不図滅入さんのレビュー一覧
投稿者:不図滅入
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2012/02/09 16:13
戦陣に散った祖先の証
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大東亜戦争を描いた予定3部作のうちの第2部。相変わらず読みやすい文体で、一気に
読み終えてしまいました。
従軍をされた方が高齢のため「草葉の陰」へと旅立っていくなか、著者の渾身を込めた
取材により、眠っていた事実が新たに掘り出されています。
ガダルカナル、サイパン、硫黄島など激戦区で繰り広げられた人間の生き模様。
特に占守島でのソ連軍への抵抗を読むと、この戦いがなかったら、
北海道はどうなっていたのだろう?
日本の国は米ソにより分断統治となっていたのか?
自分という存在は生まれてきたのだろうか?
と様々な思いが巡ります。読書の途中で姿勢を正し、涙を流しながら合掌をしました。
また、フィリピンで
「どんなことをしてでも(=捕虜になってでも生きよ)」
と命令を下した上官を偲び今でも拝礼を怠らない方が台湾にいることを知り、異国で脈々
と伝えられていく素晴らしい日本人の存在を誇りに思いました。
生き残った方々が共通して語る
「(生き残ったのは)運命としたいいようがない」
という言葉が、いつまでもいつまでも頭に刻まれています。
第3部が楽しみです。
2012/02/03 20:21
これは面白いです
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ビーケーワンさんからメールで紹介されていたお勧め本、思わず買ってしまいました。
なぜ男女が惹かれあうのか?
それは遺伝子上では、正反対のものを持っているため、「種の保存」としての本能から
だ、とのこと。
我が家を省みると
トイレにおけるスリッパの向き
電気製品を予備電源にするしない
といった日常生活における細かいことから、
物事の考え方
に至るまで、確かに違う・・・
竹下久美子さんと同様に楽しめる本です。
一点、息子さんの自慢話が散見されるのが、鼻につくといえば鼻につくものの、
これも「ハハ」としての本「脳」のなせるわざかと思うと、笑ってしまいます。
他の著作も読んでみようと考えています。
紙の本ブラック・スワン降臨 9.11−3.11インテリジェンス十年戦争
2012/02/09 16:20
もう少し突っ込みが欲しかった・・・
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手嶋龍一のファンとしては、躊躇なく購入しました。
当時NHK支局長であった著者が見た9.11、いつもながら情報戦に負けてしまった3.11。
読みやすく引き込まれる内容ではあるものの、もう少し突っ込みが欲しかったところです。
例えば、9.11の当時、高高度を飛んでいる旅客機から本当に携帯電話が通じたのか、
アメリカの自作自演説を否定できない疑問が、まだ幾つも残っています。
情報戦を扱う内容であれば、米国政府の流す情報だけでなく、数々の疑念を取材して欲しかっ
たです。
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