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某亜さんのレビュー一覧

投稿者:某亜

183 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本わかりやすい英語冠詞講義

2004/07/22 22:34

“awater”も正しい英語!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

“A water,please”という英語を見て、ほとんどの人は「あれ?」と思うはずです。「waterは数えられない名詞だから a glass of water にしなきゃいけないんじゃないの?」

いえいえ、これも立派な正しい英語なんです。これを言った人は、私たちと同じように「お水を一杯いただけませんか」と言いたいのです。驚きではありませんか? 私たちが中学で習ってきたのは一体何だったのでしょう?

この本が素晴らしいのは、名詞の可算・不可算性や単複は、物質そのものではなくて「話している人がどう思っているか」に依存するということを明示した点にあります。学校での冠詞説明の問題点は、「この名詞は可算名詞なの!」と理屈ぬきに名詞の性質を押し付けていることです。しかし、実際には可算・不可算どちらも使われる名詞がほとんどなのです。その使い分けは教えてもらっていません。本書は、名詞の性質ではなくて、「これは、話している人がその名詞の範囲を限定しようとしているから加算なんですよ」という、話者の気持ちから説明しているのです。

 たとえば同じwineという単語でも、あまりワインに詳しくない人であれば「昨日ワインを飲んだよ」というときのwineは不可算名詞として扱うでしょう。なぜなら、ワインの種類や原産地を特定するつもりはないからです。それに対して、ワインに詳しい人ならばwineを可算名詞にするでしょう。なぜなら、その人は一つ一つが区別できる多種のワインを知っており、「その中の一つを飲んだんだよ」ということを無意識に言おうとする傾向があるからです。同じワインでも、話す人の知識や気持ちによって冠詞が変わってくるのです。まさに、目からウロコ。

他にも、英語の名詞の真髄に迫る解説がちりばめられています。これを読んだあとには、冠詞で悩まされることが激減すること請合いです。英作文にもかなり自信がつくでしょう。なぜなら、冠詞を使い分けるの主人公は辞書ではなくて「あなた」なのですから。

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紙の本友情 改版

2003/11/05 12:04

現代にも通用する不朽の恋愛小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 武者小路実篤の最高傑作といっていいだろう。
口調はわずかに古風ではあるが、作品を受け止める上では何の支障もない。
現代とは表現が多少違うものの、想いを寄せる異性に対して胸に浮かぶ言葉、その熱烈さは十分に現代でも通用する。
ある程度年を重ねてしまうと気恥ずかしくて読めなくなってしまうかもしれない。
ぜひ、10代20代の若者に読んでほしい古典である。

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こりゃ笑える!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ある日、教授会議に天使が舞い降り、「学部長、あなたの模範的振る舞いの褒美として、永遠の富・永遠の英知・永遠の美貌の中から一つを与える」と言った。学部長はためらわず永遠の英知を選んだ。「よろしい!」天使はそう言うと、学部長に永遠の英知を与え、光の中へ消えた。そして永遠の英知を授かった学部長の第一声は。「金を選ぶべきだった…」。

 こんな楽しいジョークが100個も載っています。最後の方には大人用のちょっとエッチな、それでいて爆笑物のジョークもあります。気に入ったジョークがあれば英文を丸暗記してしまいましょう。きっとすぐに覚えられますし、役にも立ちます。
 もう少し短いジョークを載せてもよかったかな。長いジョークは人前で披露するタイミングがつかみにくいんですよね。一人で楽しむぶんにはまったく問題ありませんけど。

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3分の積み重ねがペラペラ脳を作る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本人は勉強量の割に英語を喋れない、とよく言われます。それもそのはず、私たちは「勉強」してきたのであって、「練習」はほとんどしていないのです。つまりインプットばかりしてきて、アウトプットに慣れていないのです。このような言語学習形態は世界でもまれです。たいていの場合、インプット量とアウトプット量は同じくらいになります。ラテン系の人たちに至っては、たった40〜50語しか英単語を知らなくても「英語しゃべれる!」と豪語します。その横で、何百(何千)語も英単語を知っていながら何も喋れない日本人がいたら。周りの人は、日本人は数十語の英単語も知らないと思うかもしれません。それだけ日本人は「知っている」レベルと「使える」レベルに差があるのです。

