- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |
自分自身の価値を築き上げる事や理想世界実現の為の追求と50年余り貫かれた純愛+囮捜査…な壮大な人生大河ドラマ的であり、ファンタジーであり、サスペンスでもある…珠玉の娯楽作品だと読み終えた時に思いました
2025/01/08 18:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
一迅プラスでコミカライズ版を偶々読んだのがキッカケで、ちょっと面白そうと興味が湧いて…
原作小説を確認したら1冊で完結してる感じだったし、
複数冊になるだろうコミカライズ版を買うよりも安上がりだろう、ってのと、
丁度特価と割引クーポンで半額以下買えるタイミングが先月12月中旬に巡って来たんで購入。
読む時間が取れたのは年明け正月過ぎてからになったけど、
実際に読んでみて…
読み始めの第一印象的には、読み易い、さくさくテンポ良く読める文章だな、というのと、
この原作小説を読む前段階で、コミカライズ版は第6話まで読んでいたんだけど、
この原作小説の内容を、コミカライズ版では、ああいう形に時系列的に再構成して描いているんだな…
みたいな事も思いながら…。
で、更に読み進めて…
コミカライズ版の第6話までの段階だと、
話はほぼ、ルナと死霊魔術師カーンの2人の関係性と生活光景の話、とルナが死霊魔術師に買われる前段階の、
商品として各種教育や訓練を受けていた時の光景…で、
やっとこの原作小説冒頭部分でルナに声をかける騎士コンラートが出てくる形だけれど…
原作小説では、騎士との対話の中で、色々なルナの過去経緯が色々と語られる形式…、
かつ時々、ルナ以外の別キャラ視点や作者または俯瞰視点での話が挿入されたり…という形で、
作品の全体像が少しずつ見えてくる形…
ってことで、ルナが語る話の中に、師匠の死霊魔術師以外にも、
街で知り合った、ルシアナ、ラト、キリアン…という3人が出てきたり…。
物語が前半から中盤に入る頃から、物語展開が動き始め…
死霊魔術師が人買いからルナを買った「弟子にする」というのの背後にあった真の目的…
だが、ルナと一緒に師弟生活を共に10年とか過ごす内に、気持ちに変化が起こり…。
一方で、ラト達がルナに接触していた裏の理由…そして、
良かれと思って行動した結果が…不幸なすれ違い悲劇的な…切ない展開になったり…。
師弟愛、家族愛、恋慕の情…そういうのが見え隠れする物語展開にシフトし、
かつ、理想や目的の追求と、現実の状況…な対比構図。
「不死の王が血を飲まずに済む方法はありますか?」師匠の霊魂を呼び寄せての最後の涙問答顛末。
ラーマ国王都から遙か西のバヌクートへ…吸血衝動と飢餓感に耐えながらの葛藤の旅路。
師匠の師匠…大魔導士ローガンとの出会い後の問答と弟子入りの条件。
修行の日々30年経っても…。
一方で、ラトと腹心キリアンのこの30年間…理想世界実現の為、走り続け、まだまだ走り続ける…。
更に10年経過、バヌクートへ来てから40年後、遂に…。
で、コレからどうするか…の件と、大師匠のカッコイイ生き様。
人生の原点的な館で…50年以上振りの再会。
暫くの滞在と、その後…。
何十年も放棄していた王妃の仕事を果たす時…。
物語が9割位まで来て、やっと、あぁ、なるほど、そういうアレだったんだな、
と物語のほぼ全貌が分かる感じになっていて、
その後は、その流れの決着と、エピローグ以降はその後の光景を見せて、物語を締め括っていく流れ。
読み終えてみて、上手いな、と…
壮大な人生大河ドラマ的であり、ファンタジーであり、サスペンスでもある…そして貫かれた純愛+α
…この完成度なら、ほとんどこのままハリウッド実写映画化とかも、
出来るんじゃないか、的な。
あと、ラストのエンディングは、もう1つ別のが用意されていて、
出版社のサイトでアンケートに回答すると読める仕様…で、ソレも読ませて貰って…ソコまで含めて、
純粋に面白く楽しめて、大満足です。
泣けた~~~!!
2024/09/25 02:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王が衰えをみせてきた頃生まれた反乱軍が、大量のアンデッドに襲われる。
そのアンデッドを操る術師を王国軍も反乱軍も探していて、とある騎士が王都で死霊魔術師と噂の魔法使いの弟子らしき少女を捕まえる。
元は人買いに売られたという少女の語る人生の話。
こんなタイトルでこんなあらすじだけど、めちゃくちゃ泣けた。
ルナが本当に魅力的で格好良くて美しい生き様だった。
人は平等じゃないと言い切って、与えられた状況下で最大限の努力をする。
自分の価値を高める努力は惜しまないが、人を貶めることを考えないルナはものすごく高潔だったね。
そしてルナとラトの純愛ぶりに泣かずにはいられなかった。
ローガンはともかく、ラトとの最期の会話はほとんどカッコつけだったように思う。
ルナが何度も衝動と誘惑に負けそうになったのと同じように、ラトもきっと何度も未来と老いの不安と戦っただろうし、ルナが共に生きてくれるなら永遠を望むことすら迷っただろうと思う。
カッコつけの男だからこその純愛で本当に泣けちゃった。
駄犬さんブランド本当に良質で困ります。
今作もとても良かったです。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |