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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/01/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/327p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-209502-7
文庫

紙の本

遠い声遠い部屋 改版 (新潮文庫)

著者 カポーティ (著),河野 一郎 (訳)

父親を探してアメリカ南部の小さな町を訪れたジョエルを主人公に、近づきつつある大人の世界を予感して怯えるひとりの少年の、屈折した心理と移ろいやすい感情を見事に捉えた半自伝的...

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遠い声遠い部屋 改版 (新潮文庫)

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商品説明

父親を探してアメリカ南部の小さな町を訪れたジョエルを主人公に、近づきつつある大人の世界を予感して怯えるひとりの少年の、屈折した心理と移ろいやすい感情を見事に捉えた半自伝的な処女長編。戦後アメリカ文学界に彗星のごとく登場したカポーティにより、新鮮な言語感覚と幻想に満ちた文体で構成されたこの小説は、発表当時から大きな波紋を呼び起した記念碑的作品である。【「BOOK」データベースの商品解説】

父親を探してアメリカ南部の小さな町を訪れたジョエルを主人公に、近づきつつある大人の世界を予感して怯えるひとりの少年の、屈折した心理と移ろいやすい感情を見事に捉えた半自伝的な長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー49件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

大人からみると他愛もないかもしれないが

2019/01/23 23:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

今もし読めばきっと他愛のない内容だと感じるかもしれない。ジョエルという少年の目で見た南部の地方都市。ジョエルは幼稚でわがままだし、周辺の人物もみな奇矯でこんなのあるわけないと思う。筋も一貫していないし書きようも思わせぶり。ゴシックそのものの異様な作品世界で、確かに壊れている。でも、始めて読んだ時には大げさでなく衝撃的だった。文章表現がすごく凝っていて、例えばジョエルがようやく着いた新居ではじめて目を覚ます場面。美しいばかりでなく、異様で怪しく歪んでいるジョエルの目を通して見た作品世界。子供の世界にこんなことがあっていいのかと言いたくなる最後の場面まで忘れがたい。早いうちに読むほうがいいと思うが、今読んでも、他愛なさを遥に上回って鮮烈な印象を受ける。

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紙の本

遠くて近くに感じる本

2000/10/24 22:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 題名の「遠い声 遠い空」も“Other Voices, Other Rooms”の訳で本の内容も加味されているいい題名。内容としてはサーチ&ロストもの(探し当てた時には、探していたものは失われている)だけど、独特の風景・人物描写とあいまって読み応えがある。いい作家ってデビュー作にほとんど全てがあるものだと思う。詳しくは

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紙の本

過剰さに溺れて。

2009/11/03 20:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浸透圧 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幻想的なシーンになるとあまりの過剰さに眠くなるのが玉に傷だが、
少年の様々な感情をこれほど豊かに描き切る、しかも20歳から
2年を費やして完成させたというから恐るべし。

残念ながら、印象的なシーンは多くありすぎて薄れてしまった。
過剰ゆえに消化不良を起す、そんな具合だ。

混沌とした時系列、つじつまを故意にはずし、間を飛ばしてあっさり
次のシーンへ飛ぶ。故に読み手は謎を解き明かすべく先を急ぐが、
謎は謎のまま進み、じらされる。周到に考えられた構成だ。

心象風景が語られても、心象の理解にとどまって、
共感の域まで昇華されない。そのあたりに不満は残るが、
感動や共感を促さない姿勢は好感がもてる。

感動を促さないでなお感動させる強さは、この作品には望めない。
そもそも作家自身、感動や共感などさせるつもりはないのだろう。
読者を置き去りにするのも最初から折込済みか。
いずれ再読したい。

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紙の本

「過ぎ去った日々はすべて幻。だけど自分が自分らしくあれたのはあの日々だけ」ということなのだろうか。ゴシック的断片で読む人を煙に巻き評価を二分するカポーティの処女長編。

2002/01/24 12:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 扉に旧約聖書の言葉が添えられている。——心は万物(すべてのもの)よりも偽るものにして甚だ悪し 誰かこれを知るをえんや
 わかる気はするけれど、抽象的すぎる物言いだ。しかし、読了後この言葉に戻らなければ、私にはすこぶる感じにくい内容だった。この言葉に象徴されていることを考えたとき、本文の断片がつながり出して、作家の精髄に少し触れられたような気がした。

 話の展開や構成、暗喩を捉えようとするのではなく、論理的理解を超えたところにあるものを感じてほしい。広い世の中なら数人、これを感じ取ってくれる人もあろう。そうあってほしい——そんなつもりの小説なんじゃないだろうか。たとえばムンクやビアズレーの絵、ピーター・グリーナウェイの映画のように…。
 過去に読者レビューを寄せられた方たちの評価が分かれている。これを、とても面白いなあと思って読んだ。感性を試すリトマス試験紙のような小説だから、感じない人は鈍い、感じる人なら文学や芸術がわかる…というのではない。
 もしかしたらカポーティ本人は、自分のためにこれを書いたのだろうというのが私の勝手な憶測。これを書くことで、彼は自分のなかにある圧倒的な少年時代にけりをつけたのやもしれない。少年時代を思う時の圧倒的なものに潰されぬよう、良い形で吐き出しておきたい。そのあとで自分は職業作家として立つ——そんな決意を秘めたのではないかという気がして仕方ない。この本のあとにも自伝的色彩の濃い『草の竪琴』が発表されているけれど、それはしっかり読み手に寄り添っている気がする。『ティファニーで朝食を』も『冷血』も一作ごとに違う面を見せた力の入った小説だが、書く先に大勢の読者が見えている。しかし、この一作の先に捉えていたのは、自分と自分に似た数人の人だったように思えるのだ。

