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scarecrowさんのレビュー一覧

投稿者:scarecrow

87 件中 1 件~ 15 件を表示

右四間飛車定跡の決定版

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 右四間飛車は四間飛車対策としてアマチュア間で最も人気のある戦法である。駒組み単純、狙いは明快、破壊力抜群とくればそれも当然だろう。基本手順と指し手の意味を理解すれば、それだけで十分実戦に使える。
 本書の内容は、右四間定跡の生い立ちを追う形でまとめられており、順を追って理解を深めてゆくことができる。ただし、本書のメインはあくまでも「▲飛車先不突き右四間+穴熊」である。他の章は▲2六歩型や他の囲いとの組み合わせではなかなか上手くいかないことをさらっと解説したもの。もっとも、それだけでもこの戦型を体系的にマスターできる。本格派の解説ながら、"分かりやすさ"を重視しているのがいい。その分、細部の厳密さが犠牲になっている気はするが、まあ高段者以外はさほど気にならないだろう。右四間定跡書の決定版といえる。
 なお、飛車先不突き右四間ということは、初手から▲7六歩△3四歩▲4八銀が基本形となるわけで、「4手目△8四歩にはどうするの?」という疑問があると思う。それに対する記述は全くないので、△四間飛車を決め撃ちしているらしい。したがって、4手目8四歩の変化については他の本を参考にするよりない。

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基本手筋の習得に最適

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 将棋の本は、主に定跡書・手筋集・詰め将棋・実戦集の4種類があるといわれている。初級者の方は、とかく何から手を付けて良いのかわからずに、あれやこれやと手を出してみては、消化不良のまま書架に眠らせてしまうということが多いのではないでしょうか。本書はそんな方にお薦め。
 この『ラクラク次の一手』は、確実に「必要最低限」の手筋を覚えられる良書。次の一手形式のため、辞書的な手筋集として使うのは難しいかも知れないが、「手筋とは何か」を知るためには格好の問題集だと思う。初級者の方や、棋書を買いたいのだが何から手を付けて良いかわからないといった方に、大いにお薦めしたい。

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紙の本ラクラク詰将棋 基本手筋集 1

2002/07/31 23:23

初級者から有段者まで重宝しそう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 3手・5手・7手詰めの簡単な詰め将棋を集めた本。タイトル通り本当にラクラク解けてしまう問題ばかりなので将棋を初めて間もない初級者や詰め将棋嫌いの人にお薦め。ドンドン解いて詰め将棋の楽しさを覚えていきましょう。本書に載っている問題全て解いた頃にはすっかり詰め将棋好きになっていること間違い無しです。更に終盤力アップにもなって一石二鳥!!
 有段者の方にもこう言った単手数の詰め将棋はお薦め。軽い頭の体操にも最適ですし、しばらく実戦を離れていて勘を取り戻したいときやバスや電車の待ち時間で暇してるときなどに重宝します。


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読み応えのある短篇集

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7つの短篇から構成された短篇集。なかなか読み応えがある。

『パラノイドの唄』 ★★☆☆☆
被害妄想の詩。

『神々のワードプロセッサ』 ★★☆☆☆
ワープロでDELETE/INSERTした言葉が現実でも削除/挿入されてしまったら?タイトルになっているわりにはパンチ力がない。あまりにも簡単にハッピーエンドにしてしまったのが原因か。

『オットー伯父さんのトラック』 ★★★☆☆
キャッスル・ロックを舞台に、乗り捨てられたトラックに関する怪談話。一人称でぐいぐい引っ張ってくる。『トッド夫人の近道』と合わせて、キングもお気に入りの作品らしい。

『ジョウント』 ★★★★☆
暗いラストへと突進するSFホラー。ジョウントは瞬間移動のことで、未来ではこれが航空機にとって変わられていた。地球から火星へのジョウント。これを語り手の家族が初体験するのだが……。。

『しなやかな銃弾のバラード』 ★★★★☆
狂気をテーマにした傑作。優れた恐怖小説だと思う。しなやかな銃弾とは、頭のなかに埋まった狂気を指しているらしい。

『猿とシンバル』 ★★★☆☆
子供の頃の恐怖体験を大人になったいまも引きずった人物が出てきて、大人になってからそれに立ち向かい、打ち勝つ、というキングのお得意パターン。

