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  3. shilvioさんのレビュー一覧

shilvioさんのレビュー一覧

投稿者:shilvio

86 件中 31 件~ 45 件を表示

電子書籍

33話:燃える氷惑星(17巻「燃える氷惑星」)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

地球から320光年離れた重星ベータ=アルビレオ系第2惑星は、太陽が2つあるための効果で氷河時代が80年続く。
その第2惑星にこもっているののは、ジュリアン・ティフラー21歳、ハンプリー・フィールド20歳、クラウス・エーベルハルト年齢不明、ミルドレッド・オーソンズ19歳、フェリシタ・ケルゴーネン18歳、グッキー年齢不明である。
エツタクは、オルルガンスに第2惑星に原子火災を起こさせるよう命令した。太陽に変えるのである。
ローダンの《スターダストII》はエツタクのそばに遷移し、3隻を爆破した。その後すぐにテラニアに戻った。
一方トプトルが地球に近づき、フレイト大佐になり替わったローダンが応えた。
強硬姿勢のトプトルは、6隻を爆破され、残り5隻で逃げ出した。このトリックはとてもうまくいった。
オルルガンスは爆弾をセット後、グッキーにより船から追い出されてしまった。太陽化する惑星で最期を迎えるだけである。
第2惑星には、チューリップのような半睡人が住んでおり、全員が逃げることができず50体だけがティフたちに連れて行かれることになった。
若干のテレパシーを伝える、半睡人たちのパニックの思考が哀れだ。
ローダンは《スターダストII》で遷移し、ティフたちは無事に救出された。
そしてエツタクを2隻残るまで爆破した。スプリンガーに地球が手ごわいことを植え付けることに成功した”はず”だ。

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紙の本

紙の本兄弟団の謀略

2017/07/27 00:07

510巻「兄弟団の謀略」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

・1019話:兄弟団の謀略
途中まで嫌悪感いっぱいの話だ。
兄弟団の団長サルガメクは醜い容姿であり、二匹目のスプーディが適合せず一体化していないように見えた。
理性も病んでいて、サーフォ・マラガンに困難なテストばかり行う。
読んでいて嫌になる。
しかし地元の有力者たちに兄弟団のアジトが暴かれ、ベッチデ人3人はもとハンターのソルギルに救われる。
惑星ケリヤンの総督に《マルサガン》に乗せられ、重傷のバルクハーデンと会えるが亡くなってしまった。
今後どこに連れて行かれるのかは明確でない。

・1020話:ヴィールス実験
500巻以降を読んで来て、私が胡散臭いと思う2名が登場する。
一人は、地球に帰ってきた深淵の騎士ジェン・サリクで、120歳くらいに見えるが500歳をこえている。
旧暦3587年に紛失したリバルド・コレッロの細胞活性装置を持っていた。
500巻「テラナー」の999話「帰郷」で私が怪しいと思った通りだった。しかし特にとがめられていないのが不思議だ。
ジェンはノルガン・テュア銀河の惑星クラートのケスドジャン・ドームで監視騎士団の一員として任命された。
もう一人は、謎の異星人キウープで、実験室から逃走してしまった。
キウープの実験、コスモクラートの指示で再建していたヴィールス・インペリウムが失敗し、巨大軟体動物を作ってしまった。テラニア・シティから南西450kmのショナアルで、NGZ424年10月9日以降に人命を奪う損害を出してしまい、レジナルド・ブルたちによって片づけられた。
キウープが実験するヴィールス・インペリウムには三つの究極の謎が関わっており、無限アマルダ/法/フロストルービンだ。
それはジェンによると、深淵の騎士の先駆的組織ポルレイターの規則と関わりがあると言う。そのため、NGZ424年10月15日に月から戻ったローダンは、《バジス》をノルガン・テュア銀河に派遣する決定をした。
なお、506巻「第五使者の誕生」の1012話「プログラミングされた男」に登場した、惑星ジャルヴィス=ジャルヴの輸入管理官ブルーク・トーセンは地球に連れてこられていた。セポ=アトフィスの潜在的工作員として、診察・治療を受けていた。

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電子書籍

32話:無限への散歩(16巻「ロボット皇帝の反乱!」)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とても味わい深い話で、電子版ではなく文庫版で持っていたい。