 本書は、いかに「知っている」英語力を「実際に使える」ようにするかをわかりやすく解説する本です。題名の“3分”とは、1日3分という意味ではありません(本文にそのような言葉も出てきますが、さすがにそれでは無理です)。そうではなくて、まとまった時間を取ろうとせずに、細切れの時間である3分を利用するだけで英語力は格段に上がる、という意味です。目にした物を何でも英語にしてみる/今日あったことを英語で表現してみる/周りにある数字を英語にしてみる(上級者でも苦手です)などなど、自分が知っている英単語をアウトプットするための練習方法が数多く提案されています。どれもこれも、ちょっとしたスキマ時間にできることで、「さあ、勉強するぞ!」と意気込む必要がありません。

 何よりも本書のいいところは、随所にわたって「自分は英語を喋れる」という自信を抱かせてくれることです。英語勉強法の本のほとんどは「あなたは英語ができない。でもこの方法でやれば必ずできるようになる」という口調ですが、この著者は「すでにあなたは喋れる能力を持っている」という確信の下で執筆しているため、読者に強い動機付けをもたらしてくれます。

 専門家になるつもりでもない限り、本書だけで十分に英語を喋れるようになります。いったん「意外に私は英語を喋れる」と思い始めれば、あとは自動的に英語力が伸びていきます。強く推薦できる一冊。

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紙の本読書力

2002/12/16 18:39

読書立国、日本

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本はなぜ読まなければならないのか。何を読むべきか。どこから読むべきか。どう読むべきか。近年、大人たちが若者に助言することの少なくなった「本を読め」を真っ向から取り扱った一冊。これまで「本は読むべきだ」と思いながらも、昨今の風潮に流されて「本は読まなくても生きていけるよ」などと嘯いていた人に渇を入れる一面もある。本は読まなければならない。この国の、偉大で基礎的な財産である「読書」という行為を怠ってはならない。筆者はそう語る。
 本書は、本を「多く読む人」と「全く読まない人」に二極分化してきている現状を正すことを大きな目的の一つとしている。しかし、本書を読んだ感想は、この本はますます二極分化を進めるのではないか、ということだ。著者は非常に説得力がある。否、著者自身が“本を読んで説得力を高めた”人であるがゆえ、その説得力は読書力がある人にしか通用しないのである。本を多く読んできて恩恵を受けている人であれば、ここに書いてあることに「そうだそうだ、そのとおりだ」と肯くことは多いだろうが、そうでない人に無理やり読ませても雲をつかむような話に思えるのではないか。欲を言えば、あまり本を読もうとしない人にどのように薦めればいいか、についてもう少しページを割いて欲しかった。
 もちろん、内容は一読に値する。bk1をブラウズするほどの人であれば、十分に一定レベルの読書力を有しているはずであり、本書を読むことでますます読書欲を高められるだろう。本書には読書のレベル分けもされており、次のステップに進むために薦める本も紹介されていて便利である。

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「私のことじゃない」と思っていませんか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 セックスレス・不妊治療・セクハラ・レイプ・恋愛依存。女性が直面する可能性の高い問題を取り上げた作品集です。どの作者もよく勉強した跡が見え、問題の複雑性がよく表現されています。ただ紙面の都合でそれら大量の情報を一気に詰めこみすぎており、個々の深刻な問題が表面的に受け流されているように感じるところもあります。致し方ないところではあるでしょう。
 本書では全作品においてハッピーエンドで終わっていますが(一部例外あり)、実際にはハッピーエンドで終わることは稀と言わざるをえません。解決の道が見えないまま、どうしていいかわからずに閉じこもってしまっている女性が多いのです。だからこそ、このように「あなた一人じゃないよ」というメッセージを発する必要があるのです。現在このような問題に直面していな人も、他人事と思ってはいけません。ここに出てくるのは特殊な人々ではなく、一般の人なのです。「私はそんなことはない」と思っている人は、いざ困難に直面すると非常にもろい一面があります。事前にある程度の知識があるだけで、当事者になったときの精神的な構え方が全く違ってきます。
 本書はあくまで問題提起であり、問題の「紹介」にとどまっています。本書によってこれらの問題に興味が出てきたら、書店や図書館でもっと詳しく調べてみてもいいでしょう。
 一つ思ったのは、これら「女の」問題提起とされていますが、全ての問題において男の責任が占める割合が大きいように思います。最も本書を読むべきはむしろ女性でなく男性かもしれません。

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彼らは「天才」なのか?

