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  3. 藤原編集室さんのレビュー一覧

藤原編集室さんのレビュー一覧

投稿者:藤原編集室

11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本ハードライフ

2005/02/25 13:34

内容紹介

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20世紀初頭のアイルランドの首都ダブリン、両親を早くに亡くして孤児となったメイナスとフィンバーの兄弟は、義理の伯父コロッピー氏に引き取られ、その家で暮らすことになった。友人の神父と議論にふけり、何やら重要なプロジェクトを画策中らしい変り者、コロッピー氏の独自の教育方針の下で二人は育てられる。やがて兄メイナスは綱渡り術の通信講座というイカサマ商売を考案、怪しげな教本の出版販売や競馬のノミ行為など次々に事業を拡大し、ロンドンへと出て行った。その後、コロッピー氏が重い関節炎に悩んでいることを聞いたメイナスは、奇跡的特効薬〈豊満重水〉を贈って服用をすすめるが、この薬が思わぬ事態を引き起こすことに……。奇想小説『第三の警官』で知られるアイルランド文学の異才フラン・オブライエンの「真面目なファルス」小説。

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紙の本最後の審判の巨匠

2005/02/04 10:22

内容紹介

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ウィーンの著名な俳優オイゲン・ビショーフは、数人の客たちを前に余興のための役づくりと称して庭の四阿(あずまや)にこもった。しかしその後、四阿から聞こえた二発の銃声に駆けつけた一同がドアを押し破ると、床に倒れたビショーフは既に虫の息だった。現場は密室状況にあり、自殺の疑いが濃厚だったが、客のひとり、技師のゾルグループは「これは殺人事件だ」と宣言する。瀕死の俳優がもらした言葉「最後の審判」とはいったい何を意味するのか。ゾルグルーブが真犯人だという「怪物」の正体とは? 第一次世界大戦前のウィーンを舞台に展開される、全篇、悪夢の中を彷徨うような異色ミステリ。都筑道夫、鮎川哲也らの言及でも知られる伝説的作品。

レオ・ペルッツ(1882-1957)
ユダヤ系オーストリア作家。複雑な語りの構造をもった歴史幻想小説で知られ、近年、欧米で再評価が進んでいる。邦訳に『第三の魔弾』(国書刊行会)などがある。

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紙の本プリーストリー氏の問題

2004/11/13 10:49

内容紹介

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「君はキャベツだ! カブだ! ペポカボチャのカタツムリ野郎だ!」友人からこう評されるほど、活気のない人生を送っていたプリーストリー氏は、ある夜、見知らぬ美女に助けを求められ、日頃の習慣を破って冒険に乗り出した。ところが事態は予想外の方向に発展、殺人犯として件の美女と手錠でつながれたまま逃げまわるはめに……。炸裂するスラップスティックと洒落たロマンス。A・バークリーが本名で発表したスクリューボール・コメディの逸品。

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紙の本月が昇るとき

2004/07/28 18:40

内容紹介

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サイモンとキースの兄弟は町にやってきたサーカスを楽しみにしていた。しかし開幕日の朝、ナイフで切り裂かれた綱渡りの女性の死体が発見されたのを皮切りに、同様の手口の犯行が続発、小さな運河の町を切り裂き魔の恐怖が覆った。サイモン少年は骨董屋で出会った老婦人ミセス・ブラッドリーの助けを借りて事件の真相を探ろうと決心する。連続殺人事件を13歳の少年の目を通して描き、不思議な詩情をたたえた傑作。

グラディス・ミッチェル (1901-1983)
70冊以上の長篇ミステリを発表、オフビートなユーモアに特色のあるイギリスの作家。代表作に『ソルトマーシュの殺人』『トム・ブラウンの死体』など。

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不可能犯罪+怪談+ドタバタ喜劇(編集部コメント)

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 オルガン奏者が何者かに襲撃され、不穏な空気が漂う地方都市トールンブリッジの大聖堂で、巨大な石の墓碑に押し潰された死体が発見される。しかも事件当時、現場は密室状況にあった。この地方では18世紀に魔女狩りが行なわれた暗い歴史があり、その最中に奇怪な死を遂げた主教の幽霊が聖堂内に出没するとも噂されていた。ご存知ジャーヴァン・フェン教授登場のヴィンテージ・ミステリ。

