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鶴さんのレビュー一覧

投稿者:鶴

88 件中 1 件~ 15 件を表示

もう一度、ここ30年の小説を振り返ってみたくなる。

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高橋さん、斎藤さんのお2人の対談集、となれば、読まずにいられない。
2011年からその年の小説を語り合った対談記事が掲載されており、取り上げられる小説は当時話題になった小説、賞を取った小説、人気作家の小説などが中心なので、小説好きの人なら実感を伴って読み進める事が出来ると思う(特に編集部の選書は一般的知名度も重視されていて◎)。高橋さんの選書は個人的好みにより若干の偏りはありそうだが、変にマイナーな作品を登場させないところは親切だ。

2022年から振り返って、ではなく、その当時1年を振り返って行われていた対談なので、時代感覚がそのまま語られている。2011年からの記事を掲載したのも、やはり2011年の東日本大震災が日本中に与えた衝撃の大きさゆえだろう。


編集の問題か、最初数年分の対談に「(笑)」が多すぎて嫌な気持ちがしたが、あくまでも批評家目線なので、ということか。

高橋さんは「女」を持ち上げる分にはフェミニズム的にOKでしょ?という姿勢がやや透けてみえて、何度も「男には書けませんね」「女だから書けますね」といった視点で小説を語るところが気になった。「男」や「女」という性別を消し去ることは出来ないにしろ、小説という形態を取ってもなお肉体を意識させられなければならないことに脱力しそうになった。斎藤さんも一度はツッコミを入れているが……。

対談の最後は、コロナ禍の小説。未だコロナ禍真っ只中にいる私たちにはまだまだ客観的資料、視点が足りないが、だからこそ書ける、書かなければならないものが小説なんだなと改めて感じさせられた。新作もどんどん読んでいかないと。

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大村さんを知ることのできる1冊。

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大村さんの編曲した作品が好きで、購入。

まえがきにあるように、インタビューに答えてくださった方が多く、インタビューを中心とした構成となっているため、大村作品よりも大村さん自身の人柄に焦点が当てられている。正直お亡くなりになった直後ならまだしも、今大村さんに注目するなら人柄と同じくらい大村音楽の特徴や作品解説、分析にページを費やしてほしい……とやや惜しい気持ちに。

ただ、これだけ多くの方のインタビューが集まると、それぞれの様々な見方があって面白かった。なかには大村さんのアーティスト的気質から彼自身に辛辣な意見を持つ人もいて、沢山のインタビューを積み重ねて読んだ分、少しだけ本物の大村さんに近づけたような気がした。

本書を機に、大村作品に関する書籍が増えたらいいな。

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どう受け取るべきか?

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岩崎宏美論、として研究書を読む気持ちで挑んだのだが、著者自身の体験がそのまま主観的に書かれている点、同時代的考察に欠けている(ゆえに、客観性に欠ける)点から、どちらかというとファンブックに近い本のように感じられた。

また、岩崎宏美論なのだから当たり前だと言われればその通りなのだが、全体的に彼女の歌声に関する考察が多く、岩崎作品の音楽的分析も含めて彼女の歌声を批評していると期待していたため、やや拍子抜けだった。そのため、今回研究書のような形態を取ったのはむしろこの本の読者層を狭める選択だったと思う。

とはいえ、著者の岩崎宏美に対する愛は十二分に感じられるので、ファンの方にはぜひ読んでいただきたい。

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試みとして面白い!

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「ラグジュアリー歌謡」という造語をもとにカラーページで80年代レコードが紹介されていく試みは実験的で面白いが、作品に関する一つ一つのコメントにムラがあり、正直半分くらいはツイッターかブログでも書き込むかのごとく大したことのない、おしゃべりのような内容が続く。軽い読み物として読むにはいいが、全体的に気合の入った作りなので、もったいない。

インタビューはどれもマニアックなものばかりで、特にQlair・プロデューサーへのインタビューは非常に貴重だと思う。プロデューサー自身が女性だったため、Qlairというアイドルを作り上げる過程で男性的目線が入らなかった(それ故の成功、失敗点あり)というお話は興味深く、Qlairの雰囲気、テーマを理解する上で重要な証言を得ることができた。

本書は2022年現在、絶版に近い扱いなので、どうか重版されることを期待する。

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紙の本たべるたのしみ

2022/07/16 08:01

ベッドで読むと、幸せに眠れる。

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甲斐さんが好きなので、購入。どちらかというと母と同世代の方だけれど、幼い頃の気持ちや好きだったものを大切に守りながら、日常に溢れるときめきを優しくすくい取る甲斐さんに共感しつつ、憧れている。

パンケーキを食べたり、珈琲を飲んだりすることは、私たちの日常にある。けれど、甲斐さんの眼差しはその日常を輝かせ、味わい尽くすことの幸福に浸らせてくれる。これからの人生、何度も読み返したいと思う。

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これこれ!

