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日本にとってメリットはある?ベーシックインカムがわかる本
ベーシックインカムの議論が高まっています。政府が全国民を対象に最低限の生活のための年金を支給するという制度です。貧困層対策や年金制度の一元化、雇用の促進など、メリットが伝えられる反面、税制改革や財源確保の難しさといったデメリットも指摘されています。はたしてどうなのか、ベーシックインカムとは何かがわかる本をまとめました。
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ベーシックインカムを日本で導入する場合、どのような問題点が生まれるのでしょうか。海外で導入がはじまった新しい制度を日本社会に照らし合わせながら、国民の生活を守るために国家は何ができるかを論じた入門書です。
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障害者がどうやって自立するかといったテーマから、話題は医療や貧困、親子、性など、バラエティ豊かに広がっていきます。貧困と生活保護との関係で登場するキーワードが、ベーシックインカムです。フィリピンの貧困村の様子を紹介しながら解説した第3章「貧しい人から豊かになる」で、詳しく取り上げられています。
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ベーシックインカム 分配する最小国家の可能性
立岩 真也(著) , 齊藤 拓(著)
新進気鋭の社会学者が経済学のキーワードを駆使しつつ、新しい未来を切り開くための画期的な方法としてベーシックインカムを語っています。メリットやデメリットだけでなく、政策として実現するにはどうのようなポイントが大切になるのかを、丁寧に解説しています。
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グローバル・ベーシック・インカム入門 世界を変える「ひとりだち」と「ささえあい」の仕組み
岡野内 正(著・訳) , クラウディア・ハーマン(著) , ディルク・ハーマン(著) , ヘルベルト・ヤウフ(著) , ヒルマ・シンドンドラ=モテ(著) , ニコリ・ナットラス(著) , イングリッド・ヴァン・ニーケルク(著) , マイケル・サムソン(著)
ベーシックインカムを導入するにあたって心配される「経済社会の停滞」や「労働意欲の低下」といったデメリットを、丁寧にたどっています。世界初のベーシックインカム導入で話題となった、ナンビアの事例。それを詳細に紐解き、ベーシックインカムの可能性や実現のためのポイントをまとめています。
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