途中のあらすじで、地球のスパイ・ロボットは一掃されたとあり、前話から進んだことが分かる。もうこの戦闘の描写はいらないんだろう。
地球から320光年離れたベータ=アルビレオ重星系に、《テラ》《ソラー・システム》の重巡二隻が、スプリンガーのオルルガンスとエツタクの指揮する武装商船隊と戦闘中である。
そして、第2惑星にジュリアン・ティフラーとグッキー達が救出を待っている。
そんな状況の中、ローダンは《スターダストII》で、”それ”に会うためワンダラーへ遷移した。その時超重族スプリンガーのトプトル達に感づかれてしまい、付いてこられてしまった。
ローダンの”それ”への依頼は、兵器としてFMT(フィクティブ物質転送機)を2基もらうことである。
1982年8月17日22時53分、ローダンは”それ”と小型宇宙船で20万光年の旅に出た。バルコン第2惑星の破滅を救うためにである。
バルコンは銀河の重力場から離れてしまい、その過程の中で各地で植民をした。
異星から来たローダンを歓迎したバルコン人たちは、何万年もの歴史をローダンに見せ、植民した中に地球もあったのが衝撃的だった。
ローダンは脳から現在の地球を見せることになり、”それ”が極度に進化したにせの地球の様子を見せた。核戦争で争っている状況だった地球、統一できない状態が何とも情けないことか。
バルコン人は過去に行った植民の意味があったことを満足したうえで、惑星ごと移動する最終段階に着手する。内部に全住民が済み、惑星が重力場を離れて遠い銀河を20万年かけて目指すことになっていた。
その機構を見せられた時、ローダンは”それ”の力で誤配線をこっそり直した。
銀河からの使者ローダンは、無数のバルコン人に見送られて惑星を去った。永遠につながる命を感じさせ、感動的だった。
元に戻ったのは1982年8月17日22時53分で、20万光年の旅は1秒もかからなかったようだ。
永遠の星でホムンクに出迎えられ、FMTを組み立てるのに2週間以上かかってしまった。
しかし”それ”は時間を10分しかかからなかったことにしてくれた。
ローダンは、10分で20万光年の旅と2週間以上の組み立てを経験したことになる。ブリーにとっては17日だった。
1982年8月17日22時39分、時間を遡って空間に現れた《スターダストII》は、トプトル船を2隻爆破した。
その後、”それ”は時間がほとんど停止している状態で、ローダンをトプトル船に連れて行き、トプトルがエツタクに送る警告文を読ませた。

永遠について考えさせる話であった。

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電子書籍

31話:ロボット皇帝の反乱!(16巻「ロボット皇帝の反乱!」)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ジュリアン・ティフラーたちの偵察によると、地球の敵側工作員はアルコン式ロボットと判明した。スプリンガーが地球でロボットにプログラムをしたらしい。
そのため、テラニアではロボットを停止して、技術者に点検をさせることにした。
また”それ”に支援をしてもらうために、金星ポジトロン脳にワンダラーの資料を準備するよう指示をした。ここまでは迅速な対処だった。
しかし迅速な対処をくぐりぬけたのか、千体以上の戦闘ロボットが更新し始め多数の人命が犠牲になった。
ミュータントのうち双頭のイワン・イワノヴィッチ・ゴラチンが”点火能力者”として戦闘ロボット爆破に大きく貢献した。
そして、テラニアだけでなく、世界各地のジェネラル・コスミック・カンパニーGCCで戦闘ロボットが反乱を起こした。
1982年8月3日、ニューヨークのGCCにニューヨークのロボット皇帝が現れた。総裁ホーマー・G・アダムスを拉致しようとした皇帝は、タコ・カクタにより倒された。
しかし新しい皇帝が現れ、ローダンは《スターダストII》で出動してミュータントと共にニューヨークのロボットをかなり撃退できた。
地球情報機関連合TAFのアラン・D・マーカントに率いられた特殊部隊も活躍した。
もちろんイワンも。イワンはあまり登場しないが、使いにくいのだろうか?
そして各地にミュータントを残して対処させ、金星に向けて出発した。
ニューヨークから持ち帰った、損傷したロボットから、スプリンガーのオルルガンスは土星系を中継して地球に指示を出していることが判明した。
土星の衛星タイタンに、乗っ取られたK1の衰弱した搭乗員が幽閉されていた。心理尋問をされていて、スプリンガーの容赦ない人格が分かる。
逃げたK1は金星近くで、スプリンガーの駆逐艦と共に消滅させた。
ローダンは金星のポジトロン脳からワンダラーの軌道を入手して遷移した。
前半はロボットとの戦闘、後半はめまぐるしい場面変化だった。

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紙の本

紙の本賢人の使者

2017/07/25 00:52

508巻「賢人の使者」

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・1015話:祖先の船
ベッチデ人3人は、砂に埋まった巨大な宇宙船にたどり着いた。
外皮が明るい赤色に輝いているのが特徴だ。
内部に侵入した3人は、投影したスクリーンの中に銀髪の男と会話する褐色の肌、赤褐色の髪の男を見た。
赤褐色の男は、アトランと呼びかけた。そして《ソル》は問題ないと報告した。
これがローダンが探していたアトランなのだろうか。
500巻以降、ベッチデ人とローダンの物語に分かれていたが、アトランでつながりそうだ。
スクリーンでは問題ないと報告している一方、難破した宇宙船は《ソル》に違いないと絶望的になる3人。
果たして本当に《ソル》なのか?ここまで引っ張っておいて、あっさりと遭難したことにしてしまうのか?
祖先の船なのかどうか解明できず、またクラン艦隊の突撃コマンドに捕まってしまった。
何度も捕まるしかないパターンである。

