サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. たけくんさんのレビュー一覧

たけくんさんのレビュー一覧

投稿者:たけくん

164 件中 31 件~ 45 件を表示

紙の本

紙の本純平、考え直せ

2011/04/18 23:56

人生を考え直したい方、順平の様に3日間日常から離れてみない??

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヤクザの世界に入った主人公の坂本順平という人物はとても好感がもてる人物である。やくざであろうと、全うに職に就こうと、人間社会で生きていく限り、上下関係や同僚との接し方などは付きまとう問題であり、順平の行動をみるととても真面目である。人との約束や、今後なすことを忘れないために手に書いておく、という行為は、実に人間じみて親近感が沸く。やくざとは思えない。
どの様な世界であろうと、結局個人の立ち居振る舞いは周囲に評価されるという事であり、人はその評価を気にしながら、またそれに応えようとして自分自身の存在の意義を確かめていく様だ。

ネットの掲示板がこれだけ利用されているのは、それらの象徴なのかもしれない。

本書を読んでいて、順平の3日間というのは、実に興味深い。
今までの生活とは全く異なり、様々な人と知り合い、様々な経験をするのである。日常に溺れているばかりでは遭遇することがありえない世界に直面するという事なんだろう。仕事ばかりしている者は人生を実に無駄に過ごしている!という妻の言葉が実によくわかる。仕事を早く切り上げ、または休みをとり、自分のしたいことを思いっきり楽しむ。その際金をけちらない。普段の節約をここでは潔く使う。そんな切り替えが人生には必要であるという事を、本書より感じてしまった。

自分の人生を考え直してみることが必要であると感じる方は、一度順平の様に日常を離れてみてはいかがだろうか???

実に感慨深い!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

化学系の特許実務を少し経験した知財マンにお勧め!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 化学系の出願戦略や、化学系ならではの拒絶理由(新規性・進歩性・記載不備・実施可能要件等)に即した明細書の作成ポイントについて、最新の判例を織り込んでのものとなっている。
 判例の紹介においては、判決文中に著者の見解や解釈を下線付きで加筆することで、読者が解釈するのに理解しやすい様な気配りが見られる。知財入門者には少し難しい目の内容となるが、知財実務を暫く経験して読むとすっと入っていく感じがするのではないだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

私はむしろ本書を、ビジネスよりも子供との会話に当てはめた!!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 説得するという事は、相手にとってみると、本来イヤな事の様だ。確かに説得されると、相手の術中にはまったとか、そうでなくてもヤツの思い通りになるのがなんとなくしゃくだ!なんて思うものである。
 本書では相手に説得されたと思わせないで、むしろ相手が「こういう風にしたい」ということを選択して決定したと思わせることで、実は説得していたという方法を紹介している。
 そのためには、相手の話を聞き説得側が話し過ぎない、相手の話の腰を折らない、等のアドバイスが含まれる。往々にしてありがちな説得側の陥りやすいミスを指摘している本書を、ビジネスマンには一度読んで頂きたい。
 実は私は本書を読みながら、対息子との会話というものを何度も思い起こした。そう、ビジネスに限らず家庭内でも、また人と接触する商談やこずかいの交渉等、日常生活のあらゆる場面でも使えると思われる本書は、子供から大人まで実に幅広く読めるのではないでしょうか?読み易さという点でもイチオシ!です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

『必然的』な出会いに超ぅ感謝です!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私が江原さんを知るきっかけとなったのは、某TV番組「オーラの○」です。江原さんの持つその風貌、また優しい言葉・教え、そして美輪さんとのコンビネーションにすっかり虜にさせられました。
 番組により、自分の中での霊に対するイメージが変わってきたことは否定できません。明らかに変化がありました。しかし霊が怖くなくなったのか?と問われると、今でも十分怖い気持ちがあります。でも単に怖いだけの存在だけではなく、自分を護ってくれたり、心配したりしてくれていたりもするんだという事が理解できてきています。そういう意味でこの番組との出会いはとっても良かったのだと思っています。国分君風に言うと、『この出会いは偶然ではなく、必然なんです』けどね。
 さて、そういう出会いの江原さんの処女作である本書には大変興味が沸きました。本書の前半に記載されている部分では、江原さんの半生が綴られています。自身の特質ゆえ、とても苦労された様です。番組を見ているとそんな風にはとても感じられず、改めて自分が普通(?)であった事に感謝してます。
 本書の後半では守護霊に関する解説があります。その中で、4つの霊で構成されているという解説部分はすごく興味を持ちました。4つの霊の中に『指導霊』という霊がいますが、主護霊とは違い、よく変わってしまうそうです。よりよい指導霊にガイドしてもらうためには、自分自身の気持ちが大きく影響するとの事でした。霊が単に我々を支配しているのではなく、我々の素行により、自分の人生は良くも悪くもなるそうで、霊がそれを見守ってくれているそうです。高い志の人には、高級な指導霊が護ってくれる様です。つまり頑張る人にはより高級な守護霊によるご加護も得られるという事なのです。よくスポーツの試合で、実力以上を発揮する選手がいます(そういう解説を聞くこともあります)。これはきっとその選手に良き高級な指導霊が護ってくれているんだろうな、って妙に納得しました。
 この本を薦めて、霊を信じなさいとか言うつもりは毛頭ありません。この本により自分自身の生き方を見直し、よりよい人生を、そして良き『旅立ち』ができる様に心掛けるきっかけになれば良いのではないでしょうか。本当にお奨めです!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本キヤノン特許部隊

