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hiroyukiさんのレビュー一覧

投稿者:hiroyuki

165 件中 31 件~ 45 件を表示

紙の本

今日に繋がる監督たちの映画

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1990年代の日本映画ベスト・ワンは、「月はどっちに出ている」である。面白い作品だが、10年間に生み出された映画のベスト・ワンとまで言えるかどうかは疑問。しかし、この時代は作家の個性も際立っていた。10位以内に、北野武監督作品が3本も入っているのが凄い。2本が周防正行監督。その他、1本づつだが黒沢清監督、阪本順治監督、宮崎駿監督、石井隆監督、16位には三池崇監督(「DEAD OR ALIVE)の名前も見え、さすがに時代が近いだけに殆ど今日まで活躍している監督たちである。

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紙の本

良質だが地味な印象

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1980年代日本映画ベスト・ワンは「家族ゲーム」となった。作品自体は良いのだが、80年代のベスト・テンは2位「ツィゴイネルワイゼン」と「ゆきゆきて、進軍」、6位「颱風クラブ」、7位「転校生」、9位「Wの悲劇」、10位「どついたるねん」、以下「さらば愛しき大地」、「鉄男」、「泥の河」、「ションベンライダー」となっている。良質な作品であることは言うはまたないが、全体的に小粒で地味な印象。興行的に大ヒットした作品は少ない。

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紙の本

長谷川和彦監督は映画を撮れない

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1970年代日本映画ベスト・ワンは、「太陽を盗んだ男」である。2位が「仁義なき戦い」で、どちらがベスト・ワンでもおかしくない面白さであることは確かだ。ただし、この映画の監督は両極端の軌跡をたどる。即ち、深作欣二監督はこの映画の大ヒットを受け、シリーズを連作した後、やくざ映画の範疇から大飛躍し、時代劇、SF、コメディ、文芸映画等々あらゆるジャンルの映画に手を出し、日本映画を代表する売れっ子監督になったのに対し、長谷川和彦監督は、1作目の「青春の殺人者」が1976年のキネマ旬報ベスト・ワン(この70年代では11位)となり、2作目がこの作品。ワンツーフィニッシュの映画を世に送りながら、この作品を最後に映画を撮っていないのである。日本映画界は彼の才能を遂に生かすことが出来ず、埋もれさせてしまった。これが残念でならない。

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電子書籍

平沢貞通氏は犯人ではない

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一読すれば、平沢貞通氏が犯人ではないことが良く分かる。当時の捜査が如何にずさんであったかも良く分かる。刑法改正前で、とりあえず自白させてしまえば何とかなると捜査関係者は思っていたのだろう。当時の弁護士も有能とは言えず、死刑判決となった。裁判長も予断があったとしか思えない。当時は犯行の大胆さ、死者の数から、とにかく犯人を検挙しなければと焦りもあったのだろう、マスコミを含めて世間皆、冷静さに欠けていた。これほど歴史に残る大事件として、後々まで騒がれるとは誰も思っていなかったのだろう。

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紙の本

紙の本永山則夫 封印された鑑定記録

2017/12/24 13:52

人間の根源

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永山則夫。事件が起こったのはまだ自分が小さい頃だが、連続射殺魔として社会を震撼させた名前として、忘れられない名前だ。その後、この事件の判決が死刑の基準とされ、無知と極度の貧困が事件を生んだと被告自ら主張したと記憶している。
 鑑定記録を書いた石川先生が、これほど精緻に彼と彼の一族を調べていたとは、どんなドキュメンタリーより素晴らしい内容だと思う。そして、永山の肉声テープと獄中の写真は、多分堀川恵子氏のこの本がなければ、永遠に埋もれてしまっただろう。
 事件から20数年後永山の死刑は執行されるのだが、その時の彼は事件当時とは殆ど別人格の人物になっているのだが、国家は死刑を命じた。しかし、どのような理由があれ、突然何の罪もなく殺された人が4人いた事実もある訳で、その遺族もいる。遺族は満足したのだろうか。
 貧困と子供への虐待の連鎖は、40数年経った現在も変わらず社会問題になっており、こうした若者たちの理不尽な殺人事件も後を絶たない。

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紙の本

紙の本映画のなかの御茶ノ水

2017/12/24 13:23

御茶ノ水に40年

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大学以来、職場も御茶ノ水にあるため40年以上ここに通っている。学生時代は、映画研究会に属していたため、是非とも欲しかった一冊。古い地図や写真も掲載され、興味深く、大体知っている場所なので非常に面白く読めて。しかし、逆に言えば御茶ノ水に馴染みのない人には、全然面白くないとも言える訳だ。

