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格 さんのレビュー一覧

投稿者:格 

460 件中 1 件~ 15 件を表示

田中眞紀子の生い立ちから小泉の総裁選勝利まで

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 角栄と眞紀子を同等に扱った話かと思ったのだが,そうではなく,主人公はあくまで眞紀子。その眞紀子の生い立ち,眞紀子の今を語る上で必要な部分のために角栄について説明している。上巻では,眞紀子の生まれから,昨年の小泉の総裁選における勝利までを扱っている。

 田中眞紀子は昭和19年生まれ。小学校四年生のときには,すでに「女代議士になりたい」と言ったそうである。その割りには実際に代議士になろうとしたのが,ずいぶん遅かったのはなぜか,不明。このあたりは,もう少し掘り下げてほしかった部分である。

 また角栄は,妻が引っ込み思案ということもあって(このあたり眞紀子の説明なので,本当はどういうことなのか不明だが),中学の頃から,眞紀子を政治家や外国要人との会合に,制服姿のまま連れ出していたとのこと。角栄に,このころから,眞紀子を政治家にしようという思いがあったのかどうか。このあたりの突っ込みも不足。一人娘しか生まれなかった,というのは悔しかったのだろう。

 高校は,自分の意志でアメリカに留学。そして,戻って早稲田の商学部へ。政経は落ちたとのこと。早稲田で演劇部に入り,卒業しても演劇を続けたかった,というのは初めて聞く話。そして鈴木直紀との見合い,結婚。役人との話は断り続けてきたが,直紀との話はすんなり決まったとのこと。角栄がどう考えたかは記されているが,眞紀子自身が何を考えたかは残念ながら記述なし。なお,直紀は結婚式当日まで婿養子になることを拒否していたが,当日,仲人の赤坂日本鋼管社長に説得されて,了解した,というが本当か。

 角栄が昭和47年,首相についてから(眞紀子28歳か),眞紀子がファーストレディとして角栄について行ったことは有名。なぜ,妻を使わないのか不思議に思ったものだが,よく分からない。

 そして,昭和51年のロッキード事件による角栄逮捕。角栄は,これをアメリカの石油資本による謀略と信じていた。問題のきっかけ自体がたしかに,おかしな点があり,この点は現在に至っても明らかになっていない。眞紀子自身の反米は,このときの思いを引きずっているというのが,この本の題名の所以の一つか。もう一つがこのあとの金丸・竹下による創政会旗揚げ。ここまでが第1章90ページで1/4。

 以降は,かなり新しい話でおさらいとしてはいいが,初めて知る話は少ない。それにしても,直紀はだらしない,眞紀子はすさまじい。

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紙の本強くなる必修手筋250

2001/05/28 00:18

手筋問題集250問

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 約1級の私で250問中132問が正解。ちょうどいい程度の問題集と言える。1ページに3題で解説が少ないかと思うと、それほど難しくない問題が多いせいか、ちょうどいい場合が多い。もっとも、この説明だけでは分からない、という問題がない訳ではないが。
 この問題集は、もともと私の先生がこの本から手筋問題を出されてそれを全部覚えてくることが宿題になっているために購入したのだが、このくらいの問題をマスターすることがやはり、初段への近道なのだろう。もう1、2度繰り返して読もう。さすが、ロングセラー。

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布石問題集100問

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 約1級の私で、基礎の部は、50問中26問正解。3級で5割というのでかなり悪い結果。応用の部は、50問中20問正解。5割で初段というが、遠く及ばない。
 布石というのは感覚の問題だと思うが、理論的に、本当に正解とされている方が良いのか、短い説明では理解しがたい部分が多い。まあ、後の展開を見てみると、納得いくもののあることはあるのだが…。もう少し、初心者でも納得できる様な理論的なものがないのだろうか。
 布石の勉強というのは、当面やっても無駄なような気がする。私の好きな棋士の書く物だけにしてみよう。

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紙の本裏稼業 下

2000/10/09 23:11

服役中元判事三人組のCIAとの闘い

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 CIAの考えられないミス。にもかかわらず(だからかもしれないが)弁護士に対する徹底報復。あまりに甘い三人組への態度。そしてくだらないラスト。
 これがほんとにグリシャムか。訳のせいだけで、ここまでひどくなるとは思えない。読みやすいのはいいのだが、あまりに軽過ぎる。超訳への先入観のなせる技なのだろうか。
 調べてみると、間違いなく、グリシャム作品。次作(第10作)として予告されていたのは『Testament』だが、本作は第11作らしい。一作飛ばして、出版社、訳者を変えて出版された。第10作の方に期待したい。