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 副題「天才達のメッセージ」は毎年変わらない。
だが、本文の合格者も言うように、彼らが天才だとは思えない。彼らにあったのは天才的能力ではなく、強い動機である。日本最難関という肩書きに憧れる者から、真理を見つけ出したいという者まで、理由は数多くあれどその動機はみな強い。「どこかに受かればいいや」と考える大半の受験生とはやはり一線を画すのだ。その点で、彼らは自分たちのことを天才とは呼んでもらいたくないのではないか。彼らは自分の夢を追うために努力し、合格を勝ち取ったのである。「天才だから」で片づけられるのは本望ではあるまい。

 今年は女性の合格者が載せられていないのが多少インパクトに欠けるが、内容を読んで鼓舞させられることは間違いない。

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資格試験の意義を考察

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 過剰に資格試験を重要視する昨今の風潮を批判した本だ。「TOEFLの点数が低いから日本人の英語力は低い」だとか「受験英語こそ諸悪の根元」といった従来の意見に真っ向から異を唱える。私自身もまったく筆者に同感である。TOEFLの成績において確かに日本人の成績は低いが、それは一概に日本人の英語力が低いわけではない。また、今の大人達が受けた英語教育と現在の英語教育はまったく違う。彼らの英語教育のままだと思いこんで今の受験英をを批判するのは間違っている。極めつけに、「文法など無くても話せる」という意見を疑問視(というより否定)しているのがよい。日本語で育った人が外国語を習得するには文法の勉強が欠かせないのである。
 ただ、筆者の意見はもっともではあるが、「ではどうするべきなのか?」の部分が多少弱いように思えた。ライティング学習法においては教え子のホームページを丸写ししている。全体としてまとまりが薄いように感じられたのは残念だ。

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これからはお金ではなく満足感を貯めよう

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 日本の定期預金額、約1000兆円。世界でも類を見ない多さである。個人資産額の合計はアメリカの方が高いが、貯蓄額は少ない。日本は世界で最も貯金が好きな国なのである。そのベースがこれまでの日本経済を支えてきたことは間違いない。しかしそのベースが崩れつつある今、貯めることばかりに人生をかけるのは間違ってきているのではないか。
 お金は、貯めるときよりも自分の好きなことに使うときの方がよっぽど気持ちいいのである。それは自分を癒し、培うことにもなるし、文化の促進にもつながる(ひいては経済の潤滑油にもなる)。文化とは道楽からしか生まれないというのはもっともな意見だ。「無理な節約はリバウンドして結局損である」ことに気づいていない人も多い。「遊びで身につけた能力はそのまま仕事に生かされる」ことを知る人も少ない。
 すぐに実行することは難しいかもしれないが、本書の考え方を知っておくと後々の人生に少なからぬ影響があるだろう。

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紙の本基本統計学 第2版

2002/07/30 15:48

演習問題が適切

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 統計の考え方をわかりやすく説明しているだけでなく、それを確実に身につけさせるために演習問題もふんだんに取り入れているのがよい。やはりある手法を身につけるのは実際にそれを使ってみるのが一番である。受験勉強においてはそれに適した本が大量にあるが、大学以上においては適切な本がない場合が多い。解説書として非常に優秀な本は多くあるが、問題がないのである。やはり丁寧な解説と適切な問題がどちらも載せてある本を選びたい。本書は統計の入門として薦められる一冊だ。

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紙の本統計・確率のしくみ

2002/07/30 15:36

統計の見かたがわかる!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 受験では最も出されない分野なのに社会に出てから最も使う分野、統計。身の回りに統計はありふれているにもかかわらず統計のことを勉強している人はごくわずかです。統計は世の中の指標として使われますから、その見方を知らないととんでもない誤解を受けることになってしまいます。
 よく言われるのは「日本人の平均貯蓄額は1000万円」というもの。多くの人が「ホンマけ?」と疑問に思うでしょう。なぜこのような事態が起こるのでしょうか?それは、一部の超富豪が平均を引き上げているからなのです。確かにこの統計は間違いではありませんが、役に立つ統計ではありません。この場合、平均値ではなくて「中央値」を取るべきだったのです。つまり、人数のちょうど真ん中にいる人がどれだけの貯蓄を持っているか。およそ300万円。これなら納得できるのではないでしょうか。
 統計を勉強している人が少なすぎるため、統計を作る方もでたらめな結論を導いていることが多くあります。中には知っていて統計を利用する人もいます。いわゆる詐欺ですね。こういう統計にだまされないためにも、いやむしろ自分から積極的に統計を利用するためにも少しは統計を勉強しておくべきです。
 本書はページのほとんどを図やイラストで占められていて、とてもわかりやすい一冊です。これから統計を勉強する学生にもお勧めです。

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紙の本脳を知りたい!

