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コアラさんのレビュー一覧

投稿者:コアラ

319 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本上級国民/下級国民

2019/08/15 00:13

身も蓋もない…

18人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

例によって身も蓋もない話。偽善者が怒り狂うようなことが書いてある。しかしこのような本当の話をしてくれる人こそが貴重だ。いかにマスコミが虚偽を広めているかを,資料と統計を使って丁寧に解説している。「自由」が拡大すると「格差」も拡大するとは目から鱗であった。そう言われてみればその通りだ。技術革新が急激に進んだ結果異常な速さで豊かさが達成されたので,原始時代からほとんど進化していない人間にはつらい世の中になってしまったのは逆説的だ。筆者はベーシックインカム賛成論者だったのだが,「そんなものうまくいくはずないじゃん」と否定されてしまった。説得力のある議論で反論できない。そういえば悪夢の民主党政権が子ども手当を作ったとき,500人もの養子をつくって多額の手当てをだまし取ろうとした韓国人がいましたね。ベーシックインカムを日本人に限ろうとしても,すぐ隣の半島に異常に腹黒い人々がいて,そしてかなりの人数がすでに入り込んでいる現状では破綻しますね。まだまだ人間が甘いと反省しました…。

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紙の本

紙の本日本国紀

2018/12/04 23:02

画期的な日本国史,そして主観的な歴史書

24人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

出版前から予約が殺到していた「日本国紀」である。書店に並ぶずっと前からベストセラーとは羨ましい,ではなかったすばらしい。特筆すべきは明治維新がページの半ばというところであろうか。現代を生きるわれわれにとって指針となるのは,鎖国を解いて以来の150年というのはうなずける。まさに「こういう日本史の教科書を待っていた」という感想である。そして小栗忠順や水野忠徳といった維新の立役者とはいえない人々にスポットライトをあてているのもすばらしい。
著述のしかたは主観的である。「百田尚樹はこう考える,このように評価する」という主張が全面に出ている。引用や受身形をもちいて責任逃れをしつつ歴史上の人物を誹謗中傷する左翼的な学者とはまったく異なる潔さが心地よい。読者は,それでは自分はどう考えるのだろうと,おのずから自問させる書き方となっている。
このような本がベストセラーになるうちは日本もまだ大丈夫だ。

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紙の本

紙の本ベルリンは晴れているか

2018/10/09 03:47

ベルリンの街が目に浮かぶ

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんという描写力。ベルリンの街が目に浮かぶ。そして緻密な歴史考証。すばらしい。分類ではミステリに入るのかもしれないが,偉大な文学である。迫害されるユダヤ人の恐怖,ナチスとその追随者のおぞましさが迫ってくる。決して読んでいて楽しいわけではないが,締切りが迫っていてそれどころではないはずなのに,ページを繰る手を停められなかった。
ナチスによ言論弾圧と思想統制人種差別の箇所を読んでいて,チベットやウイグルでこそ今現在行われていることに思いをはせないわけにはいかない。沖縄人は明日は我が身ということを知っているのだろうか。
読み終わった。それで感想は?だ。なんだか気が抜けてしまった。正直ミステリとしてはつまらない。前半のおどろおどろしくも迫力のある場面の連続に圧倒されていただけに,最後のあっけない終わり方に?だ。おまけに最後に説教臭くなってしまって…。う~む…。それでも読む価値はあります。多くの読者を得ますように…。

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紙の本

すばらしい評伝だ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

社会人一年目で「ソヴィエト帝国の崩壊」を読んだ。その論理の透徹さとともに,著者略歴に驚かされた。すごい学歴なのに無職!どう考えても自分がこの間卒業した大学の政治社会学の教授陣よりも立派な学者なのに…と思ったのを覚えている。その後も時々書店で著作を見かける読んでいた。しかしこんなに真剣に社会科学の統合を目指していた立派な研究者とは知らなかった。著者に感謝した。本書は小室先生の伝記というだけではなくて,(小室流の)現代社会学入門にもなっている。その分読むのに苦労する箇所もあるが,その苦労は十分に報われる。評者は社会科学の曖昧さいい加減さに嫌気がさして,文転ならぬ理転をして理工学の研究者になってしまったが,この年にして再び社会科学を勉強したくなってしまった。

