つるさんのレビュー一覧
投稿者:つる
紙の本絶対泣かない
2001/12/26 16:21
ふつうだからいいんだよね
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この本にはふつうの女の子がでてくる。職業も主婦から看護婦、秘書とさまざまだ。みんな幸せになりたいし、白馬の王子様を待っている。ただ待っているだけではなくて、努力もしている。日常を切り取った秀逸な短編集だと思う。
紙の本マカロニほうれん荘 1
2001/03/22 00:13
私は好きです。
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すごくかわっている。ナンセンスマンガというやつ。昔っぽいけど、なんかいい味だしている。私は子供の頃に読んでいて、それがなんか忘れられなくて、また読んだ。
つまらないかも、と心配したけど、そんなこと無かった。ただ笑いのつぼは昔とは違う。昔は作者が意図したところで笑っていたと思うけど、今はあまりのナンセンスさ、すごさに笑える。
これはすごく有名なマンガらしいけど、ナンセンスマンガを書くのはすごくたいへんなのだそうだ。だからあるゴーマンな漫画家は鴨川つばめのことを「これで才能が枯れた」と言っていた。
2001/03/21 22:51
副題もすごすぎ
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ドラマはあまりみてないが、この本は結構夢中で読んだ。面白かった。
でも一つ難を言うと「そこまでやるやついねえよ!」と突っ込みたくなる。いやもちろんいるのかもしれないけど…。
一時期、ショッキングなドラマが流行ったことがあったと思う。レイプだとか、レズだとか、そういうのを取り上げる。ドラマを見る年代は中高生が多いと思うけど、彼女たちは目先のそのすごさで騒ぐ。現実性だとか、もっと深いところを問題にしない。なんかそれを狙ったのかな?とか思ってしまう。
まあ引き込まれるストーリーであることは否定しないけど。
紙の本新宿職安前託老所
2001/01/28 11:26
生きるものの死亡率は100%
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託老所に集まる老人と彼らと仲良しの女の子が出てくる。最初の「めんどうみてあげるね」は一種のミステリーだが、その裏には行き場所の無くなった老人の悲しさがある。ユーモアの中にも老人問題を鋭くとらえていて、かつそれがあくまで老人の視点から語られるので、心に迫ってくる。
これを読んで安楽死も一つの方法かなと思った。
紙の本恋をする人しない人
2002/05/17 18:13
恋愛は既婚者にはもう語れないのかな
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たいして真新しいことは書いてなかった気がする。
もう恋愛論も語られ尽くしたのかな。だって男と女、これしかいないんだもんね。同じようなことの繰り返しになるよね、結局。
それにもう結婚している人の恋愛論ってやっぱり理性的だと思う。
ここは一つまだ恋愛のどろどろに使っている現役の恋愛論を待ちたいかも。
それとか離婚経験者とか。
恋愛を既婚者に語れっていうのがそもそも矛盾なのかな?
正直そんなにおもしろいとは思えなかった、この本。
2002/05/17 17:52
がっかり。不快。
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私はこの話は好きじゃない。はっきり言って気持ち悪いし。なんかオーケンは思い入れがあるようなことを最後に書いているけど、私は駄目だ。なんかもっと明るい話を期待していたから、ちょっとどろどろって言うか気持ち悪い。内容が悪いとは言わないけど、表紙も、しつこいくらいの凄惨な描写も、だんだんイヤになってきた。
ところどころいいところもあるんだけど、なにも女の子を蹴ったりするところをそこまで書かなくてもいいだろうという不快感が消えない。
紙の本自負と偏見
2001/03/10 00:50
勧善懲悪みたいなかんじ?