・1016話:賢人の使者
クランドホル公国第17艦隊ネストの指揮官ケロスは、賢人の使者ジョンスの訪問を受けた。
ジョンスはベッチデ人3人を捕えた報告に反応した。
どうしてこうも敏感に反応するクラン人ばかりなのか、ほんとうに不思議である。
結局みなベッチデ人が賢人とつながりがあると誤解しており、ジョンスは会わせろと言う。
賢人と会ったことが無いと分かった途端、惑星カーセルプンに置き去りにされてしまった。
クランまでとても遠い話である。
クラン人のチェルソヌールにより、スプーディをもう一匹追加されたサーフォ・マラガン、知性が高まっていくようだ。
指揮官ハーサルフェンガーを論理的に説き伏せて、惑星を離れるところまでこぎつけた。
タイトルの「賢人の使者」は本当の意味では登場せず、ベッチデ人がその使者だと勘違いされているだけだ。

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電子書籍

30話:パルチザン、ティフラー(15巻「宇宙商人スプリンガー」)

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・29話:宇宙商人スプリンガー
K9はマグネット・バンドによりスプリンガー船《オルラXI》に冥王星軌道で捕らわれ、ベータ=アルビレオ星系に連れて来られてしまった。
1982年7月28日、ローダンが《スターダストII》で《テラ》や《ソラー・システム》と助けに来たのに、《ソラー・システム》がK9を収容する前、事情を知らずK9から小型駆逐艦で脱出した者たちがいた。
宇宙アカデミー候補生のジュリアン・ティフラー/ハンプリー・フィールド/クラウス・エーベルハルト、ミルドレッド・オーソンズ/フェリシタ・ケルゴーネンである。
ローダン/クレスト達がスプリンガー船の残骸に乗り込んだ際、時限重力爆弾により船内に押し付けられてしまった。ニッセン少佐により、別の重力爆弾で相殺してもらい助かったが、その際の位置関係は描写が良く理解できなかった。
《スターダストII》内で、《テラ》や《ソラー・システム》の主要メンバーに異星知性体に対する作戦について説明した。宇宙商人スプリンガーは、金星に着陸し、地球に工作員を置いていた。そのような状況に対するティフラーのおとり作戦である。
脱出してしまったことは想定外だったが、不時着した氷の惑星に必要物資を供給し、まだおとりとして時間かせぎをするつもりなのには驚いた。
不時着した候補生たちで、イニシアティブを握るティフラーに反抗をむき出しにするハンプ、とても面倒そうでこういうキャラは登場させないで欲しい。
《オルラXI》の船長オルルガンスが放った搭載艇をうまくあしらったティフの行動力には、今後の活躍が期待できそうだ。
(2017.6.17読了)

・30話:パルチザン、ティフラー
タイトルからして、ティフたちがスノウマンと名付けた氷の惑星に文明があり、宇宙商人スプリンガーとは別の活躍があるのかと勘違いしていた。
しかしひたすらティフたちのスプリンガーに対する戦いである。
オルルガンスが氏族の族長エツタクに救援を求めたところ、90隻の艦隊が現れてしまった。こんなに大きな規模では、地球は全く太刀打ちできない。
ローダンの命で、必要物資がグッキーによりティフラーたちに供給された。グッキーはそのまま残って、氷の惑星を探査するスプリンガー船を爆破したりで大活躍だ。
笑えるのは、エツタクにグッキーを見た報告をした者をほら吹きとかんかんに怒ったことだ。グッキーは有能だから、いっそ全ての話に登場させればいいとずっと思っている。
なお宇宙商人スプリンガーに地球の情報を提供した、オーヴァヘッドの側近ジャン=ピエール・ムスレは尋問され、廃人になってしまった。オーヴァヘッドと共に逃げ出した時点で、仕方ないだろう。
グッキーが仕入れた重要な情報は、《オルラ》の船長が地球にロボット工作員を放ったことである。
(2017.6.17読了)

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電子書籍

29話:宇宙商人スプリンガー(15巻「宇宙商人スプリンガー」)

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・29話:宇宙商人スプリンガー
K9はマグネット・バンドによりスプリンガー船《オルラXI》に冥王星軌道で捕らわれ、ベータ=アルビレオ星系に連れて来られてしまった。
1982年7月28日、ローダンが《スターダストII》で《テラ》や《ソラー・システム》と助けに来たのに、《ソラー・システム》がK9を収容する前、事情を知らずK9から小型駆逐艦で脱出した者たちがいた。
宇宙アカデミー候補生のジュリアン・ティフラー/ハンプリー・フィールド/クラウス・エーベルハルト、ミルドレッド・オーソンズ/フェリシタ・ケルゴーネンである。
ローダン/クレスト達がスプリンガー船の残骸に乗り込んだ際、時限重力爆弾により船内に押し付けられてしまった。ニッセン少佐により、別の重力爆弾で相殺してもらい助かったが、その際の位置関係は描写が良く理解できなかった。
《スターダストII》内で、《テラ》や《ソラー・システム》の主要メンバーに異星知性体に対する作戦について説明した。宇宙商人スプリンガーは、金星に着陸し、地球に工作員を置いていた。そのような状況に対するティフラーのおとり作戦である。
脱出してしまったことは想定外だったが、不時着した氷の惑星に必要物資を供給し、まだおとりとして時間かせぎをするつもりなのには驚いた。
不時着した候補生たちで、イニシアティブを握るティフラーに反抗をむき出しにするハンプ、とても面倒そうでこういうキャラは登場させないで欲しい。
《オルラXI》の船長オルルガンスが放った搭載艇をうまくあしらったティフの行動力には、今後の活躍が期待できそうだ。
(2017.6.17読了)

