ブックキュレータートモねえ(小学館)
お仕事小説は花盛り!いわゆるギョーカイものも百花繚乱!!
同じ働き手として主人公に共感したり、その業界の内側が覗けたりトリビアが得られたり。「そういうこと、あるある!」とか「へえ、そうなんだ!?」でいっぱいのお仕事小説は、近年人気のジャンルですよね。私が働く出版業界界隈のもので「こ、これは・・・!」と思ったものをプッシュさせていただきます!
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ハケンアニメ!
辻村 深月(著)
アニメ業界で働く女子たちを描いた連作短編集。お仕事文学としても女子文学としても実によくできていて、私は号泣しながら読み終えました。仕事に愛と夢と萌えと才能とお金と利権と名誉と人生が複雑に絡むのはどの業界も同じなのかもしれませんが、最終的には世界を回らせるのは愛だと信じたいものです・・・!
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ライトノベル作家が主人公のライトノベルで、ラノベ業界のアレコレが垣間見えてしまう、どころかモデルが丸わかり!?の恐ろしくも楽しい作品。群像もの、青春ものとしてもよくできていて、「妹萌え」ぴんとこない大人にも女性にも、ゼヒ読んでいただきたいシリーズです!
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何もかもコンピュータの中で生成されていく今と違って、かつて活字という「物体」が実際にあったのです・・・。人の想いを名刺やショップカード、栞、招待状などの形に優しく仕立てる、町の印刷屋さんをめぐる連作短編集。単なるノスタルジーと言うなかれ。読むと心がすうっと静かになります。
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漫画家とアシスタントと担当編集者は密なつきあいになりがちなもの、そこで恋の三角関係が芽生えたとなれば・・・!?スーパーテクニックで仕事場を救うものの、恋も投稿もままならないヒロインがいじらしくて、全力で応援したくなります!
ブックキュレーター
トモねえ(小学館)小学館で20年ほど漫画&少女小説の編集をしたのち、電子書籍の営業を経て、今は漫画の宣伝を担当しています(小学館S-PRESS(http://s-press.shogakukan.co.jp/))。もうすぐアラフィフの独身女性、絶賛青春謳歌中。漫画で文字と言葉を覚え目を悪くした子供でした。通勤の供は文庫本、長風呂の供はハードカバー。タブレットでも読みますが、漫画は紙至上主義。マンション購入の際に本棚のために床を補強してもらいました。読書の他には観劇が趣味で、おいしいごはんとお酒が大好物です。似顔絵は以前、漫画家の藤原よしこ先生に描いていただいたものです。
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