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紙の本

産科医療の崩壊を招いた警察と検察の罪

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産科医療の崩壊を招いたといわれる「大野病院」事件、その裁判の顛末を描く。地方の産科医療を1人で担っていた誠実な医師が突然逮捕され、既にその時点でその地方の妊産婦は行き場を失う事態となる。
 その医師を救うべく立ち上がる弁護士たち、産科の知識を習得し、警察、検察に挑む。このあたりの描写はワクワクして、感動的である。警察、検察は何のために彼を逮捕し、訴訟にまでしたのだろうか。自分たちの点数稼ぎとしか思えない。無知で馬鹿な地方の警察、検察は、日本の医療のことなど全く考えていないのだろうね。結果的に裁判で無罪になり、医師が医療の現場に復帰できたことはせめてもの救いだが、誰が得をしたのか、無駄な2年半だった。しかし、この冤罪の責任は警察、検察には問われないのである。

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紙の本

日本人皆を笑わせて素晴らしい人生

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小松政夫の書いた「昭和と師弟愛」は、文字通り弟子から見た植木等を描いて愛ある著書だったが、今作は本人にインタヴューを行い、植木等の自伝に近い内容。両作は当然、重なるエピソードも多く姉妹編と言っても良いかもしれない。「昭和と師弟愛」の時は多少弟子としての(尊敬の)バイアスがかかっているかと思っていたのだが、この本を読んでも植木等という人は、本当に芸能人には珍しい裏表のない良い人で、質素で本当に真面目な人だったと改めて認識できる。昭和の時代、日本人皆を笑わせ、明るくさせて、未来に希望を持たせた素晴らしい人生だった。

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紙の本

紙の本映画監督、北野武。

2017/11/05 14:26

北野武監督の全貌に迫る

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まだ映画に関わる前、ビートたけしとして人気絶頂の頃でも、今日の北野武監督の活躍を予想した人はまずいないだろう。ベストテン級の作品を連発し、間違いなく日本映画史に残る監督の一人になったのだから、大した才能である。この本は、そんな北野武監督の全貌に迫るファン必読の一冊。インタビュー、作品・人物評等により多角的に北野武監督を捉える。

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電子書籍

若き日の石上妙子と厚田巌夫が恰好良い

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本編(?)の「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズで、過去に結婚していたとされている、石上妙子と厚田巌夫の出会いとなった若き日の猟奇事件を描く。エピローグでは、妙子に衝撃の事実が発覚するのだが、このことは本編のシリーズでは語られていなかったので、この後どうしたのだろう。犯人も逮捕される描写がないので、この若き石上妙子の話も to be continued... でシリーズ化されるのだろうか。

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紙の本

明治維新の見直しを図る

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明治維新、薩長政権の見直しを意図した著書の出版が近年は盛んだ。この本もそんな一冊。逆に最後まで官軍(と称した薩長藩)に抵抗した会津藩の正義が評価されている。
 しかし、現在の安倍首相も長州な訳だから、明治維新の呪縛は現在まで連綿と続いていることになる。来年は明治150年ということで、政府は様々な記念事業を行うようだが、本当にその美化は止めてほしい。会津や奥羽越列藩の気持ちを考えろよと言いたい。

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紙の本

原爆投下は戦争犯罪

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著者は、今年原爆で全滅した桜隊の悲劇を扱った『戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇』を発表したが、その下地となっていたのが本作。というより、本作があって、桜隊の悲劇に行き着いたというべきか。
 偶々この本を読み終わった後、本作の主要人物のひとりである佐伯敏子さんが亡くなったことを新聞記事で知った。ご冥福をお祈りしたい。
 しかし、広島と長崎、一般民間人が多数住んでいる場所ヘの原爆投下は、ドイツのアウシュビッツ以上の裁かれるべき戦争犯罪だろう。

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紙の本

鎌倉時代から続く名家の歴史

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タイトルは「西郷隆盛・維新編」となっているが、古代縄文・弥生時代から書き起こされ、「薩摩の国および島津家の歴史」が延々と述べられる(その意味は後に明かされるが)。そのため、実際に西郷の話が始まるのは、文庫本で半分以上も過ぎた、第八章「島津斉彬と西郷隆盛の日本改革」からである。もちろん、鎌倉時代から続く名家が明治維新を成し遂げるその軌跡を描くためなので、著者の意図は十分伝わり、面白かった。

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紙の本

原田伊織版「燃えよ剣」

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新撰組の成り立ちから、五稜郭での土方歳三の死までを描く。これは、司馬遼太郎の名作に対抗した、原田伊織版「燃えよ剣」と言える。

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紙の本

PL教団の問題点

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あのKKコンビ他多数のプロ野球選手を輩出した名門PL学園の野球部が廃部になるというニュースを耳にした時は、本当に吃驚したものだ。その背景が分からなかったのだが、本書を読んで良く理解できた。野球部の度々の暴力事件等内部にいろいろ問題を抱えていたのは分かるが、何処の学校でも(表面に出ないだけで)あることだろう。やはり宗教系の学校は、恐ろしいという結論になる。

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