あんぱんさんのレビュー一覧
投稿者:あんぱん
紙の本インザ・ミソスープ
2001/10/16 22:37
インザ・ミソスープ
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村上龍の読売新聞に連載され話題を読んだ小説。期せずして、村上龍が読売新聞に連載中に神戸連続児童殺傷事件が起きている。村上龍はこのことについてもあとがきで触れています。
さて、小説についてですが、いわゆる、サイコ小説です。内容をここに書くと面白くないので、書きませんが、なかなか面白いです。
紙の本赤と黒 改版 上
2001/10/07 15:39
赤と黒上巻
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フランス生まれのスタンダールの傑作。ジュリアンソレルはレナール夫人と激しく恋に落ちる。しかし、ジュリアンは神学校へとゆき、さらにド・ラ・モール氏の秘書になることになりレナール夫人と離れ離れになってしまう。
紙の本すばらしい新世界
2001/09/30 16:28
すばらしい新世界
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すばらしい新世界という題名だがこの題名は皮肉である。この本に描かれているのは人類が繁栄を極め、人間が完全に管理された世界なのだが、そこには真の自由はない。イギリス生まれのハクスレーの傑作。
紙の本赤と黒 改版 下
2001/10/07 15:34
赤と黒下巻
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マチルドとの間に子供が出来たジュリアンソレル。しかし、ジュリアンソレルはレナール夫人を射殺しようとした容疑で死刑判決になってしまう。生前は読まれることのなかったスタンダールの傑作が幕を閉じる。
紙の本伝奇集
2001/10/05 17:17
伝奇集
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作家のための作家といわれたボルヘスの作品。
たしかに作家のための作家といわれるほどあってこの作品もいささか文学にしては難解というかややこしいというか、とにかく普通の文学作品とは違った趣を味わうことが出来る。
2001/10/16 22:43
「できる人」はどこがちがうのか
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できる人はどこが違うのかというがどこも違っていない。むしろ、違っているのが当然なのだ。ただ、違っている所が人に認められるか、認められないかはその人の意志とは関係ない。では、この本がどんな役にたつかといえば、自分のスタイルをどう確立するかのノウハウが書かれている。
2001/10/14 19:06
モニカ
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坂本龍一の夢で見た文章を基盤にして村上龍が物語として書き連ねた連続作品集。
二人の文章がコラボレーションされていて、それがうまい具合に絡み合い、不思議な世界を形作っている。
紙の本五分後の世界
2001/10/14 15:20
五分後の世界
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五分間ずれているという世界に迷い込んだ小田桐。そこはまったくべつの世界観を持つ日本だった。という奇抜な発想で仮想の戦争を描く、著者自らが自らの最高傑作と語る傑作。
とにかく、戦闘シーンの描写が凄いです。まだまだ文学も負けてはいません。
紙の本遠い太鼓
2001/10/09 10:02
遠い太鼓
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1986年から1989年までのギリシャからイタリアへの旅を綴った作品。その間に村上春樹氏は『ノルウェイの森』がベストセラーになったり、いろいろあったようだ。春樹的な視点で物事が見られていて、各国のこともわかるしほのぼの旅を疑似体験したい人にお勧め。
紙の本北回帰線
2001/10/04 20:10
北回帰線
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大胆な性描写で有名な小説である。しかし、この小説は大胆な性描写だけではない。たしかに筋がまとまっておらず構成がいささか整っていない部分はあるが哲学的な若者の遍歴は性描写ぬきでも充分に楽しめるほど魅力的である。
紙の本倦怠 新装版
2001/10/02 23:35
倦怠
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画学生のディーノは退屈な日常に倦怠を感じている。そんな彼の前に17歳のモデルチェチリアが現れ彼を惑わせる。そして、退屈な毎日の歯車は狂いだし、チェチリアは彼から離れるようにして愛人と旅に出てしまう。
イタリアの巨匠モラヴィアの傑作。
紙の本泥棒日記 改版
2001/10/04 20:00
泥棒日記
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題名から察せられるとうりこれはもと泥棒により書かれた小説である。
作品は元泥棒が書いたとは思えないほどに完成度の高いものであり、作品で提示されている哲学的な悪の思想は泥棒という異色の職業を経てきた異端児ジュネだからこそ書き得たものであろう。
傑作である。
紙の本1984年
2001/10/02 23:30
1984年
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傑作である。全体主義に制圧された世界の中で主人公は一人抑圧された社会に挑んでゆく。
なんといってもここに描かれているのは遠い将来の私達の姿であり、この作品は抑圧された未来への警鐘でもあるのだ。