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ずんのすけさんのレビュー一覧

投稿者:ずんのすけ

27 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本キャプテンサンダーボルト

2014/12/05 16:42

最高の共作

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実は今まで阿部さんのお名前、著書を拝見したことがなく、伊坂さんの作品ということで今回購入しました。今までも共作と謳われる本をいくつか読んだことがありますが、正直「共作」という話題性ばかりにスポットライトが当たっていて、無理に共作しているがために作品の内容や文体など、むしろ単体の作家が書かれたものより劣っていると感じることがしばしばありました。
但しこの作品には今までの共作本の概念をぶち破る力があると思います。共作に見られがちな文体の違いから来る読みにくさやストーリーに一貫性がないという欠点が全く見当たらず、無理なく一つの大作として楽しむことが出来ました。長編にも関わらず、内容に無駄がなく、最後にストンと収まっていく流れはお二人のそれぞれの長所をお互いが引き出し合っているように感じました。
まさに空前絶後、最高の共作と言っていい本だと思います。

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紙の本

紙の本虚構推理

2016/04/03 10:17

設定とは異なって重厚な推理?劇

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公や周りの登場人物だけを見て、ライトノベルズ風の内容を想像していたが、後半の怒涛の推理劇はある種の本格推理小説に匹敵する内容でした。
推理(論理)を創っては壊し、創っては壊し、最後に読者の疑問までもねじ伏せるような論理的思考のやり取りは読んでいてとても爽快でした。

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紙の本

紙の本私たちは生きているのか?

2018/05/28 07:20

これぞ森小説

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ハギリ博士シリーズの第5弾。内容は完全にSF小説のそれですが、ミステリーの要素や現代社会・科学の進歩に一石を投じるような視点、著者の思い・考えが垣間見え、単なるSF小説に収まらない内容になっています。
小説として読むと一日足らずでサッと読めてしまいますが、将来こんな社会がやってくるかもしれないと思いながら読むと、また一味違う読後感になると思います。

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紙の本

紙の本ナミヤ雑貨店の奇蹟

2017/03/01 18:58

間口の広い作家さんです

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言わずと知れたミステリー界の第一人者、東野圭吾の心温まる小説です。ミステリーやサスペンス、パロディetc.色々なジャンルで作品を発表していますが、この作品はあえて言うならファンタジー&ヒューマンドラマ、でしょうか。
色々な視点から物語が語られていきますが、最後の部分で作中の伏線が綺麗に回収されていくところはさすがだと思います。
ガリレオシリーズやサスペンスものを書かせてもとても上手いですが、この本のようなハートフルな物語を書かせても上手いですね。読み終わった後に、心がほっとする作品です。

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紙の本

紙の本球界消滅

2015/12/13 12:48

現実に起こり得るかも

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本で書かれている球界再編といったことは、最近の野球の日本での他のスポーツと比較した時の地位の低下ということを考慮すると、起こっても決して不思議ではない現象が書かれていると思います(アイスホッケーのように)。
サッカーやラグビーのゲーム・選手が当たり前のように国境の垣根を越えている中で、野球は日本独自の文化を今まで作り上げてきたが、それが逆に現在の停滞に陥る原因の一つになっているように感じます。
その意味でこの本で描かれている内容は、プロ野球ファンとしても決して物語だけの他人事の話として片付けられない内容だと思います。そんな刺激を受けたこの本に5点の評価を付けます。

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紙の本

あの頃は良かった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016年前半戦終了時点での各選手のインタビューを中心としたロッテの特集本。今年の状況と比較すると、選手の気持ちも前向きで野球を楽しんでやっていたように感じます。来年はもう一度この気持ちを思い返して頑張ってほしいなー、と思います。

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紙の本

紙の本夏は終わらない

2017/09/17 10:40

高校時代を懐かしく思い返せます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高校野球を題材にした連作シリーズの最新刊。登場人物の高校生たちの心情が細やかに描かれていて、読んでいるうちに自分の高校生活を懐かしく思い返すことが出来ます。読み終わった後はとても清々しく前向きな気持ちになれる本です。

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紙の本

紙の本戦場のコックたち

2017/08/09 19:47

人間って力強いと思える

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第二次世界大戦のアメリカ軍のコック兵を中心に書かれた長編推理小説。長編ではあるものの、提示される様々な謎や不可思議は細かく解決されるので、連作短編のような形。戦争という重苦しい中でも明るく振る舞う若者たちにつられるように、物語全体も重苦しい漢字ではなく、逆にみずみずしささえ感じられます。また若者ならではの生々しい感情や衝動なども丁寧に描かれているので、青春小説としても読めます。
途中で登場人物の何人かは死んでしまいますが、それも陰惨な感じではなく、最後には彼らが報われる場面も描かれているので、人間って力強い生き物なんだなと感じます。