2006/04/14 06:17

特許の役割、そしてプロパテントをよく考えよう

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 特許に対する企業の考え方について警鐘を鳴らすと共に、日本におけるプロパテントについての危機感をクローズアップしている。
 2002年当時の本であるため、知的財産戦略大綱が出る前の話で、内容的には少し古くなる。しかし今読むと、著者が感じていた危機感というものが確かに具現化している点が分かり、著者の努力というものを垣間見ることができる。
 単に『プロパテント』という言葉に流されることなく、本質を理解し、企業にとって、日本にとって今一番大切なことは何か、どの様な活動をしていくべきか、自分達の将来、そして何より子供たちの将来のために、何をしなくてはいけないのか、本書より感じる点は多いのではないだろうか。
 各社の『特許部隊』に属している者にとっては、現在の自分の仕事のやり方に対して、本当にそのやり方でいいのか、について本書と比較しながら、もう一度その是非を確認するきっかけともなる本であると思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

これぞ統計手法の入門書!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

統計分析の入門書として非常に分かり易く記載されている。
手始めとしての基本統計量や偏差値などの記載はホント目から鱗ものの記載。
統計分析を始めようとする入門者にはうってつけの本であると思われる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

憲法なんて久し振り~。筆者の軽快な語り口調にどんどん引き込まれる!知る努力を惜しまない様に!!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本国憲法をこれだけじっくり見たのは何年振りだろう。何気なく読めばすっと読み流してしまう部分を著者の流暢かつ軽快な語り口調で、かつ時折ニュースで話題となっている部分とリンクさせながらの解説はとても楽しく読み進めていくことができる。
 筆者も認めているところであるが、憲法、人権と三権分立の割合が多く、経済関係が薄くなってしまったのは残念。
 今この様な社会の解説書、暮らしの解説書が流行りなのかもしれない。テレビでも、政治・経済をわかりやすく解説する池○さんを良く見かける様になった。
 筆者も述べているが、少子高齢化が進み、相対的な経済力は低下しているし、役所の不祥事、あらゆる自治体の不正経理発覚する状態にあるのが日本で、原因は政治家や官僚、公務員にもあるが、「暮らしていけるから」と安閑として監視を怠った国民にも原因がある。そんな警鐘を筆者もテレビ業界も池○さんも鳴らし続けているのかもしれない。我々国民は基本的人権を守るための不断の努力をおろそかにしてはならない。まずは知ることを、と筆者は主張する!!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

単に法令遵守で良いのか!企業としての社会的責任はそれだけでは果たせない!という警鐘!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 企業不祥事が絶えない。全ては個人に発端にあるからであって、それを判断する(責任をとる)のも結局個人である。そうすると極論は、犯罪が絶えない、というのと同義でないかと思う。
 過去の不祥事(または犯罪)の事例を見せて、何が悪いのか?と問えば、万人それなりの答えを示す。またその様な事をしても良いか?と問えば、おそらく大半の人は「ダメだ!」と応えるだろう。しかしそう答える我々は非常に冷静であるし、気持ち的にも余裕がある。そんな状況で不祥事(犯罪)は起こりえない。不祥事(犯罪)は、かなり個人を追い詰められた状況で発生する。
 人間はそれほど強くない。いや、むしろとても弱い。それ故に、試験期間中に遊びたくなり、3日坊主という言葉も永遠に語り継がれるし、ダイエットには失敗するし、不倫もする、そして金がなくても欲しいものがあれば手に入れようとするし、責任を追及されそうな事態に追い込まれると隠そうともする、またにっちもさっちもいかなくなりそうになると人を殺めたりもする。
 コンプライアンスとは単なる法令遵守ではない、企業としての社会的責任を果たさなければならない。社会的責任を果たす企業とはどういうものか、またどの様な危機管理を実施し、仮に不祥事が発生した際にどうあるべきか、という難解の問いに対して筆者の過去の経験を基に訴えている本書は、企業の経営層は勿論、今後経営層となる中堅、または会社に入ってまもない若手にも一読して欲しいものである。
 社会が非常に賢くなっているだけに、企業人として本書を読むばかりでなく、今後は個人の危機管理としても本書が有効になるのかもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

経済学は常に我々に語りかけているのかも!?