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紙の本ホット・ゾーン 上巻

2002/07/31 22:02

事実は小説より忌なり

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 一度感染したが最後、血管には血栓が生じ、内臓は溶解を起こし、ついには全身の孔という孔から出血を起こし死に至る。致死率90%以上を誇るそのウィルスの名はエボラ・ウィルス。
 何が怖いって、本書に描かれているすべてが事実であることだろう。もし、フィクションであれば「人間の想像力ほど恐ろしいものはない」と言うお決まりの安易な文句で解決してしまうところだ。だが、ノン・フィクションであるがゆえにそれだけでは済まされない。
 しかもエボラは実際にアメリカの首都ワシントン近郊にまでその魔の手を伸ばした。日本には絶対に起こり得ないことだと誰が断言できるだろう。さらに日本のように交通網が整理され、人口密度が高ければ高いほどエボラの威力はいや増していく。いかなる小説、映画もここに描かれた現実の恐怖に迫ることはできない。

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紙の本グリーン・マイル

2002/07/31 16:45

あまりにも切なく、つらく厳しい現実

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 コーフィには癒しの力がある。では、コーフィは誰かに癒された事はあるのだろうか?そう考えたときとても悲しくなった。きっと彼は今までずっと誰かを癒し続けてきたのだろう。黒人で大男であると言うただそれだけのために誰からも癒される事無く。彼の事をわかってあげたつもりでいる看守達でさえ彼の癒しの力を利用したのだ。きっと生き続けている限り彼はずっと誰かを癒し続けなければならない。彼は死んで幸せだったのだ、なんて言うつもりはない。けれど生きつづけることがはたして本当に幸せだだったのだろうか?私にはどうしてもそうは思えないのだ。結局彼は無罪を主張するより安らかな死を選んだ。彼にとってはそれが唯一の安らぎ、癒しだったのかもしれない。
 そしてそれは私達にとってあまりにも切なく、つらく厳しい現実を突きつけられることでもある。だからこそ「コーフィを助けてあげたい、生きて欲しい」と望む。だが、本当の現実を受け入れたとき、はたして同じことを言えるだろうか。
 

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紙の本アルジャーノンに花束を

2002/07/31 16:22

美しくも儚い物語

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 『知能に障害を持ち、32才の肉体に幼児並みの知能しか備わっていない青年、チャーリー。とある大学の心理学、脳外科のスタッフが彼に持ちかけた実験、それは脳外科手術によって彼の知能を常人並み、もしくはそれ以上の能力を秘めたものに変えてしまおうというものだった。先行して実験動物として手術を受けた白ネズミ、アルジャーノンとともにさまざまなテストを繰り返すチャーリー。そして手術の日がやってきた………。』

 精神薄弱という障害をもっている主人公のチャーリーは実験的脳外科手術により徐々に天才になっていくのですが、そんな彼の目がとらえた現実の世界とはどんなものだったのでしょうか。知能が低いばかりにいじめられたりこき使われていた真実、理解することの不幸を知ってしまうということ。体験したことのなかった様々な現実。そして、主人公の意志とは関係なく実験であるが故に実験の終わりもまた悲しい現実が待っているのです。美しくも儚いこの物語は、きっとこれからもずっと名作として残ることでしょう。

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紙の本ブレイン・ヴァレー 上

2002/07/31 15:51

期待し過ぎたか・・・

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 『パラサイト・イヴ』の著者である瀬名秀明氏の作品ということで期待し過ぎたかもしれない。正直言うと期待はずれだった。上巻までは良かった。多少オカルト的要素が強過ぎるとは思ったが、脳科学を舞台として『パラサイト・イヴ』にも見られた緻密な戦略を感じとることが出来たからだ。つまり、後には何か大仕掛けがあるに違いないと思ったのだ。残念ながらその期待は裏切られてしまったが・・・。
 正直読んだ後には何も残らない単なる自己満足本と言う感じが強い。何かメッセージが込められている訳でもなく、著者の脳科学の豊富な知識が延々と描かれ、読み終わった直後はなんとなく脳についてわかったような気がするが、その実本当にわかった事なんて何もないことに気づく。ストーリーも題材が題材なだけに陳腐なイメージが強いし、なにより『パラサイト・イヴ』で見られたジェットコースター並のスピード感が失われてしまったのは残念。それゆえエンターテイメント作品としても前作より質が落ちている。
 UFOとか脳の神秘とかそう言ったことに常日頃から興味を抱いている人にはそれなりに楽しめるだろう。逆に言えば、それ以外の人にはあまりお薦め出来ない作品。

