もそさんのレビュー一覧
投稿者:もそ
2024/02/22 09:14
手に取ってほしい
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生きづらい、
毒親に苦しんでいる、
自分はアダルトチルドレンかもしれない、
そんな方に一度手に取ってほしい本。
あっさりとした内容なのに、
基本というか根本を押さえているから、
いつも手元に置いておきたくなる1冊です。
電子書籍東京の生活史
2024/02/21 13:55
人生の重さ
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150人の人生。
150もあるのにどれ一つとして似たような話はなく、
どれもドラマに満ちている。
もちろん玉石混交なところもあるけれど、
ひとりわずか十数ページのインタビューを読むだけで、
1本の映画を見た気持ちさせてくれるほど内容は濃い。
紙の本おしいれのぼうけん
2024/02/23 10:04
こころの内界への冒険
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単純に小さな子どもたちの冒険としても魅力的。
白黒の世界だからこそ、
逆に想像が広がるし、同時に闇の怖さも倍増する。
だがこの物語の素晴らしいところは別の見方をすると、
これって心の深層への旅ともいえるところ。
誰しも心の中に、ねずみばあさんが潜んでいる。
その恐怖に打ち負けて、一生闇に囚われる人もいる。
そんなとき、一緒に誰かがいてくれることで、
闇に立ち向かうことができる。
そんな思いに至らせてくれる傑作です。
紙の本おおきなおおきなおいも 鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による
2024/02/23 09:58
子どもの心そのままに
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何かもうね、
子どもの心の中って、こんなふうに無限に広がるよね、
というのを描いた作品です。
おいもほりという現実にある楽しさがバーッと描かれ、
さらにそれを飛び越して、
こうしたいな、こうだったらいいな、こうしちゃおう!と展開していくのが魅力的。
電子書籍石の花 (1)
2024/02/23 09:42
それでも生きていく
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第二次世界大戦。
今は亡きユーゴスラヴィア。
そこで銃を持たざるを得なかった少年たち。
あるいは強制収容所に入れられた少女。
そして自分の信じる者のために生きる人たち。
ここで描かれているのは戦争とか歴史とかではなく、
それを通じて「生きるとは」どういうことなのかということ。
もし今、あなたが現実の世の中にあきらめているとしたら。
ぜひこの本を手に取ってほしい。
2024/02/23 09:34
心動かされる傑作
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一休さんの生涯を描いたマンガ。
でもあのアニメのほのぼのとした一休さんからは想像もつかない、
生きることに真摯に向き合い、苦悩した彼の人生がこの作品では描かれています。
悟りを開いた後も、決して仏のようになるのではなく、
生涯をかけて何事かを求めていく一休さんの姿に心打たれます。
そのまんまの自分でいいんだよ、と思えるまで。
電子書籍鈴木先生1
2024/02/23 09:26
金八先生を上回る
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なぜならば、
この物語は先生の素晴らしい話を聞いてハイ終わり、ではなく、
むしろそこから自分で考え始めなければならないからである。
物語の生徒たちが悩みながら考え続けるように、
読み手の私たちも何度も読み直して考えさせられることになる。
簡単にわかった、と思えないところが逆に、
いつまでも繰り返し読みたくなる奥の深い作品となっている。
おススメです。
2024/02/22 14:07
傑作
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ブタヤマさんたら、ブタヤマさん。
チョウを追いかけるブタヤマさんのうしろに現れるのは、なんでしょう?
ふりむいても、ふりむいても、
タイミングを捕まえないと、人は見逃してしまいます。
そよそよ吹く風のことすら気づいていないかも。
子どもはもちろん、
息苦しいと思っているあなたこそ読んでもらいたい。
2024/02/22 14:00
心のイメージ
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誰もが知っているグリム童話。
そのひとつひとつを読みながら、
そこに潜んでいる心(あるいはたましい)にかかわるテーマを、
河合先生が読み解いていってくださる。
子ども、思春期、父、母、男性、女性、
どれもこれも誰しもが関わる人生のテーマごとに、
お話が紹介されているから、
いつまでも手元に置きたい1冊です。
紙の本カウンセリングの実際問題
2024/02/22 13:55
おすすめです。
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カウンセリングと、ユング心理学のお手本となるような本です。
語り口が柔らかいので、専門的ながら読みやすい。
中には事例もあり、具体的なイメージもつかみやすいです。
できれば心理学に携わる人だけではなく、
特に教育に関わる仕事をする人たちには読んでほしい1冊です。
とても参考になるはずです。
紙の本きみの友だち
2024/02/22 13:40
゛みんな゛がきらい
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思春期だからこそ、
うわべだけの虚飾な世界がはっきり見える。
多くの人がその流れに疑問を持ちながらも身を任せる。
なぜなら゛ひとり゛が怖いから。
でも彼女は違う。
ひとりの怖さよりも、゛みんな゛の方が嫌いだから。
流れから出ると、ひとりぼっちなのがはっきりする。
けどだからこそ、
同じように一人で立っている者は愛おしい。
そこはごまかしようのない真実と、
それがゆえの哀しみがある。
それでもこの物語には希望がある。
2024/02/22 11:34
光が差す
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死者が呼びかけてくる。
そんなことになったら、おびえるのが普通だ。
主人公のハンノキは闇の中でおびえてる私たちと一緒だ。
彼はゲドに救いを求める。
だがゲドにはもう魔法の力はない。ただの老人だ。
二人にできることはただ一つ、
共にその闇に向かって歩きだすこと。
これは壮大なファンタジーの姿を借りた、
心の治癒の物語なのかもしれない。
光が差したとき、新たな生が始まる。
紙の本臨死体験 上
2024/02/22 10:01
死後の世界
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オカルトではない。
徹底的に調査する立花隆の姿勢が素晴らしい。
膨大な量の事実と向き合う中で見えてくるもの。
それがここにはある。
死を絶望とも希望とも見ず、
無意味に恐れるのこともなく、ただそこにあると気づかされる。
2024/02/22 09:11
ユングの心の深み
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自伝と言いながら、
外的な世界のことは一切書かれていない。
あるのは彼の内的な心の世界の旅。
壮大なイマジネーションと彼の思索の旅が描かれている。
イメージとして描かれているから伝わってくる。
ユング心理学に興味を持たれたならば、必読だと思います。
2024/02/21 18:55
懐かしさと楽しさと美しさと
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雪の美しさと楽しさをこれほど描いた絵本があるだろうか。
読んでいくと、子どものころ雪遊びをしていたころの楽しさ、
そして家に帰ってきたときの温もりなどがよみがえってくる。
一度もしたことがない雪だるま作りや、りんごの皮むきの場面も、
わくわくしながら読むことができる。
いつの時代になっても子ども心をくすぐる良作です。