 「捕虫網を持って至急来られたし」とのフェン教授の電報を受け取った作曲家のヴィントナーは、捕虫網を買いに行った百貨店で謎の暴漢の襲撃を受けたかと思うと、トールンブリッジへ向かう列車内でも再び災難に。開巻早々、ドタバタ騒ぎの連続で物語は快調そのもの。ようやく大聖堂に到着したヴィントナーを待っていたのは、相変わらず傍若無人、人の迷惑かえりみず、趣味の探偵仕事に邁進するフェン教授と、美しい聖歌隊長の娘、そして不可解な密室殺人事件でした。キビキビした筆致の、明るいユーモアにあふれた作品の中に、18世紀初め、魔女裁判に関わり怪死を遂げた破戒僧の「日記」が登場すると、いきなりM・R・ジェイムズ風の怪談仕立てとなります(あるいは、やはり作中に怪談めいた古文書が登場するJ・D・カー『魔女の隠れ家』『プレーグ・コートの殺人』へのオマージュか)。どうやらこの地方では、いまも異端の信仰が生き残っているらしいのです(と、このへんもディクスン・カー風)。おまけに周辺にはドイツ軍スパイの暗躍の噂も(第二次大戦中のお話です)……。

 不可能犯罪、怪奇趣味、ユーモア、冒険とロマンスと盛り沢山な本書は、ジョン・ディクスン・カー『曲った蝶番』に感動して探偵小説を書き始めたという「黄金時代」最後の作家エドマンド・クリスピンが、その本領を発揮した初期傑作です。

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紙の本死を呼ぶペルシュロン

2004/04/14 16:56

消された時間、記憶の迷宮(編集部コメント)

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 「先生、俺、きっと頭が変なんです」——精神科医マシューズの診察室に現れた青年は、真っ赤なハイビスカスを髪に挿していた。そうしていると小人が一日十ドルくれるというのだ。他の小人にも雇われてコンサート・ホールで口笛を吹いたり、街中で25セント硬貨を配ったりしているという青年の話に興味を惹かれたマシューズは、彼と同行して小人のひとりに会いに行く。酒場にいたその小人ユースタスが青年に命じた新しい仕事とは、ペルシュロン種の馬を一頭、ブロードウェイの人気女優の家に届ける、という奇妙なものだった。タチの悪い冗談の標的にされたような気持ちのマシューズだったが、やがて彼自身、悪夢のような事件に巻きこまれてしまう。

 『悪魔に食われろ青尾蠅』(翔泳社)、『殺意のシナリオ』(小学館)が本邦でも注目を集めたジョン・フランクリン・バーディンの、奇抜な設定と破天荒なプロット、心理的恐怖が際立つ第一作。1940年代に発表されたバーディンの作品は、その先鋭性のゆえに一時期完全に忘れ去られましたが、70年代にジュリアン・シモンズらによって「再発見」されるや、たちまち新たな熱狂を引き起こしました。魅力的な冒頭部から、一気に迷宮のような作品世界に引き込まれてしまう本書は、ビル・S・バリンジャーの技巧的な作品や、マーガレット・ミラーの異常心理小説のファンに、特におすすめしたい逸品です。

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紙の本絹靴下殺人事件

2004/02/10 10:11

ロジャー・シェリンガム対絞殺魔(編集部コメント)

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 いまやすっかりお馴染みとなった世界一おしゃべりな(誰ですか、「世界一ハタ迷惑な」なんて云ってる人は)名探偵ロジャー・シェリンガム氏が、今回は連続殺人事件に取り組みます。ロンドンで若い女性が絹のストッキングで首を吊る事件が続発。これは自殺に見せかけた巧妙な殺人では、と疑惑をいだいたロジャーは、スコットランド・ヤードとも協力して捜査を開始します。しかし、手がかりはあまりに少なく、捜査は難航。それを嘲笑うかのように凶行を重ねていく殺人狂の仮面を剥ぐべく、ロジャーは最後の罠を仕掛けますが……。無差別連続殺人を扱った最初期の探偵小説の一つで、バークリーの才筆はここでもこのテーマに強烈な一ひねりを加えています。「探偵小説を読みすぎた」人にも、そうでない人にもお奨めする傑作探偵小説です。

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すべてはここから始まった(編集部コメント)

