Don Juanさんのレビュー一覧
投稿者:Don Juan
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2017/10/13 22:47
スペイン語学習万歳!
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英語の学習情報は巷に溢れていますが、スペイン語の学習情報はなかなかありません。しかも、岩波新書で読めるなんて!スペイン語学習者としては、スペイン語の基礎知識が盛り込まれたり、大変満足な内容でした。又、米文学の翻訳者である青山氏がスペイン語の必要性を感じ、60歳にして留学を決意したくだりは素晴らしいと思います。トランプ大統領がメキシコ・米国国境に壁を築こうと画策したり、不法移民として中南米からの米国住民を排除しようとているようですが、米国文学への中南米スペイン語の影響の大きさがよくわかりました。是非、スペイン語留学に出かけてみたいと思いました。
紙の本楽園への道
2017/05/27 20:27
ゴーギャンとフローラ・トリスタン及びペルー
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楽園を探し求めていた画家ゴーギャンが、一時期ペルーで過ごした時代があったことを初めて知りました。また、女性と労働者との団結により社会正義の実現、楽園の実現を目指していたゴーギャンの祖母フローラ・トリスタンもまたペルーでの滞在がぞの人生の方向性に影響を与えたことを初めて知りました。ゴーギャンとフローラ・トリスタンの楽園を追い求める人生が並行して展開されていきます。ペルーのそして世界の最高のストーリー・テーラーであるマリオ・バルガス・リョサの巧妙かつ重層的なストーリーの展開に酔いしれました。
2016/07/31 20:43
異文化共生
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グローバル時代と言われている今、ヘイトスピーチや慰安婦問題など、日本と韓国・朝鮮との課題は山積している。しかしながら、江戸時代という鎖国時代と呼ばれている時代に、朝鮮との誠信外交が行われていたということに、驚きであった。今、その姿勢に多くを学ぶべきではないかと多くを考えさせられた。
2016/07/14 22:54
戦争は正当化できるのか?
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著者のセプールベダは、スペインによる中南米のインディオに対する征服戦争は正当であることを、ギリシア哲学やキリスト教(カトリック)の観点から論証しようとしています。現代においても主に欧米の観点から戦争の正当性が主張されていることを、本書を読んで考えさせられました。是非、セプールベダの論敵ラス・カサスの著作、特に「インディアスの破壊についての簡潔な報告」と一緒に読まれることをお勧めします。1550年代にこのような論争が繰り広げられたことが、大きな驚きでした。
2016/07/10 16:05
めざせ通訳!
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スポーツ通訳、エスコート通訳など、様々な通訳について紹介されていて興味深かった。扱っている言語も英語だけでなく、中国語やポルトガル語からセルビア語まで多様な言語通訳が紹介されているのが良かった。スペイン語ボランティア通訳の経験者ですが、大変参考になる内容でした。
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