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小市民シリーズのラストを飾る作品。小鳩くんと小佐内さんがどうして小市民を志すようになったのか、そのきっかけとなる事件が現在と並行して描かれます。これで完結かと思うと寂しい。進学した小鳩くんと小佐内さんのその後も読みたかったなぁ。
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20240523
こてこてのミステリーは全く読みませんが、古典部と、この小市民シリーズだけは追い続けています。
今回の事件は、これまでとは違い本当の事件(!)で、なんと警察も出てきます。
結末は哀しかったけど、最後に小佐内さんの胸のうちを少し知れた気がしてほくほくしました。
続篇はあるのでしょうか?!
ひとまず既刊も読み返します。
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身悶えしそうな出しゃばりで友人を傷つけた、だから小市民を目指した2人が、大元の見つめ直しを迫られる。
小鳩くんはただひたすらにかわいそう。傷は痛いし、古傷はえぐられるし、◯◯は来年へ持ち越しだし、◯◯されかかってるし、小山内さんの支援は最低限な上に最低だし、踏んだり蹴ったり。
それでも、それだけのことをしちゃったんだ、とある面では納得する小鳩くんの成長譚でもあったし、概ねハッピーエンドであり、青春だなあ、と本を閉じられた。
小山内さんはさらに怖え女でした。小山内さんにとっての小鳩くんは、もしかしたら◯◯かもですが、小鳩くんにとってはファムファタルもいいとこでしょう。
で、推理小説としてはもう言うことないくらい美しくて、衝撃的でした。ちょっとした引っかかりはあるのだけど、紙幅が足りるのか?と怯えるくらい最後までほぼ分からず、それでいて引っかかりは全て必要パーツで、鮮やかでした。ステキ。
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もう店頭に並んでるという情報を受けて、急いで購入。相変わらず構成がうまい。2人の始まりのエピソードと高校時代最後となるだろう事件が同時進行していく。手のひらに乗せられるように片方の事件に目付けをしていたら、もう片方の事件が解決していて、魔法にかけられたような気分になった。当たり前のことではあるのだが、タイトルのボンボンショコラはちゃんとキーとなるスイーツなのだ。それに気付いたのは読み終わって表紙を眺めているときだったが。
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いやー,面白かった.高校生編が本当に綺麗に完結したという感じです.けど小市民シリーズがこれで終わりでは余りにも寂しいので,米澤先生,古都を舞台とした大学生編あるいは浪人生編をぜひお願いします.
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今作の発売が発表された時、とても嬉しかった。秋季限定までリアルタイムで読んでいたわけではないが、それでも約10年は待ち続けた冬季限定。あらすじが出た時も、小鳩君が轢き逃げに?やばっ。小佐内さんの「犯人を許さない」のメモ?(犯人が)やばっ。と発売前から一度ならず二度も楽しめた。
春季限定から、仄めかされていた中学時代の失敗をこんなにしっかり描いてくれるとは思っていなかった。
暴かれることを望んでいない謎、というものは探偵物には、ままある。私の知る限りでは探偵たちは、そういう場合、知らないフリ気づかないフリをしてくれることが多い気がする。
が、ただの賢しらな中学生にはそんな大人な芸当は出来なかった。そもそも、謎を暴くことも出来ず、暴いたのは他人のプライベートだけ。
詳細は語られないが、小佐内さんも色々危ない橋を渡ってきては、遂に失敗したよう。
お互いの失敗を知る2人の互恵関係は、いつしか感情を伴うものに変化した。
小鳩君は、小佐内さんといる時、自然に笑うし、2人の思い出?の場所は1人でも行きたい。
小佐内さんは、小鳩君に見つけて欲しい。もしかしたら、小鳩君のために謎を用意してくれたのかもしれない。
高校時代のお相手なんて、確かに次善でしかないかもしれない。でも、このほろ苦さがさすがとしか言いようがない。
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お…おもしろい…!!!!!
大好きな小市民シリーズ。
何が好きかって、小鳩くんみたいに目で見たもの耳で聞いたものにあーだこーだ考えをめぐらすのが好きなので読んでてとても感情移入できる。
今回の『喜ぶと思ってしたことが相手を傷つける』経験、私も度々あって自分の傷を抉られるようだった…。
そう、ショックなんだよね。
でも結局、それって自分のことしか考えてないのよね。それがまた刺さる。
小佐内さんの性格も2人のやり取りも好きだーーー!!!
こういう話の、最終的に恋愛になるのか苦手なんだけど、そうじゃない絶妙な関係性を最後までありがとうございました。エモすぎる…。
一気読みしたいのに途中からもったいなくて読めなくなるほど愛しさを感じながら読みました。
過去と現在の回想がテンポよく、
頻繁に描かれた入院生活もしっかり伏線となっていて心地よかった。
素敵な物語に出会えてよかった。
また春から読み返したい。
そして、大学生編お待ちしています…!!!!!
