紙の本
まさかの着地にびっくり
2024/05/05 23:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コメディタッチだったこのシリーズ、最後の最後でイヤミス的展開に。まあ、米澤さんらしいといえばそうなんだけど。このシリーズには薄かった死の気配に、ちょっとブルーになるが、意外にも爽やかなとこに着地。無事の完結。よかった。意外な密室ネタもあり、とても満足。
投稿元:
レビューを見る
これでこのシリーズは終わりなのかな?
2人が京都の大学生になった話も読んでみたいなぁ。
2人が小市民になろうとしたキッカケの過去の事件と現在の事件がうまく絡まり交互に話が展開していく。
ゆっくりと読みたかったのに続きが気になって一気に読んでしまった。
日坂姉の動機は身勝手なもので、八つ当たりだとは思うけど、日坂姉弟の気持ちもわかるのでなんとも言えない気持ちになった。
日坂くんに姉のやったとこを見せるのは、ちょっと酷かなぁと思うけど、違うのだろうか?
小鳩くんと小山内さんの2人が小市民を目指すのはそらそーだろうなぁという感じ。
私的には日坂姉弟に感情移入をちょっとしてしまったので、ラストはほろ苦いものだった。
投稿元:
レビューを見る
小鳩君が車に撥ねれら、病院に搬送された。昏々と
眠る小鳩君の枕もとには、小佐内さんからの
「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。
小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしく…。
投稿元:
レビューを見る
小市民シリーズ完結。
前作から1作スピンオフは挟んだが、「秋季限定くりきんとん事件」からは、すでに13年経っているとのこと。
でも、今作は何と小鳩君が小山内さんと下校途中にひき逃げにあってしまう。
小鳩君は重体。
全編を通して、病院のベッドの上。
小鳩君がひき逃げにあったことで、小山内さんとの出会いのきっかけになった中3の時にも起きた、同じ場所でのひき逃げ事件を思い出す。
まだ小市民ではなかった二人は、ひき逃げ犯を探そうとするが、悉く周囲の反対にあり、真実にたどり着くことはなかった。
一方、小山内さんは小山内さんのやり方で、小鳩君を気遣い、小鳩君のひき逃げ犯を探そうとする。
ラストの真相解明では、高校生相手にそんなことする?と思う場面もあるけど、離れていても小山内さんと小鳩君のコンビネーションは読んでいて、心地いい。
高校3年生と言うことで、小市民シリーズは一旦ここで終了。
小鳩君は残念ながら、浪人することになってしまったが、いつか大学生になった二人の作品も読んでみたい。
長い間、いつ出るか?と楽しみさせていただいて、本当にありがとうございました。
投稿元:
レビューを見る
文字のサイズと本の厚みにおどろいて読み始めた冬季限定。
ずっとずっと待ってた。読むことがてきて嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
読み終わって一番に思ったのは、『米澤穂信はミステリが上手い』だった。過去に起きた事件を振り返りつつ、同時進行で現在起きている事件にも迫り、かつ少年少女の未熟さも描き切るというあまりの手腕に、ラストまで読む手を止められなかった。久しぶりに一気読みをした。事件すべての解決も、その後の小鳩と日坂のやり取りもとても良かったけれど、でもやっぱりラストを飾る小山内さんとの会話が美しくてずるかった。ここでいちごタルトを持ち出す小鳩くんも、これからの話で返す小山内さんも、二人の関係が最終的にこういう形で収まるのは本当にずるい…。
投稿元:
レビューを見る
正直、冬期はもうないのかなあと半分諦めていたので発売が発表されたときはとても嬉しかった。気になっていた、二人が小市民を目指したきっかけも知ることもできて良かった。
今回はスイーツ度がちょっと低かったのが残念。
投稿元:
レビューを見る
読み終わっちゃった…
小市民終わっちゃった…
寂しさもありつつ、シリーズの締めに相応しい満足感でホクホクしまます。
苦々しさは想定してたけど、キュンは予想外だったので、思った以上にくらってしまって、ときめいちゃいました(笑)
