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抜群の記憶力を持つ森口泉。
現場情報を解析し、プロファイリングする機動分析係に配属される事になった泉。
警察署内の会計課金庫から1億円の盗難事件が発生。内部犯行か…
防犯カメラには自主退職した前任の会計課長。
母親の介護施設の為の盗難か…
独自の捜査を続けていた黒瀬。
オレオレ詐欺の受け子リストに事件の真相が…
謹慎処分となった黒瀬に代わり、秘密裏に捜査を進める泉…
巨大な黒幕が…
事件は解決したような、未解決のような…
何かもやもや感が残る…
何か現実離れしているんだろうか??
何か入り込めない…
『サクラ』は、公安の隠語といいながら、ほとんど公安の登場はなし…
まだ続くんだろうか…
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「朽ちないサクラ」が面白かったので期待した続編。主人公の成長が思った以上でキャラ変に近く戸惑ったが、相変わらずの展開の速さで一気に読んだ。シリーズ化できそう。一作目の彼氏とはどうなったのかなぁ?
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事務系から刑事になった主人公。
映像記憶力がずば抜けている。
警察署内の金庫から1億近い保管金の盗難事件を調べるうちに警察庁の外事2課が絡んでいることが判明。犯人は本部長に繋がるのか?
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警察小説でも稀な部署が舞台
さすが柚木裕子、と思わせてくれる男性社会の微妙な駆け引きというか、信頼のあつさに惹きつけられます
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朽ちないサクラからの続編
ただ前作との関わりはそこまで大きくないのでこちらから読んでもおk
ただ読んでいると更に面白く読める
泉が刑事になってからの作品
推理要素、どんでん返しの要素はほとんど無し
その意味では前作よりはインパクトが薄いかもしれない
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警察の広報課から刑事になった森口泉は、黒崎警部らの推薦もあり機動分析係に配属される。
署内で会計課の金庫から一億円が紛失するという事件が発生する。
内部の犯行なのか?森口は、黒瀬警部の指示のもと、真相に突き進んでいく。
体を張った泉刑事の信念が女性なのに尊敬してしまいます。
上司部下の関係など気にせず、信念に基づき行動する泉刑事と上司の黒崎警部たち。
浪花節的にヒロインを応援してしまいます。
2024年3月24日読了。
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『朽ちないサクラ』を読んでから6年、記憶はこうも薄れるかと愕然としますが、前作を再読せずとも支障なく、続編として読み進められました。
主人公の森口泉は、県警広報課の事務方勤務から一念発起し県警を再受験、努力の末に捜査二課知能犯係の刑事へ、さらに県警捜査支援分析センターを受験し配属が決まります。決め手は、類稀なる暗記力と記憶力でした。
読みどころは、署内金庫からの現金盗難に端を発し、事件が想像以上に大きな闇につながっていく展開の引き込みにあると感じました。
飽きさせない登場人物のアクの強さと個性の書き分け、とんでもない黒幕の輪郭が加速度的に明瞭になる後半の展開、同じ組織内での不祥事隠蔽の悪と正義の対決など、柚月さん特有の熱い想い溢れる筆致で描かれていて読み応え充分です。
泉の超人的な記憶とプロファイル、一人で最も危険な場面に立たされる辺りに、少々無理がある気がしないでもありませんが、許します!(は?何様?)
警察内部の腐敗、刑事と犬猿の仲の公安(隠語で「サクラ」)の暗躍に気分も悪くなる中、泉の忠誠心と健気さに救われる思いがしました。サクラはサクラでも、やっぱり綺麗な花がいいですね。あと、偽客も嫌ですね。
女性新人刑事・森口泉の活躍と成長譚がさらにシリーズ化(前作は一作完結の積りだったbyネット記事)となるのか、今後を見守りたいです。
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一気に読み切りました。
この春に、朽ちない桜が映画化されるということで再読しました。読み返しであるにも関わらず、初めて読んだ時以上に引きずり込まれました。柚木さんの作品はどれを読んでも、読み始めから物語の世界に一気に引きずり込む引力?吸引力?吸着力?…が凄まじく強力です。そして展開の巧みさ!先が読めそうで、でも読むと自分の想像力の陳腐さに愕然とするという…そうきましたか、と思わされるのが常です。
朽ちない桜が映画化されるということで再読した時には、この作品をどんな脚本にするのだろう?と考えました。月花の桜もそう。これ、2時間に収めるにはかなり削ぎ落とさないと…なんて思いながら読みました(邪道かもしれませんが)。ぜひこの作品も、「桜シリーズ」として映像化されるといいなと思います。
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「朽ちないサクラ」の続編。
「サクラ」は公安の隠語です。最近は「ゼロ」とも言いますが…
前回、親友を公安に殺された主人公の森口泉は警察の一般職員を辞め、捜査官として事件に関わっていきます。
今回も公安が裏に潜む大きな事件。