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紙の本

紙の本夫の後始末 正

2018/01/07 00:41

清々しい愛情物語,タイトルが秀逸

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何十年か前,はじめて結婚をまじめに意識したときにこの著者の「夫婦,この不思議な関係」を米国の日系スーパーで買って読んだ(高かった)。それ以来,お手本にしたい人々であった。うらやましい夫婦である。三浦朱門氏は幸せだったに違いない。うちの奥さんは,こんなにやさしくしてくれるでしょうか?上手に後始末してもらいたいものである。合掌。

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紙の本

紙の本おもかげ

2017/12/25 03:11

愛情物語

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

浅田次郎はオヤジを泣かせるのが上手である。自分がオヤジだからかツボを心得ている。まさかとは思ったが,今回も軽く落涙してしまった。しかし今回は主人公は蘇生する(のだろう。そうは書いてないけど)。鉄道員よりも進歩している。主人公を蘇生させながら読者を落涙させるのは難しい。それだけ巧者になったということか。しかしこのひとの小説には複雑な親子関係というのが多い。本人の家庭も複雑だったらしいので,その影響なのだろう。いずれにしても平成29年のクリスマスイブの晩のいい思い出になりました。子供たちを大切にしたいという気持ちが蘇りました。ありがとうございました。

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紙の本

紙の本量子力学で生命の謎を解く

2015/10/21 00:20

そのものずばり

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

“量子力学で生命の謎を解く”。そのものずばりのタイトルで,タイトル通りの書籍。量子力学という切り口で生命の謎を解き明かしていく語り口は圧巻である。高等学校の生物でATPサイクルや光合成って不思議だなと思っていた疑問が鮮やかに解き明かされる。とても読みやすく,量子力学にも生物学にも予備知識は必要ない。かといって凡百の一般向け読み物と異なり,積極的に最新の学説(著者のものらしい)も取り入れている。そのうちのいくつかは将来否定されるかもしれないけれども,勇気ある著述態度である。読者は,知らず知らずに量子生物学の第一線に立っているような気にさせられてしまう。本年度ポピュラーサイエンス読みものの一押しである。

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紙の本

魅力的な人だ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

桐島洋子に「聡明な女は料理がうまい」という著書がある。本書の著者も料理がすばらしいようだ。どうして真っ当で優秀な女性は料理が上手なのだろう。以前著者の「イスラム教再考」という本を読んで目から鱗がボロボロ落ちて以来,素晴らしい研究者と尊敬していたのだが,立派な研究者なだけでなくすごく立派な母親であり主婦のようだ。イスラム社会について学びたくなった。

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紙の本

紙の本また、桜の国で

2020/12/30 22:50

感動の長編

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ポーランドが好きだ。不思議とポーランド人で嫌な人に遭ったことがない(いや,はじめてワルシャワに行ったときのタクシーの運転手は嫌いだ。しかし日本でタクシーに乗って不愉快でない思いをしたことは一度もないから日本よりもまし)。
さて,本書だが美しくも悲しい話だ。ポーランドというかポーランド人の苦悩と悲劇を余すところなく描いている。高校生直木賞になったのもうなずけるし,直木賞を逃したのもうなずける。左翼マスコミに媚びを売らなければならない文壇としては,国のために殉じる人々は鬱陶しいだけだろうし,ソ連を美化しないで日本を美化しているところも気に食わないのであろう。純粋な高校生が選んでくれたことがなによりも嬉しい。そして時代背景や史実の検証も性格だ。須賀しのぶ,これからも楽しみな偉大な作家だ。

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紙の本

紙の本李登輝秘録

2020/08/17 04:35

立派な人だ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

8月7日,最終日に記帳に行った。台湾を民主化した偉大な人であることは十分しっていた。今までも断片的な伝記は読んでいたので,それほど新しいことが書かれているようには感じなかった。それでもつい最近まで戒厳令が敷かれていたとは知らなかった。知っているつもりで知らないことは多い。
しかし読んでいて不思議に思うのは,なぜここまで日本びいきなのか,それはとてもありがたいのだけれども,一国の大統領としてやり過ぎではないかと思うところもあった。ありがたいことなのだけれども。それにしても三田祭での講演を妨害するとか,日本政府の姑息で卑怯なやり方にはほんとうに腹が立つ。米中対立を奇禍としてでも,正常で当たり前の国になってほしい,って,それはわれわれ一人一人の責任か…。評価はちょっとおまけ…。