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ネット・トレーディングで儲けようとする男たち

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 その手法とは、ある株をまず自分で買い、その後、その会社がいいことをネットで書きまくる。そして、株が上がり始めたら、自分は売る、という単純至極だが、絶対確実とも言える方法。そして、自分の後に着いてくれば、確実に儲かるとして、会員制にしていく。この会員制で会費を取り、講習会でも講習料を取れば完璧となる。自分の買ったあと、すぐに続けて買う会員は儲かるが、少しでも後になった会員は当然儲けることはできない。訴えられて当然である。いったい、この主人公はこのあと、どうなったのだろうか。
 ネット上の訳の分からない書き込みの引用が多く、間の説明も意味不明のところが多い。結局は本筋は上記のような話でたいしたことはない。何人ものトレーダーを登場させるのではなく、主人公の東京ジョーに的を絞って、もっと丁寧に説明して欲しかった。丁寧に説明するほどのことがないのかもしれないが…。

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紙の本『作家の値うち』の使い方

2001/01/07 17:51

『作家の値うち』を執筆した理由

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 その後の講演か、雑誌の記事をあつめたもので、ほとんど重複した話。要するに『作家の値うち』を書いた理由だが、それも新しいことが書かれている訳ではなく、元本に書かれていることの繰り返しばかり。文壇の良識という物が崩れてきたから、評論家として当然やらなければならないことをやるのだ、ということ。ま、そのこと自体はいいのだが、いかんせん、この本はひどい。同じことばかり。
 『使い方』ということで書いてあるのは、ブックガイドとして、コミュニケーションツールという、ということだけ。
 反論がたくさんあって、それに対して、議論しているのが多ければ面白いのだが、反論らしきものは、西部との議論のみ。それも西部が一歩引いた形で今一つ。ただ、福田自身が『自分にしかこれはできない、という驕りがあるんですよ。そこが醜いのでしょう』という部分は正しい。ま、わかっててやるところはすごいといえば、すごい。
 許せないのは、船戸与一『虹の谷の五月』を他の作品と変わりない出来ばえ、と言い(高い出来、という意味ではそうだが)、例によって、一切の理由を説明しない。
 『北上次郎が近松秋江について偉そうに書いていて、腹たってね。犬にロマネコンティ飲ませたってわかんねえだろう』だと。何様か。
 なお、唯一の収穫は、横森理香が白川道の金融時代、つきあっていた相手で、『ぼぎちん』は、女性の眼から白川らを描いた話だとのこと。これは、面白そう。読んでみたい。なお、このことは、『作家の値うち』には書いてなかった。書いておくべきだ。

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星に対し三々へ突入した場合の受け応え

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 まるごと1冊,星に対して三々に突入した際の受け方とその後の進行に関する本である.星を多用する私にとって,本来,宝のような本なのであるが,淡々と変化がずらずらと書いてあるだけなので,頭に残らず,流されてしまう.むずかしい.

 章立ては以下のようであるが,全220ページのうち,ちょうど半分が第1章で占めている.は,

  第1章 定石の三々
  第2章 シマリへの三々
  第3章 実戦の三々(三々のTPO)

 第1章,第2章はほぼ同じような展開.

 第3章は裏表2ページで,全34局.いろいろな実戦における三々突入のタイミングを解説している.様子を見る,利かせて,その石は捨て,廃物利用するというパターンが多い気がする.なかなか真似のできない運用である.

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紙の本粉飾国家

2004/09/20 01:25

年金問題の本質とは何か,それを解決するためにはどうすべきなのか

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 粉飾国家の仕組みを整理すると,以下のメカニズムから成り立っている,という.

 (1)特殊法人や特別会計に赤字や不良債権を飛ばして隠す
 (2)不確実な将来の予測を含む領域を最大限利用する 出生率や経済の成長率などである.
 (3)複雑なやりかたで当事者意外に誰もわからない情報を作り出し,それによって一部のトップに情報独占させる.

 それにしても一般会計が92兆円にしかすぎず,年金や通便貯金などが含まれる特別会計が285兆円とは….たしかに,これこそが,粉飾国家の明白な点か….しかも一般会計と特別会計との間で,複雑なやりとりがあるという.
年金制度の最大の問題点は,給付財源のあてのない「未積立金」が480兆円もの規模に膨らんでいることにある,という.ちまたで追究されているグリーンピア問題などは損失が3,800億円,問題の小ささはだれでも分かる話だが,問題はこの未積立金の実態が分からないこと.この本の説明を読んでもそれが何なのかよく分からない.困った話である.

