ブックキュレーター書肆汽水域 北田博充
眠れない夜に読む本
眠れない夜は、無理をして眠ろうとせず、本のページを繰ることをオススメします。これは現実ではなく夢なのでは・・・と思わせるような幻想小説や、幼い頃の記憶を丁寧にすくい取ったエッセイなど、固まった心と頭を解きほぐしてくれる本を選びました。眠れない夜を楽しい時間に変えてくれる良書です。
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幻獣辞典 新版
ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著) , 柳瀬 尚紀(訳) , スズキ コージ(絵)
博覧強記の作家・ボルヘスが、古今東西の幻獣について記した本。ウロボロス、ゴーレム、バハムートなどの想像上の生き物や、カフカ、ポオといった作家が創り出した動物なども網羅。人間の想像力のたくましさを再認識できる一冊。眠れない夜に気になるページから「つまみ読み」したい。
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記憶のつくり方
長田 弘(著)
詩人・長田弘のエッセイ集。幼い頃の記憶が丁寧にすくい取られ、ほんのり甘いやわらかな文章で丁寧に描かれています。眠れない夜は、忘れ去られてしまった過去の記憶の扉をそっと開き、頭と心をリラックスさせてみるのもいいかもしれません。
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小川未明童話集 改版
小川 未明(著)
短いお話が25編収録されている童話集。童話とはいうものの、子ども向けのメルヘンチックなものでも教訓めいたものでもなく、読者の目の前にありのままの現実が提示される類のものです。ベッドの中で毎晩一編ずつ読み進めたくなる一冊です。
ブックキュレーター
書肆汽水域 北田博充1984年神戸生まれ。大学卒業後、出版取次会社に勤務し、本・雑貨・カフェの複合店「マルノウチリーディングスタイル」を立ち上げ、マネージャーを務める。雑貨店やアパレルショップ、ホテルのライブラリーでブックディレクションを担当するなど、異業種小売店の書籍売場プロデュースも手がける。2016年4月に退職し、自主出版レーベル・書肆汽水域から『これからの本屋』を刊行。 好きなジャンルは日本文学。好きな作家は永井龍男、小沼丹、後藤明生、金井美恵子、保坂和志、横田創、山下澄人など。天気のいい日に公園で本を読むのが好き。紙の本しか読まない。
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