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紙の本

いよいよ熱くなってきた

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

受験も終盤にかかり,子供たちよりも親のメンタルがもたなくなってきた。読みながら応援し,かつ反省することしきり…。悪い親だったと反省している。なんとか順君には頑張って開成合格を勝ち取ってほしい。まるみちゃんもJGがんばれ!

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紙の本

日銀破綻?!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ここ10年(20年か)の著者の主張を繰り返したもの。もっとも主張を裏付けるデータはアップデートされている。説得力がある。
評者としても,なにしろ自分の生活に直結することだから,自分でも調べているし,反対意見の本も読む。たとえば高橋洋一氏は真逆の主張を展開している。どちらも説得力があって正しいように思える。今のところ日本円は強いし,日銀も政府も破綻する様子はない。これからもそうか…?
そうだろうか。評者も国家破産(って言っている人多いね)が起きるとは思っていないが,いずれインフレか,とは思う。永遠に続く好景気がないように永遠に続くデフレもないだろう。藤巻氏の主張には(日銀破綻はさておき)説得力がある。
インフレの到来を見越して多少の備えはしておいたほうがよいのかも…。

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紙の本

秀逸な朝鮮半島史

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

秀逸な朝鮮半島史である。事実を淡々と記述しているだけなのだが,「迷惑なやつらだよなぁ…」としみじみ思わせる。実際迷惑な人々なのだからしかたがない。そんな朝鮮半島が隣にあるのが日本の最大の不幸なのだが,それでも対馬海峡があるだけありがたいと思わなくてはならない。本書の優れたところは,韓国の研究者の著作を引いているところ。わかっている人はわかっているということだろう。思えば,評者が米国の大学にいたときに付き合っていた朝鮮人は,ほとんどが温厚で優しい人々であった。いつも思うのは,真っ当で誠実な人は行きにくいだろうなということである。気の毒だ…。

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紙の本

スターリンは偉大だ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現代史をわかりやすいく解説している。もちろん渡辺惣樹先生の本だから偏っていると言われても仕方ないのだけれど,少なくとも反日歴史学者(東大の先生)の書く本よりも論理的に筋が通っている。さすがは理系作家だ。
本書を読むといかにスターリンが偉大であったかがわかる。東西を日独の軍事大国に挟まれて彼も必死だったのだろう。そしてその必死さが実を結んだわけだ。
著者も指摘しているとおりアメリカは安全圏にいたので世界の見方が甘くなったのだろう。そしてそれは日本にもいえる。日本の対応も甘いのだ。いや今ではもっと甘いのだが…。
小学校のホームルームのような議論が国会でも閣議でも御前会議でもなされている。
世界は腹黒いのだから,しっかりと国益を追求しなければならないのに,何をやっているんだと思ってしまう。FDRが戦争やだとして,なぜそれを米国市民に訴えなかったのか。シナ人の残虐さをなぜ世界(米国民)に訴えなかったのか。ソ連のスパイに操られた米国が愚かだったとしても,それによって滅ぼされてしまった日本はもっと愚かだ。そして恐ろしいことにその愚かさは今も続いている。

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紙の本

世の中嘘つきばかり

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

みんな知っているけど,それを元に世の中は動いているのだけれども,そして自分も露骨に差別しているのだけれども,たまに正直者が口に出してしまうと,寄ってたかって嬉々としてバッシングする。それが胡散臭いリベラルが支配する今日の世界ですね。本書に書いてあることは特に目新しいわけではありません。だって親がバカなら子供もバカでしょう。稀にトンビが鷹を生むから小説になったり映画になったりするんですよ。リベラルを自称する奴に限って差別主義者であることが多い。だって現代日本語でリベラリストとはライヤーと同義語だから。
著者は,そのような嘘を丁寧に統計データを使って解き明かしてくれます。ずいぶんと親切な人だ。

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