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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

執着しないに執着した後

2024/05/02 05:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

現代ものを書かせるとやっぱり上手いなぁってしみじみ思わせる作品
そこにあるような場所での恋の話
地方の会社に勤める園田と
本社から出向してきた藤木
園田の「上善は水のごとし」をモットーにして生きている理由は
その生育環境にあるのは確かです。
(仕方ないこととはいえ、両親は無神経な感じがします。
母親の言動は特に不快にすら感じた)
子供の頃のトラウマはなかなか払拭できないし
執着することをしないようにすることに執着してしまっているような園田に
激しい執着心と切なさを感じます。
藤木の「好き」はもう端々にあふれていて年下の強引さも合わさって
それが園田の心をゆっくりと動かしていくのがわかるのが切なく嬉しい
「期間限定」から始まった関係はゆっくりとそして確実に動いていっている。
園田の家を訪れる三毛が良い仕事したなぁとしみじみ。
恋の話を読ませてもらいました。

本編は園田視点からの描き下ろしの藤木視点はにまにまして読めます。
そしてSSがまた良いです。
園田の執着心を如実に表していて、二人の幸せな時間がそこで作られて行くのだろうと思わせてくれて
良い読後感でした。

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電子書籍

あたたかい気持ちになりました

2024/02/24 18:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

さびしい気持ちを抱えた園田が、東京から出向してきた年下の藤木くんと期間限定て付き合ううちに、寂しい過去と向き合うことができ、一歩踏み出すお話。去るもの追わずの園田が、三毛猫の消息を伝えたいと、東京へ帰る藤木くんを追いかけるところが切なくなった。

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紙の本

「最初から、藤木君がここにいる間だけ付き合うって言ったよ」本文より。

2024/01/20 10:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る

「期間限定で始まったはずの二人の恋は? 年下攻リーマンラブ」帯より。

ネタバレがあります。

●親会社から期限付きで出向してきた25歳の攻め・藤木 瞬
●零細企業に中途採用で入社した30歳の受け・園田真啓

「上善は水のごとし」が座右の銘の園田は、東京から二時間たらずの田舎に住むサラリーマン。勤めていた会社が東京に本社を置く大手商社の子会社となり、本社の営業部から出向してきた次長・藤木をサポートすることに。年下の上司は無愛想なのになぜか園田には懐き、仕事はもちろんプライベートでも一緒に過ごすことが増えました。

ところがひょんなことから藤木がゲ◯であること、そして園田のことを好きだと告白して・・・

雑誌に掲載された前半は受け視点、文庫書き下ろしの後半と掌編は攻め視点。

『お試し』から始まったふたりが、恋愛に対する異なるスタンスを変化させながら、本当の恋人同士になるお話です。

タイトルからもう不穏さが滲んでいるように、別れを前提に付き合う園田と、そんな考えなど微塵もない藤木の攻防が書かれています。

人や物事に執着しない園田の視点から、季節の移ろいと藤木との別れを意識する胸中の変化が切なくてよかったです。年下の彼氏、藤木が報われてよかった〜!

挿絵を担当した暮田マキネ先生が、「2人ともがんばったね・・・!!(祖母目線)」と雑誌のコメントカットに書かれていて、おおいに頷きました。

攻め視点も読みたかったので、書き下ろしで読めて大満足です。

店舗特典ペーパーは『なこすけ猫缶』です。思いがけない、なこすけとの再会に胸熱です。

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2024/02/06 10:16

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2024/01/14 21:15

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2024/01/17 14:58

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2024/01/16 18:58

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