新人のスペカン(スペシャル捜査官)である泉が1人で動きすぎではとは思いましたが、強い正義感で、大きな事件に臆せず立ち向かう泉はかっこいい。
元々アパレルにいたとは思えない勇気と行動力。
機動支援分析センターの機動分析係、という職種があることは初めて知りましたが、捜査のプロ集団という感じでとてもかっこよかったです。
上司である黒瀬や年下の里見に馬鹿にされても、めげない泉もいい。
最後は係で一つになって事件を解決に導きます。
信頼し合う仲間の姿に敬服。
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最後は少しあっけない感じもしましたが、先を読まずにはいられないストーリーでした。さらにどんでん返しがあって、機動分析係の誰か…市場か?が事件に関わっているのか…など想像したました。
柚月裕子さんの作品はいつも文章が素直で、長編でも読みやすいです。
それにしても、公安のやり方、大きな摘発のためには、人ひとりの命を犠牲にすることも厭わない…は、震撼させられました。
小説の上での話、と信じたい、です。
当然、前作の朽ちないサクラを読まずにはいられなくなりました。
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「朽ちないサクラ」のヒロイン第2作、ちょっと久々の柚月裕子。
警察広報職員から刑事になった女性が、希望していた機動分析係へ配属され、自己の能力を最大限に発揮して事件を解決に導く姿を描いています。
警察小説としてもミステリとしても楽しめ・・・いや、ホントに楽しかった!一気読みでした(^_^;)
1作目の「朽ちないサクラ」が映画化の話題も・・・ちょっと楽しみです。
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『朽ちないサクラ』に続くシリーズ第2弾。
前作を読んだのは、9年も前であり、内容も余り詳らかではないが、本作の方が断然面白いのは間違いない。
前作は、警察官職員だった守口泉が、親友が殺された事件をきっかけに警察官試験を受ける決心をしたところで終わった。
本作は晴れて警察官となった泉が、機動分析班への面接を受ける場面から始まる。失格を覚悟していた泉は、何故か面接官の黒瀬警部の一声で合格となる。
配属された機動分析班は、5人のユニークなメンバーで構成されているが、彼女は早速「スペカン(特別扱い)」という不名誉な別称を与えられる。
必死に業務に打ち込む彼女であるが、会計課の金庫から約1億円が紛失するという前代未聞の事態が発覚。
起動分析班が捜査に乗り出し、彼女の活躍が始まるが、紛失に関わる疑いが濃厚な前課長が殺され、事件現場に公安が最初に姿を現すという異例な状況が。
題名(サクラ)が示すとおり、公安が絡んだ事件に対する刑事警察の対応を描いており、公安と刑事部門との正義を巡っての相違がテーマともなり、警察という組織の矛盾を浮かび上がらせる作品となっている。
泉と黒瀬とをバディとした起動分析班が活躍するこのシリーズ、再度の登場を期待したい。
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シリーズ二作目。
刑事になり希望していた部署に配属された矢先に署内で窃盗が起こる。
誰が窃盗犯なのかと思っていたら、事件はさらに深い闇があり読み応えがあった。
あったんだけど、ちょっと泉の行動には疑問を感じる。
公安のやり方も恐ろしいけど、なんとなく泉の行動のせいで事件が微妙な結果になった気がする。
いや解決はしてるんだけど、やっぱり泉ひとりが本部長クラスに直談判するのは無理があるのでは?
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「朽ちないサクラ」の続編。
前作を読んで書いた感想に『最後のところでは話全体がシリーズ物の前日譚になってしまった感を受けた』とやや鼻白んだ記憶があり、続編は読まないつもりだったが、皆さんの★もまずまずなので手にしてみた。
警察広報職員から警察官になった泉さん。交番勤務などを経て、念願かなって捜査支援分析センターに配属になるが、その当日に、署内の金庫から約1億円が盗まれていることが発覚、という出だし。
私、この主人公がかなり苦手。
頑張り屋で特異な能力と譲れない信念を持っていることは認めるが、功を焦って前のめり、良くも悪くも空気が読めず、清濁併せ呑むには経験が足りず、集中したら周りが見えずに上司をも遮り、部署の先輩でも年下にはため口…で、物語の筋を追いつつ、ややイライラ。
ラスト、青臭い理屈で周りを制し敵のふところに飛び込んでいくが、あんなふうに黒幕に単身対峙したら、普通はあっさり消されると思うぞ。
物語としても、前半、防犯カメラの映像から容疑者を割り出していき行動確認していく流れは捜査支援分析センターという部署の特性が活かされていたが、後半は黒瀬と泉に他のメンバーが置いてきぼりの感じでやや不満。センターのメンバーは、人より何かしら得意とするものを持っている、と書かれているのに、なあ。
これも前作の感想に『天下国家のためならば市井の人間も虫けら同然ってのはなんだかな』と書いたが、サクラ=公安が絡む話になる以上、結末はスカッとしたものになるわけもなく、モヤモヤ感が残る読後感は今回も同じく。
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朽ちない桜の続編。
悪に立ち向かう芯の強い泉に好感がもてるので応援したくなる。
やはり、柚月裕子の警察物は面白いな。