
もう退官されて久しいのだと思うけど、知的な好奇心はすごいなと素朴に感じた。
生態学のリサーチャーの道とはまったく違うものを選択した自分だけど、やはりこの分野が好きなんだな、というのをあらためて認識させてもらった。
自分も存じ上げている当時の諸先輩・先生の方々の名前もちらほら出てきて少しノスタルジックな心持ちになりながら読み進めた。
生態学的ニッチを軸にこの分野がどう積み上がってきたかがわかりやすく描かれていてすごく勉強になった。でも、最後に大崎先生が実は自分としては逆の順番で把握が進んでいった、とあり、なるほどと思った。
緑の世界仮説、天敵不在空間、繁殖干渉、ひとつひとつのキーワードがうまく掘り下げれれていて読み進めるのが楽しかった。紹介されていた西田先生と高倉さんの『繁殖干渉』も近く手に取りたい。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01426287
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ダーウィンやメンデルの他、近年までの著名な研究者が築いた生態学の歴史を辿る。様々な生物が生き残りをかけて居場所を求め続けてきた。その結果起きた進化や変化は一見すると奇異にうつる。しかし研究を進めると合理的で隙のない策略が見えてくる。
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生き物の居場所=ニッチは繁殖干渉で決まるのか、天敵不在空間を見つけたことで決まるのか。さまざまな角度から検証する。
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生き物は、天敵から逃げたり、隠れたり、立ち向かったりして、自らの「居場所」=ニッチを確保している。その巧妙な仕組みを解説。
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生物の棲み分け、それぞれ固有の居場所ニッチについて考察する。ダーウィンの進化論から実は生き物は他種と生存競争はしていないということまで。天敵不在空間にクラス生物を追った一冊。筆者は蝶類が専門。