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ネットに溢れる80年代アイドルの情報は大方80年~86年あたりまで(松田聖子や中森明菜、斉藤由貴など)に集中しており、「アイドル冬の時代」といわれる87、88年以降の情報は極めて少ない。そんななか、本書はその80年代後半、とりわけおニャン子クラブ以降の10年間を追っている点で、80年代アイドルを知るための貴重な資料といえる。

winkの相田翔子をはじめ、当時活躍していたアイドルたちのインタビューから、年表、テレビやアイドルソング、方向性の変遷などがまとめられている。ページ数が少ないながら、要点を掴みやすい作りとなっているので、大づかみではあるが「アイドル冬の時代」を理解することが出来た。

個人的には歌を愛しているアイドルが好きなので、本音をさらけ出しているインタビューにはやや落胆させられたが、本人の意向とは異なった形で売り出され、アイドルを目指していないにもかかわらず、歌を歌わされていたことを思うと、精一杯夢を見せてくれていただけでも感謝しなければなるまい。

80年代アイドルが平成~令和にかけて再流行している、とは聞くものの、80年代前半と後半ではアイドルの生きる「時代」が異なっており、一緒くたに出来るものではないということが再認識できた。

80年代だけでなく、アイドル研究に関心がある方にはぜひお勧めしたい。

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少し料理上手に近づいたかな?

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6人の料理研究家さんが和食や洋食、炒め物などジャンル別に「得意な料理」を紹介されている点に魅かれて、購入しました。ハンバーグや豚の角煮など基本的な料理が多いのですが、だからこそ改めて細かなコツや手順を知ることで、普段の料理もひと味美味しく作れるようになったように思います。特に、ハンバーグとかぼちゃの煮物は重宝しています。これからも何度もページを開くことになるであろう一冊です。

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こういう本を望んでいました。

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雑誌『天然生活』のなかでも料理のページが一番好きなので、迷わず購入しました。
味噌をはじめとした発酵食品やだしの作り方など基本的なことが書いてあるのですが、いつもより丁寧に、少し時間をかけるだけで普段の料理がこんなにも美味しくなるんだなぁとしみじみ感じております。料理初心者の方にも、また料理好きの方にも、お勧めしたい一冊です。

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紙の本返事はいらない 改版

2022/07/03 09:20

読みやすい。

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いつも通り考えられた文章なので、読みやすかった。
とはいえ、やや深みに欠けた内容なので、10代の頃に出会っていたらなぁと思う。
面白いんだけど、『火車』を読んでいた時のような、それ以上のものが欲しい……。

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うんうん。

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いとうあさこファンなので、聞いたことのあるエピソードが多々ありますが、それもまた家族と昔を振り返っているような面白さがあって良かったです。「だから一人はいやなんだ」と言いつつも、何だかんだ周囲の人に愛されているあさこさんが好き。

一気読みより、出勤前や寝る前に少しずつ読むのに向いていると思います。

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あの頃の日活スター!

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1960年代の日活で、快活な笑顔が素敵な青春スターとして活躍されていた浜田さん。
その後の世代には、アイアンキングの印象が強いのでしょうか。

本書では彼の幼少期時代の話から、現在にいたるまでを詳細に語りつつ、これから先の未来、「老い」をテーマにしたお話についてもページ数を割いています。彼とともに青春時代を過ごした層を主な読者と想定しているため、ということもあるのでしょうが、それ以上に今後も精力的に活動していきたいという浜田さんの意気込みが感じられる前向きな自伝でした。

事故後は大変お辛い思いをされたでしょうに、当時のことを卑屈にならず、素直に書かれている文章を読んで、やはりあの時の素敵な笑顔は彼の明るい心から生まれたものだったんだなぁとしみじみ思い知らされました。今はサブスクで鑑賞できる映画作品も多いので、また改めて浜田さん主演映画を観たいと思います。そして、今後の活躍も楽しみにしております。

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悩みながら。

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ここまで長く続くと、まったく同じ作風で書くのは難しいし、変わらざるをえないとは思う。
一方で、1巻から13巻までを繰り返し読んできた私には、13巻あたりで分岐点に差し掛かり、そして今回の14巻で日常を飛び出してしまった気がする。

家という狭い世界のなかで、いかに物語を展開させるのか。そこが魅力であり、挑戦であった気がする。

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何度も読み返したい。

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たかぎさんののんびりした絵柄が好き。
やはり漫画は、絵の巧拙だけでは評価できないんだなと思う。

これまでのシリーズもその都度購入してきたけれど、旅シリーズよりも
こちらの方が好きかもしれない。思い出や記憶を辿りながら、
日常のなかにある食の楽しさや喜びを見つけているたかぎさんの姿が良い。
等身大のエッセイ漫画。

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紙の本金曜日の本

2021/06/03 10:50

吉田さんのエッセイは良い。

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エッセイは、時折退屈な雑談になりかねない。よっぽどその人を好きでないと、読んで居られないこともある。しかし、吉田さんのエッセイはどれも白湯を飲んだ後のように、ゆっくり身体に染みわたってくるような温かさで語り掛けてくれるので、安心して読める。私は夜、柔らかいオレンジ色の光のもとで、あんこを作りながら読みました。

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紙の本へそまがり

2021/06/03 10:47

好き。

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NHKの番組で拝見し、「本が好きな方なんだな」という印象は持っていたが、ある時美容室で読んだ雑誌に掲載されていた菊池さんのエッセイを読んでとても心惹かれたので、本書を購入してみた。読みながら、何度も涙した。痛い、悲しい、一言では片づけられない気持ちが丁寧に、正直に書かれてあって、読むごとに菊池さんが大好きになった。産後、家に帰っていくお母さんの姿に泣いた場面が印象深い。菊池さんは子どもの心もきちんと覚えていて、そのまま大人になった人のように思う。

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