よりさんのレビュー一覧
投稿者:より
2004/03/08 15:26
ぐっときた。
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切ない話でした。
二人の女の子の恋心がいじらしく、主人公の葛藤もよく分かりました。
世の中には知らない大変な病気が沢山有ると思いますが、恋して成長して死んでいく…なんて悲しすぎます。
静流の最後の個展、どんなに思いや願いが詰まっていたのでしょう…。
一枚一枚が彼女の彼へのメッセージなのでしょうね。
うかつにも人の出入りの多い場所で読み始め、読み終えてしまったため涙をこらえるのが辛かった…。
家で読めばよかったです。
素直に受け止めたままに涙が出たでしょうに…。
2006/09/13 15:26
納得!
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ひすいこたろうさんの「名言セラピー」で舛田さんのことを知り、本屋で見つけ購入!
まず読み進めやすい。
文章が軟らかく、具体的で理解しやすい。
ご本人の経験に基づいた話は、自分にも当てはまり本当に納得した。
ずぐに家中ピカピカという訳には行かないが以前よりは気持ちのよい空間を保つことができる様になったと思う。
何故かむしゃくしゃする。とか
気分がおちつかない。とか
不満で爆発しそうな方、是非ご一読を!
2003/11/27 11:59
女ですが…。
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同じだと…思った。
私と同じだと。
恋愛だけは学習機能が働かない。
感情が抑えられないから。
「恋愛に関して、新たに悟ったことは、既にもう、前に一度悟っている」
分かってはいるのだけれど、きっとまた悟り直してしまうんだろう。
イラストも絶妙。
紙の本天の瞳 幼年編1
2003/10/06 16:35
子供にそう
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この本の中で一番好きな言葉
「子供にそう」
なんて柔らかな言葉なのだろうと思いました。
大人の勝手で動かしがちな子供という存在。
そこを曲げない倫太郎にはっとさせられました。
正直、大人にとっての都合の良い子を育てたがっている自分に立ち止まってしまいました。
自分を通すだけならわがままととらわれがちなのですが、そこから先に広がるものを持ち、立ち向かえる強さを持つ倫太郎は大人の私でも憧れてしまう存在となりました。
紙の本兎の眼
2003/10/06 16:24
どうして…?
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どうしてそこまで出来るのだろう?
これが正直な感想です。
お嬢様先生がであった社会は強烈であったはずなのに…。
読者としての立場で全体を見れればこその理解しか私には出来ません。
だから、先生や子供たちに感情移入するというより、保護者の気持ちで読み進めていった気がします。
灰谷作品は、私にいつも違う衝撃を与えてくれます。
この本でも色々勉強させていただきました。
紙の本太陽の子 新装版
2003/10/01 16:09
自分を恥じる。
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戦争を知らない世代に育ち、戦争の話を聞いても同じ位置で聞けなかった自分に大変衝撃を受けた。
戦争の話を聞いても、画像を見ても膜をはられた外の事のようにしか感じられなかった私に「戦争に伴う悲しみ」が膜を剥いだように沁みたのは何故だろう。
自分がふうちゃんと同じところから疑問を持ち、知ったからだとおもう。
自分と関わることではないのは大きな違いではあるが。
戦争の悲惨さを語る人との間に感じていた温度差は
自分の無知の上にあったということ。
しっかりと分かった。