それの表現がお上手ですしね
あと、マカロン除いてシリーズのタイトルが四季を一周するけど、タイトルだけにならずに、物語としてラストの冬季限定読んだら、はじまりの春季限定に繋がっていく、かつ、新しい春にも続いていくところが、シリーズ構成としてすごいなぁ、春から通して読み直さなきゃって思いました。
そういうのも含めて、今年の今のところので私的ベストな本でした。
投稿元:
レビューを見る
小市民シリーズのラストを飾る作品。小鳩くんと小佐内さんがどうして小市民を志すようになったのか、そのきっかけとなる事件が現在と並行して描かれます。これで完結かと思うと寂しい。進学した小鳩くんと小佐内さんのその後も読みたかったなぁ。
投稿元:
レビューを見る
もう店頭に並んでるという情報を受けて、急いで購入。相変わらず構成がうまい。2人の始まりのエピソードと高校時代最後となるだろう事件が同時進行していく。手のひらに乗せられるように片方の事件に目付けをしていたら、もう片方の事件が解決していて、魔法にかけられたような気分になった。当たり前のことではあるのだが、タイトルのボンボンショコラはちゃんとキーとなるスイーツなのだ。それに気付いたのは読み終わって表紙を眺めているときだったが。
投稿元:
レビューを見る
いやー,面白かった.高校生編が本当に綺麗に完結したという感じです.けど小市民シリーズがこれで終わりでは余りにも寂しいので,米澤先生,古都を舞台とした大学生編あるいは浪人生編をぜひお願いします.
投稿元:
レビューを見る
今作の発売が発表された時、とても嬉しかった。秋季限定までリアルタイムで読んでいたわけではないが、それでも約10年は待ち続けた冬季限定。あらすじが出た時も、小鳩君が轢き逃げに?やばっ。小佐内さんの「犯人を許さない」のメモ?(犯人が)やばっ。と発売前から一度ならず二度も楽しめた。
春季限定から、仄めかされていた中学時代の失敗をこんなにしっかり描いてくれるとは思っていなかった。
暴かれることを望んでいない謎、というものは探偵物には、ままある。私の知る限りでは探偵たちは、そういう場合、知らないフリ気づかないフリをしてくれることが多い気がする。
が、ただの賢しらな中学生にはそんな大人な芸当は出来なかった。そもそも、謎を暴くことも出来ず、暴いたのは他人のプライベートだけ。
詳細は語られないが、小佐内さんも色々危ない橋を渡ってきては、遂に失敗したよう。
お互いの失敗を知る2人の互恵関係は、いつしか感情を伴うものに変化した。
小鳩君は、小佐内さんといる時、自然に笑うし、2人の思い出?の場所は1人でも行きたい。
小佐内さんは、小鳩君に見つけて欲しい。もしかしたら、小鳩君のために謎を用意してくれたのかもしれない。
高校時代のお相手なんて、確かに次善でしかないかもしれない。でも、このほろ苦さがさすがとしか言いようがない。
投稿元:
レビューを見る
遂に冬が来た!
嬉しくも寂しい小市民の高校生活が終わったのかな。
続編期待したいけど、高校生で終わってもらいたい気持ちも。
投稿元:
レビューを見る
秋期限定の時も発売までだいぶ待ったなと思った記憶があるのだけど、そんなの比じゃない15年ぶりの続編。
そんなわけで前作までの内容はほとんど覚えていないまま読んだ。
冒頭でいきなり大変なことになり、小鳩くんによる中学生時代の回想が今作のメイン。
読んでいるうちに、春期限定を読んだ時に感じたことを思い出してきた。当時の私は、小鳩くんがなぜそこまで小市民でいることにこだわるのか理解できず、いまひとつこのシリーズに入りこめなかったのだった。
でも今作を読んで、過去の自分と決別したかった小鳩くんの気持ちがよくわかった。だって、すっごく嫌な奴だもの!笑
過去と現在がリンクする謎は、適切なヒントのおかげでおおむね予想通りだったけど、サスペンス要素もあって面白かった。
ひとつ関係あるのか気になっているのが、調書の中で鯛焼きが1つになっていたこと。ただの間違い?
投稿元:
レビューを見る
小市民を目指す小鳩くんに降りかかる事件を描いた本。テンポ良く話が進んでいくので、非常に読みやすかった。
夏からテレビアニメ化もするらしいので、そちらも楽しみです。
本屋特典でイラストカードが挟まっていたのが嬉しかった。栞として使っていきたい。