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 「未訳の海外古典ミステリを原書で片っ端から読破している凄い人がいる」という噂を聞いたのは、いまから10年以上前になる。その噂の人が作製した180頁の私家版『ミステリ作家名鑑 本格派編 1920-70』を手にしたときの衝撃は忘れることができない。原書入手難とか翻訳不能とか日本の読者向きではないとか、様々な理由をつけて「幻の作品」とされていたミステリが、そこでは次々に紹介されていた。まったく聞いたことのない作家の名も幾つもあった。ちょうど〈世界探偵小説全集〉というクラシック・ミステリ・シリーズの企画を進めていた私が、早速この「凄い人」——森英俊氏に会いに行ったのは言うまでもない。会ってたちまち、そのミステリに関する知識に圧倒された。お宅に伺って蔵書も拝見した。眩暈がした。

 その場で「世界探偵小説全集」への全面的な協力をお願いするとともに、『名鑑』をもとにして海外ミステリの本格的な事典・書誌をつくる話が始まった。「全集」刊行開始以後のクラシック・リヴァイヴァルの盛況ぶりは、ミステリ・ファンならご存知のとおりだが、その多くの企画の背後に森氏の驚異的な読書量とコレクションの存在があったことは間違いない。その間も事典の編集作業は着々と進められ、180頁の冊子は1000頁近い大事典に成長し、1998年、『世界ミステリ作家事典/本格派篇』として刊行の運びとなった。作品リストを完備したリファレンスとしての機能と同時に、これは森氏独自の視点によるミステリ論でもあった。また、隅々にまでこめられたミステリに対する情熱は多くのファンの胸を打ち、この事典に刺激されて原書でミステリを読み始める人も増えてきたようだ。

 夥しいミステリを紹介しているこの事典は、逆説的かもしれないが、自分の好きなものは自分で実際に手に取り、自分の目で選び取っていかなければならないことを教えてくれる本だと思う。その手がかりはここに十二分にある。初めから答えが分かっているパズルなんて詰まらない。これはミステリという豊かな森を、いつまでも楽しくさまよい続けるための最強のガイドなのだ。

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紙の本廃墟の歌声

2003/11/14 10:24

こんな話を信じていいものだろうか?(編集部コメント)

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 ジェラルド・カーシュのある短篇はこんな問いかけから始まっています。しかしその言葉は、彼のほとんどの作品にあてはまるようです。昨年、好評を博した作品集『壜の中の手記』をみても、ジャングルの奥地に棲息する骨のない人間、メキシコで消息を絶った作家アンブローズ・ビアスの最後の手記、十八世紀英国の猟師の網にかかった極彩色の怪物の古記録など、にわかには信じがたい、しかし思わず釣り込まれてしまう物語が、達者な語り口で綴られていました。

 カーシュ短篇の多くは、作者自身と思われる「私」が登場し、酒場や喫茶店、アパート、旅先などで出会った人々から話を聞くという形式をとっています。彼らはみな異常な体験の持ち主であり、彼らの語る話は、ときに恐怖や怪奇に満ち、ときにユーモラスで、ときに悲哀に満ちています。読者は「私」とともにその途方もない話に耳を傾け、そんな莫迦な話があるものかと思いながらも、物語の中にぐんぐん引き込まれてしまうのです。

 今回の『廃墟の歌声』にも、さまざまな声で語られた十三の奇妙な物語が収められています。そこに登場するのは、神の怒りにふれて滅んだといわれる古代都市アンナンの廃墟に巣くう気味の悪い生き物、ハンガリーの荒地にそびえる「乞食の石」に隠された秘密、異教徒の土地へ布教に出かけ、半死半生の目にあった聖シモンが曠野で出会った不思議な力をもつ老人、捕まえた者の願いをたった一つだけかなえるというウェールズ伝説の魔法の魚とアーサー王の埋もれた財宝、十六世紀のフランスに生まれ、四世紀ものあいだ戦場から戦場へと渡り歩いてきた不死身の男といった、またしても「こんな話を信じてもいいものだろうか?」と問いたくなるものばかり。

 とはいえ、カーシュを楽しむのに理屈はいりません。私たちはただ、一切の不信を棚上げして、その変幻自在な語りに身をゆだねればいいのです。いずれにせよ、一度カーシュのよく通る、ケレン味たっぷりの声に耳を傾けてしまったら、あとは結末にたどり着くまで、ひたすら頁をめくり続けるしかないのですから。読み終わって、「してやられた」と叫ぼうが、口をぽかんとあけて立ち尽くすことになろうが、あとの祭り。不思議な語り手はすでに姿を消しています。

 エラリイ・クイーン、ハーラン・エリスン、レックス・スタウト、北村薫、宮部みゆきといった目利きたちが絶賛する稀代のストーリーテラー、ジェラルド・カーシュの摩訶不思議な物語の数かずを、どうぞ存分にご堪能ください。