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ある知り合いから「比較優位」という経済用語を教えてもらい、それを調べていた所で本書に出会った。比較的難解な経済学を判りやすい文章や事例で解説している。
 NHKにて本書タイトルの番組をしていた様ですね。本書のあちらこちらに関係者の撮影時の、または実際のオンエア時のこぼれ話が記載されている。実施に番組も見たかったですが、時既に遅しって感じです。「サンクコスト」「比較優位」「共有地の悲劇」「ネットワーク外部性」など、身近にもある経済学。まぁそもそも我々個人の集まりが社会であり、社会の仕組みや流れみたいな所が経済なのだから、個々人間での関係や経験が経済学の奥義に共通するというのも不思議ではないのかもしれない。
 さて「比較優位」についてであるが、
 ひとは、他人と比べると自分の能力のなさ加減に呆れてしまう事が良くある。かく言う私も決して例外ではなく、まさにその先端を行く程の自虐的、M的な存在である。しかしこの「比較優位」の中では自分のできることを確実にこなしていくと、必ず役割が見つかるというもの。社会は決して一人で成り立つものではなく、周りとのバランスや協働により成り立っている。お互いの長所をうまく活かしながら、全体としての効率を狙うのが良い事を教えている。そしてこの比較優位は変化していくという。例えばAさんが自分の業務の中で新たな業務を実施した時に非常に面白みを感じたとするならば、それを一生懸命にやっていくと、今は比較劣位であるかもしれないが、将来の自分の比較優位の種である可能性もある。逆に使用者側(マネージャー)などはそれらをうまく考えて役割の付与や仕事を配分していくと、組織の効率化が図れるのであろう。
 世の中の流れ(経済学)は、我々個人にも色々な事を教えようとしてくれているみたいだ。それらをうまくキャッチできる様にならないと!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

全くの知財初心者から、知財部門の初心マネージャーといった幅広い層のニーズに合致するのでは!?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は大きく3つ、基礎編;知的財産権法の知識,実践編;知的財産権管理,実践編;知的財産戦略、に分けられて構成されており、それぞれがのパートが、様々なケースに即した小さな事象毎に細分化されている。
 そのため、実際の業務の中で発生した事象に照らし合わせて確認することが出来、また最新の法改正まで反映(平成20年特許法の一部改正までに対応)しており、今から知財に関わる方といった初心者から、長らく知財に関わってきたが管理をするのは初めてという様な初心マネージャー等、様々なニーズに合うのではないだろうか。
 知財に携わるといっても、実際にはその極一部のみに関連するという事も多い。本書にて知財管理・戦略の全体像を掴まれては如何だろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「脳を活かす!」とはまさしく「子供をしつける!」と同義なり!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ドーパミン」を放出させて、脳に喜びを与える、この子育てにも似たような教えを、自らの脳にも行う、実に興味深い。脳の特性をよく認識して、難し過ぎず、簡単過ぎない、適度な刺激を脳に与えていく、まさしく子育ての本質ではないだろうか。子供にしても、脳にしても、様々な成功体験により大きく成長する、なかなか自分では気付かなかったが、言われてみると正しくその通りかもしれない。子供も自分と同様まさしく脳を持つ人間であるからね。
 本書では、脳を効率よく働かすための勉強法が紹介されている。五感を総動員しての勉強法、『鶴の恩返し』勉強法、「タイムプレッシャー」、等様々なキーワードが飛び出してくる。発想を転換させることで、脳に負荷を掛けることが楽しくなる!?
 これら紹介されている内容は、誰しもが何らかの機会に聞いたことがあるのではないだろうか。しかし子供の時代からそれらを無意識にしていた著者の感覚は、やはり『変人』なのかもしれない。
 知の探索という「オープンエンド」に挑戦するために、「強化学習」の回路のスイッチをひねり脳を活かす勉強法を体得していこうではないですか!
 本書は、脳を活かす勉強法について様々な説明がなされているが、実にスラスラと読める。これも著者の言う「読書」により養われた文章能力なのかもしれない!!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