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この本を素晴らしいという人もいるようだけど、わたしはあんまり好きになれなかった。バカな人と利口な人、よい人と悪い人が結局はきっちり分かれているからだ。
人はどんな人でも浅ましいところがあるのだと思うし、どんないやな奴にももしかしたら一瞬でも人を感動させるようなやさしさがあるのではないか、とわたしは思っているから。
有名な作品だし、評価も分かれるところだとは思うが、わたしは期待していたほど(すすめてくれた人が熱心だった)ではなかった。
紙の本何だかんだと
2001/12/28 17:32
わたしのつぼにははまらなかった、残念
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私はあまりテレビをみないので、あまりマイナーなタレントについて語られるとわからない。またどれも抽象的というか、筆者なりに例をあげてくれているのだけど、感覚の違いだろうか、いまいちぴんとこなかった。
2001/03/10 00:02
ちょっと期待はずれ
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これはちょっとがっかりだった。最初のイエローの方がいい。この巻にいたって、ついに内田春菊はペンを武器にしてしまったな、という感じがする。
内容のほとんどが子供を連れていたとき過剰に親切にされていやだったとか、「お子さんがいて大変ですね」と言われるのがうざったいとか、文句ばっかり。それにいたわった方だって絶対悪気があったわけではないと思う。
読んでいてあまりいい感じがしない。楽しめない。ペンを武器にしないで、楽しませる道具として使ってほしい。
面白いところがないわけじゃないんだけど…。でも愚痴や人を責める言葉はあえて聞きたくないなー。次号のブルーに期待しよう。
紙の本国境の南、太陽の西
2001/02/14 21:14
何も考えてなさそうで実は考えていそうで、やっぱり実は何も考えてない人
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私がタイトルに使ったのは、ある後輩が、卒業していくサークルの先輩に贈った言葉だ。その先輩というのが、いつもバカばかりやっていて、まじめな顔なんか見せたことなくて、だから逆に「実は心の奥でいろんな深いこと考えてる人かも」とまわりに思わせ、結構もてた人だった。しかし私の後輩だけは見抜いた。実はやっぱり何も考えてない、ただの明るいだけの人だったということを。
これと同じ誤解をこの本は起こさせるような気がする。私に言わせると、物事をわかりやすく言えない女、自分にしか通じない表現でものを言う女、優柔不断な女、まずそれを神秘的と誤解。それは無口な男が哲学的な男と誤解されるのと似ている。
なんかだまされた気分になる。
もっと本当の魅力や個性を持った人を登場させてほしかった。
紙の本爆笑問題時事少年
2002/05/17 17:53
太田の興味があるテーマに限ってやった方がいい気がする
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思ったよりつまらない。なんか小さいネタが多いし、話から逸れてるっていうか、あんまりテーマを深く掘り下げないで、ただそのテーマからいくつかネタつくってみただけって感じがする。やっぱりテーマはテーマでちゃんと掘り下げて新しい見方なんかを提示してもらわないと意味無いかなって思う。
ただ時事のネタではなくて、太田光が興味あるテーマの方が、彼の独創的な視点が見られてよかったなって思った。
2002/05/17 17:10
文化の違いでぴんと来ない
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期待して読んだだけにちょっと残念。もっとおもしろいのかと思った。どうしても文化の違いとかあるから、ピンとこないのが多いのだと思う。クリスマスカードやバレンタインなんかの受け止め方もきっと違うと思う。パーティとかも。
日本版のこういう日記があったらおもしろいかも知れない。ブランド名も店の名ももっと身近で想像しやすいと思うんだよなー。そこから伝わってくるニュアンスとかもあるはずだし。
うーん。ま、最後まで読んだんだけど、どうかなー。普通。
紙の本血い花
2001/12/28 10:07
過激な性的描写と空虚な心の二本の柱
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短編が7作。同じ著者の「Piss」という作品と似ているなとおもう。過激な性的描写とそのうらの寂しいむなしい主人公。でもこの本は現実離れしていたりして、私としてはPissのほうが好きだ。
女性の一人称で書かれている作品が多いが、男性の一人称で書かれている作品のほうが私はいいと思う。なんというか、軽さがある。一応最後まで読んだが「Piss」と似ている気がするので、どっちか一冊読めばいいや、という感じだ。
2001/12/28 10:01
おもしろそうなんだけど、読み切れなかった
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私にはやっぱりわからなかった。なんとなくこの本から漂ってくる雰囲気はおもしろそうなのだが、何度手にとっても途中でやめてしまい、なかなか読破できない。それは私が文学がなんだかわからないまま、ただおもしろいと思った本をひたすら読んできただけだからかもしれない。おもしろいかどうかでしか判断しなかった。その意味で残念ながら私は、この本から漂ってくる楽しそうな雰囲気を十分感じながらも、楽しめなかった。本の批評にもともと興味がないからかもしれないが…。