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紙の本ヨットクラブ

2003/10/24 21:27

イーリイの奇妙な世界(編集部コメント)

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 〈異色作家短篇集〉というシリーズをご存知だろうか。30年以上にわたって版を重ねてきた早川書房のロングセラーである。といっても〈異色作家〉というジャンルがある訳ではない。しかし、ジョン・コリアやロアルド・ダール、シャーリー・ジャクスンなど、ミステリやSF、怪奇小説といった単純なジャンル分けでは捉えきれない作家たちを、〈異色作家〉のネーミングで(なかば強引に)まとめてしまったのは偉大な発明だった。

 この〈異色作家短篇集〉については、昔から熱心なファンによって「続刊を出すならこの作家を」という試案も度々提出されてきた。『壜の中の手記』のジェラルド・カーシュなどはしばしばあげられる名前だが、今回、初の邦訳短篇集が実現したデイヴィッド・イーリイも、その最有力候補のひとりだろう。

 イーリイの短篇は1960年代から70年代にかけて〈EQMM〉〈ミステリマガジン〉〈EQ〉などの雑誌にさかんに紹介され、その特異な着想とスタイルは、ミステリ・ファンにはお馴染みのものだった。なかでもMWA最優秀短篇賞を受賞した「ヨットクラブ」は新鮮な驚きをもって迎えられ、多くの目利きたちをうならせた。この時代を代表する短篇作家といってもいいだろう。

 今回刊行される『ヨットクラブ』は、イーリイが傑作を連発していた時期の作品を集めた短篇集である。彼を短篇作家として高く評価するアントニー・バージェスは、本書について、「おそろしい高みに達している。デイヴィッド・イーリイは、この最も難しい文学形式において驚くべき才能を有しており、現代アメリカの主要な短篇作家のなかで確固たる地位を占めることを約束されている」と絶賛した。

 この短篇集には、人生に倦んだ成功者たちのひそかな罪深き愉しみを描いてMWA賞を獲得、作家的評価を決定づけた「ヨットクラブ」をはじめ、規律を重んじ、理想の教育を掲げる寄宿制の学校のグロテスクな実態が明らかになる「理想の学校」、発射直前の火星ロケット基地を舞台にした「カウントダウン」、原子力〈事故〉で消滅してしまったイギリスの復元計画に動員された歴史学者の悩みと、その意外かつ皮肉な展開を追った中篇「タイムアウト」、自分は神だと信じる男を主人公に、奇抜な着想とナンセンスな味わいが光る「G.O’D.の栄光」、何か月も一言も口をきかず、互いの存在を無視してきた夫婦の始めた奇妙なゲームが、ついに超自然的な恐怖を呼び寄せる「夜の客」、〈怖るべき子どもたち〉テーマに強烈なひとひねりを加えた「日曜の礼拝がすんでから」など、ヴァラエティに富んだ15篇が収められている。

 奇抜な設定、異常な世界を好んで取り上げるイーリイだが、その作品世界はけっして日常からかけはなれたものではない。主人公たちはおおむね、ごく普通の、どこにでもいる人間——「あなたに似た人」たちである。しかし彼らは、欲望や敵意から、あるいは人生への倦怠から、ふとした偶然から、日常生活にぽっかりと口をあけたアンバランス・ゾーンに足を踏み入れてしまう。

 イーリイの描く奇妙な世界は、あるときはユーモアやアイロニーで、あるときはサスペンスや恐怖で味付けしながら、我々の生きるこの世界の歪みや罅われを思いきり、グロテスクなまでに拡大して見せてくれる。あなたも、わたしも、いつその不思議な、すべてのバランスが崩れた世界に、足を踏み入れてしまうかもしれないのだ。

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怪奇趣味横溢の本格探偵小説

悪魔学研究家のロチェスター教授の屋敷に送りつけられた一体の人形が、のちに新聞が〈人形殺人事件〉と書き立てることになる奇怪な事件の始まりだった。友人の頼みで屋敷へ乗り込んだアマチュア探偵のジェフリー・ブラックバーンだったが、その到着の朝、邸内の礼拝堂で殺人事件が発生する。死体の胸にはナイフが深々と突き刺さっていた……。全篇に横溢する怪奇趣味、「オーストラリアのカー」の異名をとる本格派マックス・アフォードの本邦初紹介。

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