・30話:パルチザン、ティフラー
タイトルからして、ティフたちがスノウマンと名付けた氷の惑星に文明があり、宇宙商人スプリンガーとは別の活躍があるのかと勘違いしていた。
しかしひたすらティフたちのスプリンガーに対する戦いである。
オルルガンスが氏族の族長エツタクに救援を求めたところ、90隻の艦隊が現れてしまった。こんなに大きな規模では、地球は全く太刀打ちできない。
ローダンの命で、必要物資がグッキーによりティフラーたちに供給された。グッキーはそのまま残って、氷の惑星を探査するスプリンガー船を爆破したりで大活躍だ。
笑えるのは、エツタクにグッキーを見た報告をした者をほら吹きとかんかんに怒ったことだ。グッキーは有能だから、いっそ全ての話に登場させればいいとずっと思っている。
なお宇宙商人スプリンガーに地球の情報を提供した、オーヴァヘッドの側近ジャン=ピエール・ムスレは尋問され、廃人になってしまった。オーヴァヘッドと共に逃げ出した時点で、仕方ないだろう。
グッキーが仕入れた重要な情報は、《オルラ》の船長が地球にロボット工作員を放ったことである。
(2017.6.17読了)

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14巻「ヒュプノの呪縛」

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・27話:ヒュプノの呪縛
ヒュプノ、催眠暗示能力者のオーヴァヘッドが逃亡した前話から約5週間経った。
火星付近を探査中のコンラッド・デリングハウス少佐一行が、火星に潜伏中のオーヴァヘッドの暗示にかかってしまい、《グッド・ホープVII》でテラニアを攻撃しようと地球に帰還した。
その頃、世界政府樹立のため、世界規模の選挙を行う準備で忙しいローダン達だった。
連絡せずに戻ってくるデリングハウスに危険を感じたローダンはさすがである。
1949年8月、シベリアで原子爆弾が爆発し、実験本部のメンバー、イワン・グレゴリッチ・ゴラチンは妻と放射能を浴びてしまった。シベリアのツンドラ地帯へ逃げてから生まれた子供イワン・イワノヴィッチ・ゴラチンは、双頭で緑の鱗のような皮膚だった。
見たものを核エネルギーに変える能力に開花し、クリフォード・モンタニー、つまりオーヴァヘッドがオーヴァヘッドに取り込まれてしまった。オーヴァヘッドが世界中からどのようにミュータントを見つけて行ったか不思議だが、まあそれは本題ではないんだろう。
《グッド・ホープVII》に火星から乗せられたイワンは、テラニアの少尉・戦闘ロボットなどを手当たり次第爆発させた。
何と恐ろしい敵だ!と思ったが、ミュータント達の攻勢で《グッド・ホープVII》は宇宙に逃げてしまった。
そして、追いかけた《スターダストII》に乗ったテレパス/テレキネシスのベティ・タウフリー(12歳)に、呪縛から解放されてしまった。
拍子抜けだったが、ベティとイワンの対面には感動させられた。ヒューマノイドではないグッキーもスムーズな体面を助けることになった。
ローダン達に追われたオーヴァヘッドは、駆逐艦で火星から小惑星帯へ逃げ込んだが、元部下のタチアナ・ミハロヴナに見つかったのは悲劇だった。
小惑星に衝突した最期はあっけなく、オーヴァヘッドやイワンについての話は終わらせたかったのではと思う。
(2017.5.25読了)

・28話:宇宙のおとり
1982年6月28日、宙飛行士候補生ジュリアン・ティフラーがローダンの戦略で、地球を発見した異星人へのおとりにされた。
ブリーとの協議で、”ローダンの有名な微笑”の表現が繰り返された。。。
おとりのジェフの体に埋め込んだ”マイクロ細胞活性器”は、永遠の生命の星ワンダラーで作ってもらったそうだが、肝心な場面が出てこなかったのは残念だ。
ティフはK9に乗船し、冥王星近くで異星船の牽引ビームに捉えられ遷移してしまった。
K9に乗船してきた異星人に対し、毅然とした態度で話すティフ、いきなり主役級になった感じだ。
異星船は《オルラXI》で、異星人は商人のスプリンガーだった。
《オルラXI》には、オーヴァヘッドと一緒に脱出したジャン・ピエール・ムスレが乗っており、オルルガンス船長に拾われ、第三勢力のことを話したことで、地球の存在を知られてしまった。ムスレの会話ぶりは、地球で失敗した者のイメージ満載である。
オルルガンスは商人として、地球がヴェガ星系で通商を始めたのが気に入らず、しかも”永遠の生命”の星で何かを見つけたことが莫大な商売のネタになると信じているらしい。とてもやっかいな敵だ。
(2017.6.11読了)