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紙の本

紙の本神の棘 1

2017/08/06 10:38

圧倒的な物語!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

須賀しのぶさんの本を初めて読みましたが、物語のスケールの大きさ・テンポの良さに圧倒されました。またナチスドイツやユダヤ人迫害のこともよく調べて書かれているのが分かります。外国が舞台の作品がなかなか感情移入や光景が頭に思い浮かびにくく、自分にとっては読みにくいのですが、この作品はそれを上回るストーリー感や登場人物の感情の動きなどで、読む手が止まりませんでした。
第2巻の後半も楽しみです。

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紙の本

まだ戦後は終わっていない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

軍法会議というと東京裁判がすぐに思い浮かぶのですが、戦争中の戦場において地軍の兵士に対する軍法会議が行われていたこと、しかし戦争末期になると事実上有名無実化してしまい、ほとんどのその機能を果たしていなかったことをこの本で初めて知りました。
またその軍法会議に掛けられ、軍側の一方的な言い分によって処刑された兵士たちの遺族がいまだに「非国民の家族」として苦しい立場に置かれていることに非常にショックを受けるとともに、この問題の根深さとこの問題を顧みることのなかった国や官庁の罪の大きさを強く感じました。
先の大戦で日本人が犯してしまった過ちの一つとして、心に留めておきたいと思います。

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紙の本

紙の本彼女は一人で歩くのか?

2016/12/27 17:21

意外と?読みやすいです

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

森さんの本は文章をしっかり読まないと、情景や状況がうまく頭に浮かんでこないことがあるのですが、この本は近未来の日本が舞台となっていますが、割合スッと頭に入り込んで読みやすかったです。
物語の進むテンポも軽快で、謎も重すぎず、軽すぎず、どんどん話に引きずり込まれていきました。AIの技術がどんどん進んでいくと、こんな未来になるのかな?と考えながら読むとより面白いです。

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紙の本

紙の本黄砂の籠城 下

2017/12/27 11:57

歴史の裏側を見るのは面白い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本史でも一応は習う1900年の義和団事件の詳細を小説化した作品。近現代史の中の事件の一つとして、概要は知っていたものの、今回小説の形でこの事件の中で日本人が果たした役割を詳しく知ることが出来て、とても面白かったです。もちろん、戦争や戦いを勧めるわけではありませんが、危機や困難に直面した際の人間としての生き方などがドラマ化されていて興味深く読むことが出来ました。

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紙の本

古くて新しい日本社会の根本的な課題

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本が第二次世界大戦で繰り広げた様々な事件や戦闘を、組織や作戦面から考察・振り返った一冊。物量面や兵器の近代化などの点で戦争前から既に勝てる見込みは薄かったわけですが、それでも個々の戦闘においてはそれを指揮する指導者層の冷静な分析や作戦計画が結果を大きく作用する中で、自分に都合の良い思い込みや硬直した考えがより悪い結果を招く、という現在にも通じる組織の欠点を如実に表しています。
指導者の思い込み・公平性を欠いた分析が不幸な結果を招く要因になるという部分は、現在の政治や会社などあらゆる組織で注意すべき事柄であるということを教えてくれる本です。

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紙の本

紙の本ミステリ国の人々

2017/08/06 10:34

まだまだ知らない良作がたくさんあります

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ミステリー作家有栖川有栖が独断と偏見で?選んだ様々なミステリー登場人物・作家を紹介した本。もちろん嗜好にやや偏りがありますが、ミステリー歴が長い人でもあまり知らないような作家・良作が紹介されていて、ミステリー初心者の人でもマニアの人でもこれから読みたい本を探すときにはうってつけの一冊です。

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紙の本

紙の本流転の中将

2021/12/31 20:34

初めて知りました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

松平定敬、歴史好きの人には松平容保の弟で佐幕派の有力大名の一人として知られるが、箱館戦争以降の足取りについて触れられた記録は少なく、自分も全く関心がなかったが大名まで努めた人物が上海まで流れついていたことを初めて知りました。幕末の人物の中で決してスポットライトの当たる人物ではないが、波乱万丈の人生を送った点では有名な偉人と並ぶくらい印象的な生涯が描かれていたと思います。

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