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紙の本ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編

2002/07/31 15:25

傑作映画の原作となった2篇収録のお得な一冊

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 『ロサンゼルス郊外の住宅地に住むトッド・ボウデンは、スポーツ万能で成績優秀な、典型的なアメリカの高校生。ある日、元ナチスの将校である老人クルト・ドゥサンダーと出会う。“吸血鬼”という異名を持つドゥサンダーは行方をくらましていたが、戦争犯罪人として追われる身である。トッドは、真相を暴露しない代わりに、過去の話を強要する。収容所では何があったのか、虐殺はどのようにして行われたのか…。「…ガス室で死ぬまでの時間は…死なない人もいた?…人を殺すときの気分は?」やがでこの危険な関係は、トッドの心に闇を呼び起こし、思いもかけない事件へと発展する…。』

 『ゴールデン・ボーイ』は真剣に怖い。視覚的にではなく、精神的にくる怖さ。成績優秀・スポーツ万能・明朗快活、典型的なアメリカ少年が「人生最大の関心」を手に入れる。それが、元ナチ将校の話を聞くこと。ナチスが行った非道の数々を涎をたらさんばかりに聞き入る。そして、崩れていく、人を殺す。表面はあくまでも明るく、快活であるのに。それが、余計怖い。「人間の皮をかぶった悪魔」という表現がぴったりくる。心がない。たとえあったとしても、それは外には開かれず自分にしか向けられていない。最近の少年犯罪にも相通じる話。「今、隣にいる人間が実は怪物かもしれない」そんな恐怖がある。背筋が寒くなって、読後感が悪い。二度は読みたくないけれど、読み始めると恐怖に引き込まれる。
 ちなみにトッドは原作では崩壊し、映画ではデンカーゆずりの保身の術を発揮して終わる。本当に怖いのはどっちだろう?いずれにしても人が実に自然にサイコと化していく様子がすばらしい。

 同時収録されている『刑務所のリタ・ヘイワース』は『ショーシャンクの空に』という題名で映画化されており、日本では大ヒットしたのでこちらの方が知ってる人は多いかもしれない。こちらは短編ながらキングの傑作『グリーンマイル』と並ぶ感動作である。『ゴールデンボーイ』の読後感の悪さをこちらで補っている。

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紙の本死のロングウォーク

2002/07/31 03:41

今でも異彩を放ち続けるキングの初期作

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 『近未来のアメリカ。そこでは選抜された14歳から16歳までの少年100人を集めて<ロングウォーク>という競技が行われていた。それは、コースをただひたすら南に歩くだけという単純なものだったが、このレースにゴールはない。歩行速度が落ち、三回以上警告を受けた者は次々に射殺され、最後に生き残った一人が決まるまで続く文字通りの「死のレース」なのだ。昼もなく夜もなく、冗談を交わし、励ましあって歩き続ける少年たちの極限状況を、鬼才キングがなまなましく描いた空前の異色作!』

 一説によると『バトルロワイアル』の元ネタらしいが、真偽のほどは確かではない。ただ「最後の一人になるまで〜」等の設定は似通っているのでありえない話でもないだろう。『バトロワ』との大きな違いは、あちらが物理的な戦いだったのに対し、こちらは心理的要素が多くを占めていることだろう。そのために、『バトロワ』と比較すると地味で気だるい感じがするが、その分奥が深いと言うか哲学的要素が大きいように思う。作品の性質上予定調和的なストーリーは避けられないが、それぞれが何を考え、何を思い、何のために歩くのか。そういった心理描写を交えながらラストへ読者を導く手腕は素晴らしい。

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この一冊で作戦の幅が大きく広がること請け合い

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 対四間飛車としてはややマイナーなイメージのあった右4六銀戦法にプロの新研究を加え、丸々一冊書き下ろされた本。著者の所司和晴氏は定跡書を書かせれば、その詳細の解説と明快さには定評がある。
 一昔前までは攻めのバリエーションの少なさからやや敬遠されていた感のある右4六銀戦法も研究と実戦の積み重ねにより様々な形が現れ、今では立派な対四間飛車の一角を担う存在である。本書では、最新の箱入り娘に始まり、従来の舟囲い、対4一金形四間飛車、左美濃への組替え形など様々な形の最新定跡を詳しく解説している。
 右4六銀戦法の身上は柔軟さと軽快さ、急戦、持久戦どちらにも対応でき、通常思われているよりも奥の深い戦法である。本書を手にすることによって作戦の幅が大きく広がること請け合いである。