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電子書籍

14巻「ヒュプノの呪縛」

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・27話:ヒュプノの呪縛
ヒュプノ、催眠暗示能力者のオーヴァヘッドが逃亡した前話から約5週間経った。
火星付近を探査中のコンラッド・デリングハウス少佐一行が、火星に潜伏中のオーヴァヘッドの暗示にかかってしまい、《グッド・ホープVII》でテラニアを攻撃しようと地球に帰還した。
その頃、世界政府樹立のため、世界規模の選挙を行う準備で忙しいローダン達だった。
連絡せずに戻ってくるデリングハウスに危険を感じたローダンはさすがである。
1949年8月、シベリアで原子爆弾が爆発し、実験本部のメンバー、イワン・グレゴリッチ・ゴラチンは妻と放射能を浴びてしまった。シベリアのツンドラ地帯へ逃げてから生まれた子供イワン・イワノヴィッチ・ゴラチンは、双頭で緑の鱗のような皮膚だった。
見たものを核エネルギーに変える能力に開花し、クリフォード・モンタニー、つまりオーヴァヘッドがオーヴァヘッドに取り込まれてしまった。オーヴァヘッドが世界中からどのようにミュータントを見つけて行ったか不思議だが、まあそれは本題ではないんだろう。
《グッド・ホープVII》に火星から乗せられたイワンは、テラニアの少尉・戦闘ロボットなどを手当たり次第爆発させた。
何と恐ろしい敵だ!と思ったが、ミュータント達の攻勢で《グッド・ホープVII》は宇宙に逃げてしまった。
そして、追いかけた《スターダストII》に乗ったテレパス/テレキネシスのベティ・タウフリー(12歳)に、呪縛から解放されてしまった。
拍子抜けだったが、ベティとイワンの対面には感動させられた。ヒューマノイドではないグッキーもスムーズな体面を助けることになった。
ローダン達に追われたオーヴァヘッドは、駆逐艦で火星から小惑星帯へ逃げ込んだが、元部下のタチアナ・ミハロヴナに見つかったのは悲劇だった。
小惑星に衝突した最期はあっけなく、オーヴァヘッドやイワンについての話は終わらせたかったのではと思う。
(2017.5.25読了)

・28話:宇宙のおとり
1982年6月28日、宙飛行士候補生ジュリアン・ティフラーがローダンの戦略で、地球を発見した異星人へのおとりにされた。
ブリーとの協議で、”ローダンの有名な微笑”の表現が繰り返された。。。
おとりのジェフの体に埋め込んだ”マイクロ細胞活性器”は、永遠の生命の星ワンダラーで作ってもらったそうだが、肝心な場面が出てこなかったのは残念だ。
ティフはK9に乗船し、冥王星近くで異星船の牽引ビームに捉えられ遷移してしまった。
K9に乗船してきた異星人に対し、毅然とした態度で話すティフ、いきなり主役級になった感じだ。
異星船は《オルラXI》で、異星人は商人のスプリンガーだった。
《オルラXI》には、オーヴァヘッドと一緒に脱出したジャン・ピエール・ムスレが乗っており、オルルガンス船長に拾われ、第三勢力のことを話したことで、地球の存在を知られてしまった。ムスレの会話ぶりは、地球で失敗した者のイメージ満載である。
オルルガンスは商人として、地球がヴェガ星系で通商を始めたのが気に入らず、しかも”永遠の生命”の星で何かを見つけたことが莫大な商売のネタになると信じているらしい。とてもやっかいな敵だ。
(2017.6.11読了)