(どうでもいいけどこのシリーズ読んでいるといい感じの店に入っていい感じの甘いもの食べたくなるよね)
余談だけど首のタオルと車椅子は殺意が現れたんだろうなぁと。
報い~は小佐内さん??それだけ気になるほんとうに小鳩くんの心の声だったのか??気になる
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遂に冬が来た!
嬉しくも寂しい小市民の高校生活が終わったのかな。
続編期待したいけど、高校生で終わってもらいたい気持ちも。
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秋期限定の時も発売までだいぶ待ったなと思った記憶があるのだけど、そんなの比じゃない15年ぶりの続編。
そんなわけで前作までの内容はほとんど覚えていないまま読んだ。
冒頭でいきなり大変なことになり、小鳩くんによる中学生時代の回想が今作のメイン。
読んでいるうちに、春期限定を読んだ時に感じたことを思い出してきた。当時の私は、小鳩くんがなぜそこまで小市民でいることにこだわるのか理解できず、いまひとつこのシリーズに入りこめなかったのだった。
でも今作を読んで、過去の自分と決別したかった小鳩くんの気持ちがよくわかった。だって、すっごく嫌な奴だもの!笑
過去と現在がリンクする謎は、適切なヒントのおかげでおおむね予想通りだったけど、サスペンス要素もあって面白かった。
ひとつ関係あるのか気になっているのが、調書の中で鯛焼きが1つになっていたこと。ただの間違い?
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小市民を目指す小鳩くんに降りかかる事件を描いた本。テンポ良く話が進んでいくので、非常に読みやすかった。
夏からテレビアニメ化もするらしいので、そちらも楽しみです。
本屋特典でイラストカードが挟まっていたのが嬉しかった。栞として使っていきたい。
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ひき逃げの事故に遭った小鳩君、
中学時代にあった同様のクラスメートのひき逃げ事件を思い出しながら、現在と過去の事件が進んでいく
それは多くの読者の希望でもあっただろう、小鳩君と小佐内さんとの出会いのお話だったりするわけで
病院でのラストの言葉が、何気なく嬉しく、これでシリーズ最終かと思うと少し寂しい
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小鳩くんと小佐内さんは小市民になれたのか?
小鳩くんがひき逃げに遭い、入院(と受験できないこと)が決まったところから話が始まる。小鳩くんは同じように3年前にひき逃げが起き、自分はその真相を明らかにしようとしていたことをベッドの上で回想する。それは苦い記憶でもあり、小佐内さんと小鳩くんの出会いでもあり、小市民を目指すきっかけでもあった——。
日坂くんのお父さんが離婚とかで表に出られない人なのかなぁ、は思った。あとコンビニの店員が犯人なのは麻生野さんと同じタイミングで気付いた。しかしそこまでである。読み返せば撒かれていた手がかりは見つかるものの、推理はできない。だからこそ、小鳩くんの、自分の推理をひけらかしたくなる虚栄心もわかる気がする。
はたしてこの2人の先に、小市民の道はあるのだろうか。小佐内さんが京都の大学に進学し(京都には小佐内さんの気に入りそうなスイーツがたくさんあるよ!)小鳩くんが追いかけたとして、2人には謎が降りかかるだろう。そして小鳩くんはその謎を解き明かすことをやめられず、小佐内さんはそっと復讐の策を練るのだ。そうであってほしい。
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遂に終わってしまった寂しさ。
相変わらず、学園探偵ものだと油断していたら最後の最後で思ったより重い話が待っていた。
今作、小鳩くんはずっと入院中。
入院生活である現在と、入院のきっかけとなった事故に似ている3年前の事件当時のやりとりとを、いったりきたりする。
3年前の事件こそ、小鳩くんと小佐内さんが知り合うきっかけとなった事件であり、過去作で小鳩くんが後悔してずっと根に持っていると語る事件であり、小市民を目指すきっかけとなった事件である。
堂島の出番が少なかったのが残念。
小佐内さんの見舞いに持ってきたものが、狼のぬいぐるみ、ボンボンショコラ、薔薇の花などで、小市民シリーズを知る人間に対して同じことを私もいつかしてみたい。
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ついに終わってしまった...エピソードゼロは大好物なのでその時点で面白いのに、過去と現実が交差するのがたまらない。ぞくぞくした。
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好きなシリーズが終わってしまった悲しみ。
二人の出会いも描かれたこれまでで一番可愛くない事件の本作。良かった。