 もう一つ,年金問題を素人には安心させる点として2002年に162兆円にものぼるという積立金の存在がある.これを取り崩していきさえすれば,年金の崩壊は避けられるのではないか,という期待があるのだが,こちらも大問題があるらしい.つまりこの積立金の2/3は,郵便貯金ととともに,財政投融資制度を介して,公団・公庫・事業団などの特殊法人に貸し付けられているという点だ.そして,ここにある不良債権の率は誰にも分からない.
著者は,問題を根本的に解決するためには,以下のみょうな原則を満たした新たな年金方式を起こすしかない,としている.

 (1)これ以上過去債務が積み上がらない枠組み
 (2)保険料の引き上げやm給付額の切り下げをずるずるとくり返さない
 (3)職業や雇用形態にかかわらず同じ年金とする.

 こういったことから,「税による完全賦課方式*に移行するしかない,としている.それは理解出来るのだが,では,今の年金はいったい,どうなるのかそれがわからない.年金官僚のひどさを訴えただけの本よりは年金問題の本質に迫っていると思えるだけに,いま一つ肝心な点のわかりにくさに不満が残る. 

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紙の本基本詰碁123題

2004/02/15 17:29

基本詰碁というがかなり難しい全123問

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 全123問の詰碁問題集.三章構成でだんだん難しくなってくる.章構成と約1級の私の成績を示すと以下のとおり.惨憺たる結果となった.

              問題数  正解数 正解率
  第1章 基本の基本詰碁   36題   13  36%
  第2章 基本詰碁      70題   15  21%
  第3章 腕試しの基本詰碁  17題   3  18%

 第1章だけは,1ページに2題,裏に2題の解説,回答が,2図ずつ載せられている.第2章以降は,表裏で,1問.裏に回答,解説の図が3つというオーソドックスなスタイル.

  全体的に難しい.それほど,複雑な図ではなく,なんとなくなんとかなりそうな気もするものの回答がまったくわからないという感じ.これがほんとに基本詰碁だとすると,私の力はまだまだ,というところなのだろうが,ほんとに初段レベルでこんな問題がすいすい解けるものなのか疑問あり.いずれにしてももっと勉強して,再挑戦するしかない.

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紙の本囲碁の知・入門編

2002/09/01 18:54

碁に関する知識の紹介

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 囲碁を知らない人に囲碁がどんなものか分かった気分にしてもらいたい,という著者の希望があるようだ。たしかに分かったような気分にはなるのかもしれないが,分かることはまずないだろう。囲碁の打ち方を説明する本ではない。以下のような構成となっている。

  第1章 手談の世界    62ページ
  第2章 方円の不思議   80ページ
  第3章 囲碁略史     88ページ
  第4章 新しい時代と囲碁 11ページ

 第1章は何の脈略もない,雑学のオンパレード。まったく知らない人に囲碁の魅力を伝えるにはどうかと思う。また私にとっても,新しく知る話も一部はあるが,だいたいは知っている話。

 第4章はつけたしで,第2章と第3章が中心であるが,第3章は,無味乾燥な事実の列挙で,ただ調べたものをまとめました,という感じ。記録のためにもっておくのはいいかもしれないが,頭にも残らないし,面白くない。もっとも碁を世の中の出来事と結びつけて記述していくことは,必要なことだろう。

第2章は碁のルーツをたどる話。19路なのか,17路なのか,交点に打つのか,四角の中に打つのか,ということに考察しているが,踏み込み不足の感。また,外側の線を打つのに使わず,四角の中に打ったとすれば,18路になるはずだが,何かよく分からない。

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紙の本囲碁が10倍おもしろくなる本

2000/10/23 01:09

囲碁とはどういうゲームなのか

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 囲碁を一言で言えば、何かというと一般的には『陣取りゲーム』であるということになっている。しかし、この表現は実際のプロの碁などを見ていてもとても違和感があることが多い。このことから、どういう表現が最適なのかを考察したのが本書である。
 結局、中国での碁の教え方から、『石を囲うゲーム』ということに行き着く。『ポン抜きゲーム』などから碁を覚え始めるとまさに、こういう感覚になるらしく、また、実際に碁の本質はこちらの方がより的確に表わしているらしい。初心者の私には、まだ、ピンとこない。
 囲碁人口は1984年に1,200万人いたものが、1996年には400万人しかいないという。大変な事態に陥っている。今、『ヒカルの碁』でだいぶ戻ってきているのではないか、と思われる。白江、石倉、安田という三人の普及を第一に考えるプロらの活躍がある限り、日本棋院はつぶれないというが、もっともっと、日本棋院そのものが、普及を最優先に考えてもいいのだろう。

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紙の本クレイジーヘヴン

2005/01/16 23:04

乗り越えようとするものは何なのか

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 主人公は坂脇恭一,27歳.人口25万の北関東の県庁所在地にある旅行会社に勤める営業マン.もう一人,やくざの情婦,圭子.美人局の片棒を担ぐのを仕事としている.そんな二人が恭一の同僚が美人局につかまったころから,顔をあわせ,そして,….以後,二人で小さな街で肩を寄せ合って暮らしていくのだが,….