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左4六銀定跡のすべて

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 対四間飛車急戦の花形戦法である左4六銀について丸々一冊書き下ろされた本。著者の所司和晴は定跡書を書かせれば、その詳細な解説と明快さには定評がある。本書では先手居飛車急戦 対 後手四間飛車を題材として、主に▲6九金形左4六銀戦法について詳しく書かれている。最新の△3七歩形から従来の一般に知られた形までほぼすべての変化について網羅されており、この一冊で▲6九金形の左4六銀定跡はマスター出来る作りになっている。
 ▲6八金形についても若干ページを割いているが、急戦で一手遅れるのはやや損な意味合いもあり、現在の主流ではないことから省略した模様。そちらについては『羽生の頭脳 1』に詳しく載っているので参考にすると良いだろう。

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4六銀・3七桂形矢倉の最新定跡

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 著者の所司和晴は定跡書を書かせれば、その詳細な解説と明快さには定評がある。本書も紙面をフルに使い、含まれている情報量は相当なものだが、変化は体系的に整理され、丁寧に作られているため非常にわかりやすい。盤駒がなくても難解な矢倉定跡を理解することが出来るだろう。
 ただし、本書の題材自体が4六銀・3七桂形矢倉の発展形であり、それ以前の基礎知識については触れられていないため矢倉初心者にとっては厳しい内容。そのため、本書を読みこなすためには森下卓氏による『現代矢倉の闘い』、または本シリーズの第2巻『続・4六銀』などを参考にして、ある程度の基礎知識を仕入れておく必要がある。
 定跡書としての価値は高いが、ややマニアックな内容でもあり読みこなすにはそれ相応の棋力が必要。ただし、矢倉を指すためには避けては通れない道なので、有段者以上の矢倉党は必携。

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人間の心の暗部を満たしてくれる本

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 「怖いもの見たさ」という言葉がある。人間は誰しも日常では考えられないような凄惨な事件や物事に惹かれる一面を持っている。例えそれがもっともタブー視されている殺人であっても。本書はそんな「怖いもの見たさ」を満たしてくれる。アメリカで実際に発生した数々の快楽異常殺人を例に、FBI行動科学課の特別捜査官として数々の奇怪な事件を解決に導き、「プロファイリング」という捜査技術を世界中に知らしめた著者が凶悪犯逮捕までの軌跡と犯人との会話の記録を初めて明かした。
 ただし、本書はあくまでも凶悪犯罪のカタログであり、彼らの心理を解き明かそうという崇高な使命のもとに書かれたものではないので注意して欲しい。あくまでも我々の悪なる好奇心を満たすべく作られた本なのである。そのため、きわどい(俗に言う「グロい」)描写が数多くあり、人によっては読んでいて気分が悪くなる恐れもある。万人向けではないが、その手の本が好きな人にはこたえられないだろう。

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紙の本インビジブル

2002/07/30 23:30

昔懐かしい透明人間だが……

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 『傲慢だが天才的な科学者セバスチャン・ケインは、アメリカ政府から、ある極秘プロジェクトを任されていた。それは、"透明人間をつくること"。動物実験に成功したセバスチャンは、秘密裡に自ら実験台となる…。だが、実験は失敗。元に戻れなくなったセバスチャンは暴走しはじめる。邪悪な存在と化した彼を追う研究員たち。インビジブル(=目に見えない)な彼を浮かび上がらせるのは火、水、煙、そして血…。血みどろの死闘を制し、最後に生き残るのは誰か!?』

 要は昔懐かしい透明人間をそれっぽいバックグラウンドを用意して現代に甦らせようというわけなのだが、設定からして胡散臭いし日本人にとって透明人間なんて笑いのタネになるぐらいで、恐怖の対象には絶対になりえないと言う事を再認識させられる内容。下手に科学っぽく見せようとしてるので、現代の日本のサイエンスホラー(例えば『パラサイト・イヴ』)などで目が肥えている我々にとっては物足りなさ過ぎる。しかも透明人間になってもやることと言ったら強姦、殺人とスケールが小さ過ぎ、現代にリメークするからには、もっと突拍子もないことをやらせて欲しかったのだが……何の想像力も働かせずにとりあえず書いたことがバレバレの内容なので、当然低評価。

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