 母が亡くなり親戚宅でしっくりしないまま暮らしているジョエルの元へ、長らく音信普通だった父親から便りが届く。少年は父を探し、アメリカ南部の町に着いたところ。だが、手紙の発信地である隣町ヌーン・シティに行くには、列車もバスも便がない。トラックに乗せてもらい、到着した町から更に馬車に乗ってやっとの思いで父の家に辿り着く。
 ジョエルを迎えたのは、父の内縁の後妻エイミイ。彼女のいとこのラドクリフ、お手伝いの黒人の父娘も生活を共にしていた。皆、少しずつ変わっている。父に挨拶しようとするジョエルだが、不思議なことにエイミイはなかなか引き合わせてくれない。
 古い館は装飾が凝っており独特の雰囲気をかもし出している。荒れた庭を散策していたジョエルは、窓に女の姿を見かけるが、誰もそんな女など知らないと言う。ある時は、赤いテニス・ボールが音もなく廊下を転がってくる。
 さらに、館に訪ねてきた隠者から水死した人びとの遺体が透けて見えるという噂の溺れ池と、湖畔に立つホテルの廃墟の話を聞いたジョエルは、徐々にその土地に立ち昇る空気と自分の幻想が交錯していくような感じにとらわれていく。やがて、予想していたのとはまるで異なる父の姿に接して…。

 偽られた言葉で表現されであろう断片は、詩的且つゴシック的な揺らぎを持つが、カポーティの体験した現実はもっと幻想的だったのかもしれないとも思える。「過ぎし日は幻」という共感。封印したのち立ち戻ることができる美しさというものがある。

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紙の本

成熟という出来事をめぐる秀逸なレポート

2001/02/17 02:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 1948年、カポーティ24歳の時の作品。ほぼ二年かけ各地を転々としながら書き上げた処女長編。この一作で彼は文壇の「新彗星」としての地位を確実なものにしたという。

 この作品は様々な「物語」からの中断された引用で成り立っている。正確に言うと、「物語の種子」(きっと誰もが少年少女期に確実なリアリティを感受しつつ夢想していた世界、いや雑多な印象や感覚を拡大して聞きかじりの言葉を接着剤として組み立てていたアザー・ワールドの断片)を万華鏡のようにばらまき、そのどれ一つとして十全に展開させないまま宙吊りにしておいて、いきなりひとまとめに廃棄する。そして最後に明かされる事の真相というのが、喘息持ちのランドルフ(13歳の主人公ジョエルの父の従兄弟)の女装趣味というあっけないもの(だったと思う)。

 『 Other Voices, Other Rooms 』とは、やがて失われる少年期の内面世界のことであり、「溺れ池」の伝説とともに崩壊したクラウド・ホテルの一室に封じ込められた「未来」である。「物語の種子」あるいは「物語の残骸」とは、たとえば幼い頃に別れた顔も知らない父親からの突然の手紙、バスも汽車も通じていない街(ヌーン・シティ)の「沈みゆく館」、謎の女、対照的な姉妹フローラとアイダベル、廃ホテルに住む隠者リトルサンシャインが語る「溺れ池」の伝説、ランドルフの数奇な経験と物言わぬ父親、アイダベルとの逃避行、カーニヴァルで知り合ったミス・ウィスティーリア(小人)からの性への誘い、等々である。

 全編を染め上げる雰囲気は訳者が指摘するようにゴシック小説風であり、またポーの「アッシャー家の崩壊」のイメージが漂っている。いやポーだけではなくプルーストやマーク・トウェインなど、おそらく若きカポーティが読みあさったに違いない読書体験が「玩具箱をひっくり返したように」ばらまかれているのだろう。雑然とした切れ切れの素材を、絢爛な文体と二年がかりで計算し尽くした構成の中にちりばめたこの作品は、おそらく成熟という身体的かつ精神的な出来事をめぐる秀逸なレポートなのだ。

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紙の本

断片の

2021/08/28 14:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

大人になってから思い出す、子ども時代の他人にとってはガラクタ同然の断片のような、あいまいで不確かなピースの組み合わせを物語にしたような、印象でした。

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紙の本

少年

2002/07/15 19:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

母親が死に、離婚で別れて暮らしていた父親と再会し暮らすことになった13歳の少年、ジョエル。だが、新しい暮らしは彼が思い描いていたものとは違っていた。ある事故にあってから寝たきりの生活の父親…。
様々な人と出会っていくうちにジョエルは次第に少年らしさが薄らぎ、大人へと成長し始めている自分に気づく。
一見、話の筋がつかみにくいような印象を受けるが、よく読めば無駄なところなどないし美しい言葉によって、移り気で繊細な少年の心をうまく表していると思う。

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紙の本

靄のかかったような小説

2001/08/28 22:03

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 カポーティーのデビュー作。雰囲気のある作品だが、つかみきれないまま終わってしまった。読み解く力が自分にないのか、それとも作品自体にあまり意味がないのか…。なんだか細かいエピソードを通して、無理やりそこに意味があるように見せようとしているんじゃないかと感じてしまったのだ。

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2004/11/09 09:35

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2005/05/31 05:38

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2007/05/01 11:33

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2007/09/28 16:14

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2007/10/27 18:44

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2020/06/18 21:09

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2008/12/31 19:25

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