 “クレイジーヘヴン”とは精製コカを水溶液で薄めた催淫剤.それを陰部に塗られてセックスをしていく.その喜びが忘れられず,やくざから離れられない.恭一と暮らすようになっても,離す事はできないから,….

 以下の4章の構成で二人の1年を描く.
  狂気の夏
  逸脱の秋
  情欲の冬
  覚醒の春

 最後の章の名前から,ハッピーエンドを期待してしまう.恭一の心の動きがいま一つわからない.突然に思い立って行動する,というパターンが目立ち,よくわからない.“枠(フレーム)がある.乗り越えなくては.”というフレーズが何度もでてくるのだが,あまり成功している感じではない.結局二人が乗り越えていくのならいいのだが,安易な感じがする.

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紙の本背広の下の衝動

2004/12/30 20:37

サラリーマンの我慢の限界の一瞬を描く短編集

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 耐えるサラリーマン.その耐えられない限界の一瞬を描く短編集.題名,長さ,主人公を書くと以下.

  邪(よこしま) ★★☆☆☆ 50ページ 自殺を見て考えるサラリーマン
  団欒     ★★☆☆☆ 50ページ 婿養子に入った家での団欒に立ち向かうサラリーマン
  嫉(ねたみ)  ★★★☆☆ 100ページ 美しい妻をもったがゆえに嫉妬に苦しむサラリーマン
  部屋     ★☆☆☆☆ 20ページ ?

 第1話は,余韻をもたせると言えばいいのだが,やはり,どうなるのかが問題.第2話は結局,….第3話はなかなか読ませるが,古今東西似たストーリがいっぱいあるのでは.最後の第4話は意味不明.『背広の下の衝動』というすばらしいタイトルが泣いている.このタイトルと趣旨にしたがってリライトすべき….

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紙の本ホンモノの温泉は、ここにある

2004/11/21 23:29

偽物温泉とはこういうところだ.

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 表題は偽りである.ほんとうは,十津川温泉の「源泉かけ流し宣言」を受けて,「塩素などまったく必要としない元気で正しいホンモノの温泉地を紹介」するのを中心にしようとしたようである.それなら,表題のとおりなのだが,ちょうど飛び込んできた,白骨温泉の着色問題が大きく扱われたことから,やはり偽物温泉の方を大きく扱うことになってしまった.

 結局,本文207ページのうち,158ページまでが,白骨,伊香保などの偽物温泉の話や,日向サンパークのおさらい,さらに,有馬,道後などの話になってしまった.よく知っている読者にとっては,またか,というのみであろう.重要である,ということがわからないわけではないが.

 そして,肝心のホンモノの温泉は,十津川,黒川,長湯と前作までに詳しく説明されているところがわずかに紹介されているほかは,湯の峰のみが新しく紹介されている,と言っていい.最後の源泉かけ流し音声130のリストは宝物ではある….

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自分の金と舌による全国ラーメン店の味の採点

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 まず,味と仕込みからラーメンを13種類に分類している.自ら編み出した分類法であるが,そこまで細かくわけられるものなのか,どうか,私には味の違いが分からないものもおおい.その後,全国380軒の店でのラーメンの感想と採点を120ページまで.採点は,スープ-麺の両方を,1-1から5-5までつけている.全国380軒とは言っても,同じ店に何度も言っているので,種類としては何軒になるのか,不明.同じ店の評価が日によってかなり違う.また,本店と支店ではぜんぜん違うものもある.実際に違うのかもしれないが,ほんとにそこまで違うのか….とにかく,これでは,その店の実力をこの本によって知ることはできないことになる.

 ところで5-5が与えられているのは,新横浜ラーメン博物館にあった一風堂など.ここはたしかに旨く,大好きだったが,ここが5-5で,同様に好きだった六角家が,1-2となると理解出来ない.著者は,横浜家系ラーメンの味は完成していないとして,嫌いだ,ということもあるようだが….

 その後,40ページばかり,ラーメン紀行が続いているが,面白くない.どうでもいい日記のようなもの.すべて,本文で表すべき.喜多方と比べて佐野の凋落の話はいい.当分,ここは訪れてもしょうがなさそうだ.

 著者の主張の一つにスープに野菜はあまり使ってはいけない,というものがある.これはそうなのかもしれない.

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