2002/07/30 15:06

指南書の一種

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 読みやすい本であることは確かである。筆者が豪語するように、「ここまで専門用語を使わずに書かれた脳研究の最先端レポートは今までにない」。筆者自身が脳研究の素人であるため、同じ素人に説明することが得意なのだろう。
 だが、やはり「素人が素人向けに」書いた感が否めない。そもそも本文の大半が脳そのものの研究ではない。「早期教育はすべきか」「脳と環境ホルモン」「アルツハイマー」など、その手のハウトゥー本のテーマを脳という観点から見た、という具合である。もちろんそれは素晴らしい。本文にもあるように、いかがわしい「脳研究の成果によれば」という宣伝文句(特に早期教育の扇動に多い)を排除し、非常に勉強・取材した上で書いてあるのには脱帽する。
 しかし、タイトルにあるような「脳を知りたい!」と思う人が見て興味が持てるかどうかは多少疑問である。むしろ、脳にあまり興味を持っていない人が脳研究の概要や用途を知るのに適した本だといえる。

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有理数と自然数はどちらが多いか?

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 数学の発展の経緯をマンガでわかりやすく解説する本です。数学の好きな中高生なら大半のことは知っているかもしれない内容です。しかし、最後の「集合論」は数学好きの高校生でも知らない内容ではないでしょうか。たとえば「自然数と偶数はどちらが多い(濃度が濃い)か?」という問題。そんなの自然数の方が大いに決まっているではないか、というのが自然な答えです。有限の範囲では確かにそうなのですが、しかし自然数と偶数の範囲は無限です。その中でどちらの濃度が濃いかを考えたとき、簡単な証明で「どちらも同じである」ことがわかるのです。さらに、「有理数と自然数は濃度が同じである」ことさえ証明できてしまいます。数学が好きな人にはたまらなく興味深い内容です。これを読んだ後は本格的な集合論を学んでみるのも良いでしょう。

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紙の本宙の名前 新装版

2002/07/25 19:31

世界が広がる

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 モノがあるから、名前を付ける。そう思っている人がほとんどでしょう。でも本当は違うのです。名前があるから、モノを認識できるのです。名前を知らないものは認識ができません。その名前を知った日から、それを見ることができるのです。 多くの色の名前を知っている人、たくさんの草花の名を知っている人、そして数多の星の名前を知っている人は心の広い人です。多くの自然界の名前を覚えることによって、それまで気づかなかった自然の姿に気づくことができるからです。自然の美しさ、壮大さを知る人は悪人にはなれません。
 知っている星であっても、その別名を知ることでまた一つその星に対する印象も変わります。スピカ、真珠星。どちらも同じ星を指しますが、その印象は違うものになります。

 秀麗な写真を眺めるだけでも、また少し、あなたの心の宙が広がることでしょう。

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通訳のボランティア

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 ボランティアの種類は数多くあれど、通訳のボランティアというのはあまり聞いたことがないかもしれません。でも活躍の場は広いんです。各地のイベント、会議、講演において通訳が必要なケースは数えきれません。しかしプロの通訳の数はそれほど多くはないのです。そこでボランティアの通訳がかり出されることになるのですが、ボランティアといっても仕事は通訳、責任は重大です。しかもプロが持つコツをつかんでいない場合が多く、現場に行ってからパニックに陥ることも珍しくありません。本書はそのような事態を防ぐため、ボランティア通訳を目指す人のために通訳の基本的なコツと練習法を伝授する一冊です。

 序章:人の数だけやりがいがある通訳ボランティア 
 第1章:ボランティア通訳はどんなことをするのか?
 第2章:英語を磨こう!
 第3章:英語を磨こう!メモ取りの技術
 第4章:日本語を英語にするには?
 第5章:プロが教えるとっておき表現集
 第6章:「ご挨拶」の通訳 実例集
 第7章:通訳の世界

 最後の「通訳の世界」は、通訳の世界の実情が描かれていて興味深く読めます。たとえば、「昼食会で、君も食べなさいと言いながらしゃべり続けるのはやめてほしい! こっちは食べながら通訳するハメになる! 右手でメモを取りながら左手にスプーン、しかも豆腐やなまこをどう英訳するかを常に考えながらまともにご飯が楽しめるわけがない」など、苦笑モノのエピソードが多く載せられています。

 プロと違い無償のことが多いボランティア通訳ですが、「社会のためにぜひ貢献したい」という人にはぴったりの仕事です。

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