主人公「伊達陽介」と一緒に会社を経営してみよう!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者の作品は戦略プロフェッショナルに続いて2冊目。同じ様にドラマ仕立ての作品となっている。前作もそうであったが、主人公の伊達陽介の振る舞いや感動が直に伝わってくる感じが従来の経営指南書とは趣きを異とする。
 倒産しかけた会社を任された主人公の奮闘劇が繰り広げられ、頼りになる町田社長や、頼もしい仲間達、本社より送り込まれた明石との確執、成功への道のり、また目標達成後の自惚れ等、色々な環境や現象が設定されているが、これらはいかにも現実に起こりそうな問題であり、経営を志す者でなくても参考になりうると思われる。
 所々に散りばめられた著者の解説もストーリーを理解する上で役立つし、単なる小説としない工夫がされている。
 日本において経営パワーが衰弱しているとの警鐘を鳴らす著者からのメッセージが込められた本書は、ミドルと呼ばれる30~40歳は一度読んでみるといいでしょうね。主人公の伊達陽介と視点を合わせることで、視野が広がると思います。伊達君と一緒に会社の経営をしてみてはいかがでしょうか!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本カリスマ体育教師の常勝教育

2007/09/23 06:41

子供の自主性を尊重する前に、まずは子供の自主性を育てましょう!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

子供にヤル気を起こさせる、自ら率先して動ける様に指導する、ということの難しさは、自分の子供を育ててみて切に感じることである。口先だけの理想だけでは人は絶対に動かない。これは子供だけではなく、大人にも通じることである。
 教育の場において、自主性ということが言われる。本書でも最終的にはそこを引き出すことに教育の真意があると思われる。しかし大した教育もせずに最初から「子供の自主性を重んじて」ということが言われるケースがある。私にはこれは指導側の手抜きに他ならないと感じる。教育の成果として得られる自主性を、教育に先立っての前提としてしまうから、子供は迷い、頼る術は周囲にある自分の興味を惹くもの(かっこいい友達や芸能人、面白いゲーム等)になってしまう。
 本書でも最初の目標設定やその後の行動に対して、必要以上に手を掛けている。とても大変なのである。でもそれぐらい指導者が大変な想いをしないと、子供の自主性などは育たない。指導者がフォローしてフォローして出来たものが子供の自主性であり、そこからは見守ってあげればいいのではないのかな。私は手を掛けることはしたが、上手く褒めてあげることが出来なかった。とても残念である。今からでも子供にできる事として、手を掛けうまく褒めてあげたい。そんな気持ちにさせてくれる本であり、読者に自然と力を与えてくれる、そんな本です。子育てに悩まれる親は一度読んでみては如何でしょう!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

いわゆる、小説型経営教科書!読み応えありますよ!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人に薦められて読み始めた本書であるが、最初は経営の本とあって、かなりの抵抗もあったが、いざ読み進めると、これがどうして、どんどん引き込まれていくのが判るほど面白い内容であった。
 小説仕立てになっている本書は、段落の切れ目では筆者の解説が入り、主人公(広川)の考えなどが記されている。
 小説中でも、いまひとつパッとしない会社の士気が徐々に活気に溢れる様子が描かれているが、読者である自分の気持ちにも活気が出てくるのが判り、人に活気を与える方法というものが実感できる。広川の行動は実に簡単に描かれているのであるが、実は苦悩や思考、戦友(後に部長に昇進する東郷等)との思案においては、かなり案を煮詰めていることが判る。やはり人に活気や想いを伝えるためには、それなりの準備や納得させるだけのストーリーがないとダメなんですな。社内に蔓延する既成概念から逸脱した異なる視点を如何に持つか、これがカギの様です。
 30代という年代へのメッセージを載せた本書であり、既に40歳に到達した私は何となく、読者でありづらい妙な感覚にも陥ったが、でも一読の価値あり!若者に負けないためにも、頑張ろうぜっ!中年達!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本中田英寿誇り

2007/09/05 06:32

「次のステージでは、羽ばたいて欲しい!」と切に祈ります!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

偉大な男はいつも孤独なのだろうか?「中田英寿」というは日本代表の中でこんなに孤独と戦っていたなんて・・・。
 著者の前作「中田英寿 鼓動」でも、中田の考えがなかなか理解されない点が述べられていた。
 しかし良く考えてみると、サッカーの様なチームスポーツに限らず、その道で一流と位置づけられたヒトには多かれ少なかれその様な孤独感を感じるのかもしれない。個人種目であったとしても・・・。ただサッカーは11人の理解者が必要な点で大変なんだろうな。
 中田英寿は神にこれだけの才能を与えられ、今サッカー界から去っていった。甘えや妥協を許さないその性格であれば、どのような世界でも一流を極めるのかもしれない。
 ヒトは皆一流となる事を望むが、結局自分自身をかばってしまう。甘えてしまう。こんなところでイイやと妥協し、一流への道から自ら外れる。この歳になってもチャレンジすることは沢山ある。この先如何に自分に厳しくなれるか、妥協を許さないか、試してみたい!
 最後に、「ヒデには、サッカーで自らの気持ちを制し、周りのために走り続けた努力が、次の世界では自分の気持ちのみで自由に羽ばたいて欲しいと祈ります。ヒデの自由に羽ばたいている姿、心からの笑顔を見てみたいです!」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

164 件中 31 件~ 45 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。