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紙の本

紙の本第五使者の誕生

2017/06/26 23:26

506巻「第五使者の誕生」

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・1011話:第五使者の誕生
体内に侵入した悪性セルにより、デルタコム研究所の所長マルセル・ボウルメースターが、第五使者なる機械に変わってしまう恐ろしい話。
研究所に勤め、悪性セルを体内に入れられてしまったアデレーア(地球年22歳、銀河系中枢部近傍の惑星ヴォラール出身、ヴォラールはボシックの星IIを一年で公転)が、”宇宙の捨て子”キウープに助けられて、話しの早々第六使者にならず、
怖い話が発展せずにほっとした。
NGZ424年9月12日、月のポジトロニクス、ネーサンに細工をしたい第五使者だったが、キウープの機転で宇宙ステーションのアウトポスト4271に転送されてしまった。
一人で勤めているハンザ・スペシャリストのデイニンジャー(93歳)の機転で、第五使者と捕らわれたキウープを隔離することができた。
第五使者は初めは怖い存在だったが、ボウルメースターの知識だけを頼りにしているからかヌケが多いようで、読み進むうちに大した存在ではないと思えた。
ジュリアン・ティフラーの判断で、月への宇宙船《ツナミ81》がアウトポスト4271へ送られることになった。
ミニATGを搭載しているとのことだが、一隻だけを相手にしているように見える説明がよく理解できなかった。時間空間を利用して二隻が一隻に見えてしまうことなのか?
《ツナミ80》《ツナミ81》のトリックのおかげで(これも良く理解できなかったが)、爆破された第五使者、大したことなかった。数話引っ張っても良かったのでは。
話の途中で、第五使者が”ヴィシュなんとかにかけて”と言ったとあるが、504巻「宇宙ハンザ」の1007話「宇宙ハンザ」で、キウープも「ヴィシュナ」とつぶやいていた。セト=アポフィスの差し金だった第五使者と同様、キウープも手先なのでは?

・1012話:プログラミングされた男
惑星ジャルヴィス=ジャルヴのジャルヴォン商館で働く、輸入管理官ブルーク・トーセンが破壊工作行動に目覚めていく。目覚めるのではなく無意識に行ってしまうのだが。
前話との対比で、セト=アポフィスの手先となったブルークを一途に想うアンビー・テルンの女性らしさが強調されているようだが、私にはピンとこなかった。
NGZ424年9月29日、スプリンガー船《クシンI》を破壊しようとしたブルーク・トーセン、読んでいてすぐに正体が分かってしまうのが盛り上がりに欠けた。
ミュータントのフェルマー・ロイドに期待していたが、あまり活躍せずさみしい。
過去の栄光にすがっているアルコン人ゴロンの様子がコミカルだ。

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紙の本

紙の本マルディグラの工作員

2017/06/07 22:58

505巻「マルディグラの工作員」

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・1009話:マルディグラの工作員
コンピュータの悪性セルのために壊滅寸前の、マルディグラ商館。
ディルト人のベリーブルー(ミミ)が、ちょこちょこ動いて必死に破壊作戦を阻止すべく活動する様子が愛らしい。表紙にはペンギンの形の後ろ姿ではなく、表からを描いて欲しかった。
ポジトロニクスのアルバートがヒュプノ学習装置でミミに知識を付けさせ、セト=アポフィスの洗脳をさせるつもりだったが何故か失敗してしまった。私は純粋さゆえなのかもしれないと思った。
そしてローダンに役に立つとして連れてこられた、犯罪者ロバート・W・G・エールツ。行動目的が自分の利益なので、セト=アポフィスの工作員3名、商館職員のジョン・ナック、サスーン代行のナロム・ケンサラー(プロフォス人)、
幼稚園児オラフ・ポランドに交渉し、商館を殲滅させないようにするところも読みどころだ。
しかしローダン達の努力もむなしく、商館は破壊されてしまった。
工作員3名から仲間だと思われていたエールツが、工作員たちに撃たれてしまい、死ぬ寸前にセト=アポフィスからのインパルスを受けて工作員だと思い出したのが興味深かった。エールツの場合は、非純粋さゆえに洗脳されず、気が緩んだ際に自覚したのかもしれない。
1007話(宇宙ハンザ)のエピローグで、エールツが後天的に犯罪者の思想を持った記録をもみ消したエピソードが出てきた。セト=アポフィスの洗脳活動なのだろうが、記録をもみ消した担当者がしっかりしていれば、セト=アポフィスの見えない攻撃も防ぐ道はあるのではと思った。
エピローグで、渡り鳥に感化されて放浪の旅に出たミミに、また登場して欲しい。

・1010話:コンピュータ人間
ローダンがマルディグラ商館から持ち帰ったコンピュータ悪性セルを研究している、デルタコム研究所の所長マルセル・ボウルメースターが、セルに侵されて機械化されていく。
あとがきにあるように今まさに起るようでとても怖い話だ。
セルの紛失をプライドにより秘密にしてしまい、自らが感染してしまうのは、まったく自業自得だ。
研究所に入った、銀河中枢部近傍のヴォラール出身のアデレーアが巻き込まれて、同じように感染してしまう。
アデレーアがボウルメースターからセルを取り出そうとしても、執刀機の先端器具がセルに負けて別の先端に作り変えられてしまうのには驚いた。
別のエピソードとして、研究所からセルを不正に持ち出したり、研究したりする異星人キウープの行動がとても怪しい。地球の味方の行動なのかどうか?監視を潜り抜けて行動されてしまうようでは、ローダンもたまらないだろう。
月のポジトロニクスのネーサンのところに行きたいボウルメースター、次の話も怖そうだ。

