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【本は非常口。いつだって、逃げていいんだよ。】不登校を乗り越え、通信制高校に通う沙羅。そこで再会した幼なじみの万葉は、本が大好きな青年だった。本が結ぶ瑞々しい青春小説。
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一言で言うと『好き』です。
万葉と沙羅、そしてその周りの登場人物かそれぞれ何かしら困難をかかえている。でも当人以外はそんな風に見えてない。普段生活していてもみんな感じる一場面。それでも転換のタイミングで出てくる本たちがいずれも読んでみようと思わせるのは絶妙でした。
そして、私がこの本の中で線をひいたのは
『好き』という佑月の気持ちには、きっと虹のようなグラデーションがある。どれかの色が好きとあうのではなく、七色の虹が好きなようだ。
の部分。この本の中でもLINEだけじゃなくて電話する場面とかで表現されてるように、文字だけでは伝わらない、伝わりにくい言葉ってあるからこそ、やっぱり実際に会って顔を見る、声を聞くってことは重要なのだと改めて気付かされる内容でもありました。
最後にポメラニアンとビーグルの挿絵がなんともかわいらしいので見逃さないでください!
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通信制の高校に進学した沙羅。その高校で小さい頃近所に住んでいた万葉に偶然会う。今は叔父と住んでいるという。沙羅は買い物がてら万葉の叔父が営んでいる古本屋に行き、万葉が昔沙羅の家に置いてあった『わたしとあそんで』を返した時に自分の気持ちを万葉に話すのだった。
万葉、沙羅、叔父さん、同じ高校に通う佑月など出てくる人達皆んなが悩み、自分の弱さを抱えて自分の道を進む姿に感動する。
勿論『廃市』『砂の城』の他にも文学作品が出てくる。
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今も十分に面白いけど中高生のときに読みたかった。勉強して偏差値上げて大学行く以外の生き方があることを学生の時に知りたかったし、本をもっと読んでおきたかったな。
本当にまわり道が一番近い。
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迷える青春時代から遥か遠くに来てしまったので、まどろっこしく感じました。
真っ只中の方にお勧めします。