- hontoトップ
- hontoのBL専門フロア すわんぷ
- BLニュース
- 2019年もっとも話題をさらったBL小説シリーズはこれ!「異世界転移」大河BL!
- 6/11更新 新刊発売日カレンダー
- 3/10更新 限定特典
- 7/19更新 オーディオドラマ
- 3/24更新 ニュース
- 10/2更新 BLことはじめ

2019年もっとも話題をさらったBL小説シリーズはこれ!「異世界転移」大河BL!
最新9巻は2020/1/2電子配信!「空に響くは竜の歌声」シリーズ
現在、9巻にわたって続いている大人気BL小説「空に響くは竜の歌声」シリーズを知っていますか? なんとこちら、BL小説の取り揃えも豊富な電子ストア「honto」で2019年、最も話題となった小説シリーズのひとつなんです。
人気があることは知っているけど、まだ手を出していないという方に、声を大にしてお伝えしたい! 本シリーズは、「異世界トリップ」ファンタジー! ライトノベルなどで人気の「異世界転生」とは一味違います。いったいどう違うの? とちょっと興味を持たれた方、あなたはもうハマれます! 本シリーズの魅力を語ってまいりますので、少々お時間くださいませ。
無理~! を丁寧にほぐす愛。読者は世界観に没入!
まずは、異世界「転生」ではなく、異世界「転移」=「トリップ」であるところに注目です。物語の主人公は、死んで別世界に生まれ変わるわけではないので、簡単には自分の置かれた状況を受け入れることができません。
シリーズ第1巻『空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王』では、日本で銀行員として働いていた主人公・守屋龍聖(もりや りゅうせい)が突然、竜王の国であるエルマーン王国にトリップしてしまいます。日本語を話せるのは、お世話係ひとりだけ。空には本物の竜が舞う中、外にでることも許されず、「竜王の妃になるため、この世界に召喚された」などと言われて、やすやすと受け入れられるはずがありません。
そんな龍聖の心情が描かれた地の文を通じて読者もエルマーン王国を見るわけです。はじめは不安を抱えていた龍聖が、王国九代目の竜王であるフェイワンの愛を感じつつ、徐々に異世界からもう帰れないことを受け入れていく……と同時に読者も、鮮やかな美しい世界として、エルマーンという国を浮かび上がらせられます。「空に響くは竜の歌声」独自の作りこまれた異世界に、没入できるのです。
運命の恋、生存に必要なキスや性交… 紡がれる美味しい物語
シリーズを通してのテーマは「運命」。代々の竜王は、異世界である日本の「守屋家」から召喚されたそれぞれの「リューセー」を妃とし、命の糧「魂精」をもらうことでしか生きられません。代々の竜王×リューセーの婚姻は、先祖が交わした契約による宿命。よってふたりは惹かれ合い、結ばれる展開になります。しかも、魂精はキスや性交をすることで得られるため、“美味しい”物語になること保証付き! 運命の相手との体の相性はもちろん抜群なので、ご安心ください♥
が! 本能だけじゃどうにもならないのが心です。再びシリーズ第1巻を例にとりますと、主人公で受けの龍聖は、日本にいたころは彼女もいて、男に抱かれた経験などないわけですから、本能的な部分では竜王に惹かれていても、心まではそう簡単に動かされません。ここで、竜王フェイワンはどうするのか?
竜王ときくと傲慢で俺様なイメージを想像してしまいそうですが、フェイワンはじわじわ攻める溺愛ワンコ系です(笑) 龍聖から魂精をもらわなければ死んでしまいそうなのにも関わらず、部屋を訪ねて話をするだけで帰り、本能に浮かされた龍聖から「もっと」と求められてもギリギリのところで我慢します。
フェイワンはあくまで龍聖の気持ちを大事にしているんですね。結ばれることが初めから決まっているような運命でありながらも、相手の気持ちを尊重し、心のつながりを大切にする。シリーズを通してそんな優しい運命の恋が描かれているからこそ、どの巻も読者を引き付けてやまないのです。
ここから読んでもOK! シリーズ屈指のピュアCPな第3巻
ここまで「空に響くは竜の歌声」シリーズ全体について語らせていただきましたので、次は、個人的なおススメ巻である、第3巻『空に響くは竜の歌声 暁の空翔ける竜王』についてご紹介します。主役は、シリーズ屈指のピュアカップル! フェイワン(第1、2巻の攻め)の息子である十代目竜王シィンワン×高校生で妃として召喚された十代目の守屋龍聖が育む恋です。
代々の竜王に嫁ぐリューセーは、同じ「龍聖」の名を持つ「守屋家」代々の男子。3巻のシィワン×リューセーのふたりは、これでもかとイチャイチャ甘々全開! シィンワンが初対面の龍聖に「まずは友達になりたい」と告げたり、婚姻の儀まで会っちゃいけないはずなのに毎日会いに行っておしゃべりをしたり……相手の気持ちを尊重しつつ、徐々に距離を縮めていく様子がまさに「青春」です!
龍聖が現れる前までまったく恋を知らない堅物だったシィンワンが、見違えるように一生懸命龍聖に好かれようとしているのを読むと、「あ、やっぱりお父さんに似てるな」と血のつながりを感じて思わず微笑んでしまいます。そんな元堅物のシィンワンに愛される龍聖は、とにかく純粋で天真爛漫です。初対面で竜王の証である赤髪に対して「染めているの?」と尋ねたり、シィンワンが訪れないかと部屋の窓際をうろうろしたり……正直で、気持ちが言動にでちゃうところが可愛いんです♡
しかも、ふたりはめちゃくちゃ濃厚でエッチな濡れ場シーンであっても、どこか初々しさが残っているといいますか、常に初恋中兼新婚のような甘々な雰囲気が漂っていて、読んでいる転げまわりたくなる、いや転げまわってしまう私です! 本シリーズを「壮大なファンタジーってことはシリアスばかりでしょ?」なんて思っている方、この3巻から読むというのもオススメします!!
どの巻から読んでもハマれる安心設計シリーズ!
「空に響くは竜の歌声」シリーズは、どの巻からでも世界観を理解しつつ読み進められるようになっています! 以下に、シリーズの巻数と副題、カップルをまとめています。気になる竜王×リューセーを見つけて、ぜひその巻から手に取ってみてはいかがでしょうか!
第1巻「紅蓮をまとう竜王」&第2巻「竜王を継ぐ御子」
運命の恋を心からの恋に紡いでいく九代目竜王フェイワン×九代目リューセー編
第3巻「暁の空翔ける竜王」
いつまでも初々しいカップルの十代目竜王シィンワン×十代目リューセー編
第4巻「黎明の空舞う紅の竜王」
エルマーン王国の祖である初代竜王ホンロンワン×初代リューセー守屋龍成(たつなり)編
第5巻「天穹に哭く黄金竜」
国の基盤を作っていく二代目竜王ルイワン×二代目リューセー編
第6巻「嵐を愛でる竜王」
革新が起きる十一代目竜王レイワン×十一代目リューセー編
第7巻「聖幻の竜王国」
ともに成長していく三代目竜王スウワン×三代目リューセー編
第8巻「紅蓮の竜は愛を歌う」
1、2巻の主役である九代目竜王フェイワン×九代目リューセーの番外編集
第9巻「猛炎の子竜」
九代目竜王フェイワン×九代目リューセーの甘い生活を綴りつつも、八代目竜王ランワン×八代目のリューセーの悲しくも純粋な愛を描く
さて、みなさんどの竜王×リューセーに惹かれましたか? お好きな巻からぜひチェックしてみてください!