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紙の本

紙の本惑星クラトカンの罠

2017/06/03 23:47

503巻「惑星クラトカンの罠」

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・1005話:フェロイ星系への決死隊
惑星"試験地1"(セイント・ヴェイン)で、惑星キルクールのベッチデ人サーフォ・マラガン/ブレザー・ファンドン/スカウティを捉えたアイチャルタンは、海洋生物の末裔で、頭蓋の付け根に襟のようにかこむ海綿状のふくらみがあり、除骨に似た腹部からは本来の腕よりも長い触角が突き出て驚くべき可動性を持っているそうで、容姿がよく想像できない。
アイチャルタンに尋問されると、ベッチデ人も頭に埋め込まれたスプーディが落ちてしまった。自己防衛なのか。
知生体を殺すことが禁じられていて、艦に戻してくれたアイチャルタンはとてもまともな種族だと思う。
クラン艦《サントンマール》はアイチャルタンの攻撃を受けて、第2艦長ダボヌツァー以外逃げてしまい、アイチャルタンの3=マルリから届けられた3人は、《ヴァッコム》で逃げようとする。
阻止するダボヌツァーを3=マルリが殺してしまうが、やはり死んでしまう3=マルリの方が正しい行いをしたと思う。
《ヴァッコム》がクラトカン第4偵察機に発見されてほっとした。
ところで、タイトルのような決死隊と言うよりも、逃げ出したいベッチデ人と、救援を待ちたいクラン人第2艦長ダボヌツァーの攻防の話だ。

・1006話:惑星クラトカンの罠
クラン人が宇宙航行種族となったのは、1250年前で、すでに強大な星間帝国クランドホル公国を建設していた。
支配者の3人の公爵に助言を与える謎の人物がいるらしい。
救出されたベッチデ人は、クラトカン基地に連れてこられた。
指揮官チェルタイトリンは、基地を脱出しようと企んでおり、ベッチデ人が公国から調査に来たと考えてしまう。
これまで読んできて、どうもクラン人は情けない印象が強い。
新しいスプーディを頭に埋め込まれたベッチデ人3名は、チェルタイトリンの陰謀で、行方不明者の捜索に出されてしまう。
暗殺の命を帯びた大トカゲ種族ターツ人のロルドスはかわいそうな役柄だ。
ベッチデ人3名が暗殺を逃れ、ロルドスが和解した結果、チェルタイトリンの陰謀も脱出計画も明らかになったのは自然の流れだ。
《ブロッドム》で第17艦隊のネストに向かうシーンで話は終了する。

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紙の本

紙の本第八艦隊ネスト

2017/06/03 23:30

502巻「第八艦隊ネスト」

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1003話:第八艦隊ネスト
”あとがきにかえて”によると西暦4011年あたりだそうだが、本文には一切出てこない。
クランドホル公国艦隊のクラン艦《アルサロム》に乗せられた、惑星キルクールのベッチデ人サーフォ・マラガン/ブレザー・ファンドン/スカウティの活躍がしばらく続くのか。
新入り乗員3人は《アルサロム》で起こる、アイチャルタン宙賊ロボットのテロに立ち向かい撃退する。
《アルサロム》が到着した第八艦隊ネストは、惑星クランから二万三千光年離れたジュウマルク宙域(クランドホル公国の周辺領域、ヴェイクオスト銀河の側枝の付け根)にある。
さらに3人はネストで戦闘ロボットとの訓練中にロボットに暴走され、一体を破壊したことで、ネストの第一指揮官カルザにお目見えできた。
テロやロボットとの戦いの様子はさすが3人と言えるが、《アルサロム》の第十艦長ツィクの妨害工作であり、しかも原因が頭に埋め込まれた偽スプーディだと見極めてしまうのは出来過ぎだと思う。頭に埋め込まれたスプーディのおかげで、それほど知性が進化したのだろうか。
3人は巨大船《ソル》の乗員の末裔と認識されており、将来が楽しみだとカルザに思われており、今後ますます展開があるということだろう。
もちろん《ソル》の行方を知りたい3人だから、やがてペリー・ローダンとの絡みも登場するに違いない。

1004話:理解レベルの段階
冒頭、マラガン/ファンドン/スカウティの容姿が初めて詳しく描写されており、4話目でやっと、というのが面白い。
クラン人の高位の階級、公爵の直近の者が3人に特別の関心を寄せているとあり、今後活躍させるのだなと分かる。
巨大戦艦基地ネストから《サントンマール》を含め18隻で出発したが、《サントンマール》以外の船が目的地に到着しないことに対し、艦長クルミツァーがあまり慌てていないのが不思議だ。
クルミツァーは、3人を惑星(試験地1)へ、アイチャルタン宙賊の拠点と嘘をつき訓練に向かわせたかったのが目的なのか?
3人は期待通りに試練を突破するが、その活躍が読みどころだ。
スカウティが名付けた惑星セント・ヴェインには、本当にアイチャルタン人の船《従順の力》が隠れており、3人が捕らわれたところで終わる。
アイチャルタン人の姿や心理描写が想像しにくかった。
なお、他のwebでのレビューにもあったが、「・・・なこと。」「・・・なもの。」という表現が多くてとても気になる。特に「・・・なもの」の連発は止めて欲しい。せめて「・・・なものである」にできないのか。

