ブックキュレーター会社経営者&編集者 藤岡比左志
台湾は意外に奥が深い!知れば知るほど台湾への旅がもっと面白くなる
台湾は日本人旅行者に大人気の旅先。でも、多くの方は台北市内と有名観光地を巡っただけで、台湾旅行を終わらせてしまいます。それではもったいない!噛めば噛むほど、知れば知るほど、台湾の旅は面白くなります。旅のお供に連れて行って現地で読むのも良し。台湾初心者だけでなく、リピーターの方にも興味深い台湾関連本を選んでみました。
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司馬遼太郎の「街道をゆくシリーズ」の一冊。司馬氏が台湾を旅したのは1990年代前半なので、現在の台湾とはかなり様相が異なっています。しかし、それでも底流に流れる台湾人の気質や風土、歴史など、今読んでも新しい発見が、本書にはあふれています。エッセイなので読みやすく、歴史が苦手な人にもおすすめです。
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台湾関連本で精力的に執筆している片倉佳史が、台湾に残る日本統治時代の建築、産業遺産、面影などを訪ね歩いたガイド。視点が実にユニークです。50年にわたった日本統治は台湾全土に様々な「遺産」を残しています。もちろん、そこには光だけではなく影もありました。私たちはこうした歴史を忘れてはいけないのでしょう。
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美麗島紀行 つながる台湾
乃南 アサ(著)
作家・乃南アサの台湾紀行エッセイ。著者撮影による台湾各地の情緒あふれる写真と読みやすい文章で構成された台湾旅行記ですが、本書は単なる紀行文ではありません。風土とともに、陰影ある台湾の歴史、日本との複雑な関係などについて、台湾全土を旅しながら考察を深めていきます。台湾を知るための良い道案内です。
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ガイドブックの定番ですね。台北だけを旅するのなら、台北編がおすすめですが、台湾の魅力は地方にあり。台中、台南、高雄、花蓮といった地方中核都市から内陸の小都市まで、地方への旅を堪能するには台湾編を強く推奨します。本書に収録された台湾の文化や原住民族、歴史に関するコラムも必読です。いい旅を!
ブックキュレーター
会社経営者&編集者 藤岡比左志ダイヤモンド社にて、雑誌編集者として約10年、書籍編集者として約8年ほど従事する。マネー誌「ダイヤモンドZAi」創刊編集長などを経て、「地球の歩き方」発行元のダイヤモンド・ビッグ社代表取締役を務める。趣味は旅と投資(笑)。飛行機の中で、ビールやウイスキーを飲みながら、ひたすら読書に没頭している時間が至福の時。読書の大半は電車やバスの中、あるいはクルーズ船の中など乗り物内。または酒場の片隅。読書傾向はノンフィクション、小説、エッセイなど多岐にわたるが、日本や中国などの歴史関係の書籍や山岳遭難、漂流、天変地異、犯罪、事件などを扱った本を好む。好きな作家は、吉村昭、陳舜臣、中村彰彦、佐木隆三など。
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