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紙の本

紙の本白い船の異人

2017/06/03 23:18

501巻「白い船の異人」

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・1001話:キルクールの狩人
惑星キルクールで狩猟生活をして暮らすベッチデ人の大多数が、惑星ではなく船の中に住んでいると信じている不思議な話。
クロード・セント・ヴェイン船長が信じ込ませているのだが、どのような経緯で信じているのかは明らかにされない。
十本足の猛獣キルクールス(惑星の名前と似ていてややこしい)との戦いで、今後(いつまで?)のメインキャラクターの狩人サーフォ・マラガン/ブレザー・ファンドン/スカウティが登場する。
困難な生活環境を説明するためだろうが、キルクールスとの戦いが多過ぎると思った。
彼らよりも、西暦3586年の《ソル》に搭乗していた猫男ブジョ・ブレイスコル(webのレビューにある通り、454巻「宇宙のたち」参照)の子孫と思われるジェルグ・ブレイスコルが活躍するが、助けてくれた”山の老人”は救世主なのか?最後に登場する宇宙船が《ソル》なのか?というところで終わる。

・1002話:白い船の異人
原因不明の病気にかかっているベッチデ人が出てくるが、足が地面に着いているか分からないように感じる症状から、《ソル》で暮らしていた記憶が残っていて、地上生活に影響しているのではないかと思った。ベッチデ人は《ソル》から追放されて惑星キルクールに住んできたようだが、理由は明らかにされていない。
キルクールで20世代くらいたっており、本の裏表紙に「ペリー・ローダンが地球に帰還して400年あまりが過ぎた」という説明は本文には見当たらなかった。20世代と400年は整合しないように思えるが、単純に400年で計算すると西暦3986年頃の話になる。
現れた宇宙船は《ソル》ではなく、狼ライオンの風貌のクラン人だった。クラン人は宇宙での領域を広げるために、平和的征服をしており、征服した異星人の頭に八本足の小さな生物スプーディを埋め込む。知性が広がり害はないとの説明が出てくるが、とても気持ち悪い。。。
”山の老人”とはドウク・ラングルだった。過去の話を読んでいないため、私には全く分からないキャラクターだ。樽のような体に鉤爪がある4本足と2本の手、樽の上に7本のセンサーがあるという姿は、自分でも絵にかいてみたが不思議極まりない。
征服した惑星から傭兵として連れて行かれるマラガン/ファンドン/スカウティ。惑星キルクールの話はもういいと思ったので、今後の展開が楽しみだ。

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紙の本

紙の本宇宙ハンザ

2017/06/03 00:06

504巻「宇宙ハンザ」

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・1007話:宇宙ハンザ
プロローグNGZ424年(西暦4011年)8月12日の後、宇宙ハンザの組織の説明が延々と続く。
これは付箋を付けておかなくては。新しい設定も大変である。
宇宙ハンザのコグ船(全長110m)《キルト》から、ヴェガ星系で未知物体の発見の連絡を受け、ローダンは、フェルマー・ロイド、ラス・ツバイ、グッキーと向かった。
ヴェガ星系とは5巻ぶりで、何と久しぶりなことか(まだ電子書籍で13巻過ぎ読んでいるので)。
人によって位置が異なるメンタル・バリアがあり、調査の結果、論理的基本態度が悪い者が最も近づけることが分かった。
とても面白い設定で、プロローグに出てきた犯罪者ロバート・W・G・エールツを送り込むことになった。
登場人物もイライラするほどの物言いの男だが、バリアを越えて重巡洋艦に入り異星人を発見した。
異星人キウープは記憶を失っているが、地球でヴィールスの研究をし始めた。不思議な存在で今後どんな役割をするのか。
エピローグで、エールツの犯罪者ぶりが生まれつきではないエピソードが出てきて、とても怪しい。

・1008話:コンピュータ、発狂す
ディルト人のベリーブルー(ミミ)の不思議な特徴から始まる。
色の表示でコンタクトする様子の描写が想像出来ず、全くファンタジーだ。
読み進めていくと、ペンギンの姿にサルの顔という、格好は愛らしい存在だと分かる。
コンピュータシステムが崩壊しかけているマルディグラで、原住民であるミミがヒュプノ学習装置で知識を得た。
ポジトロニクスのアルバートによる崩壊の現象は、NGZ424年(西暦4011年)8月8日から始まった。
個々の現象に対するアルバートの説明に、当事者は頭にくるだろう。
コンピュータの悪性セルが癌細胞のように広がる様子を発見した、ジョスト・ガヴァナーら科学者と、ハンザ会計士のクレド・ハーヴェンはアルバートから逃れることができた。
クレドはセト=アポフィスの仕業と考えており、やっと500巻からの主題に入る。
・・・というもの。・・・ということ。の表現に違和感あり、これが流行なのか?

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