ブックキュレーターhonto編集員
美術館へ行く前に読めば、西洋絵画の鑑賞が10倍楽しくなる本
予備知識がなくても、美術館で素晴らしい絵画を鑑賞するのは楽しいものです。でも、ほんの少し基礎知識を知っていると、今までは見えなかったものが不思議と見えるようになり、絵画鑑賞が何倍も楽しくなります。西洋絵画の初心者が、感性を高め審美眼を身につけることができるようになる本をご紹介します。
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これだけは知っておきたい「名画の常識」
中村 麗(著)
西洋絵画の基礎常識を、カラー図版とともに楽しみながら学べる一冊。「なぜヴィーナスは裸なのか?」「なぜ天使の羽は白いのか?」、そんな問いにあなたは答えられますか?本書は、この2つを含む5つのビギナー向けの質問に答える構成となっており、ついつい誰かに話したくなるような豆知識が満載です。
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名画を見る眼 正
高階 秀爾(著)
「名画が名画と呼ばれる理由」を時代背景や技法、思想といったさまざまな側面から紹介しています。誰もが知っている15人の画家が取り上げられているため、親しみながら読むことができるでしょう。西洋美術史研究の日本における第一人者・高階秀爾によって書かれ、1969年に発行されてから半世紀近く読み継がれている名著です。
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知識ゼロからの西洋絵画史入門
山田 五郎(著)
西洋絵画の歴史を作った29の様式と、その背景となる西洋の歴史、さらに同時期に起こった日本の出来事がまとめて学べるお得な一冊。著者はテレビでおなじみの評論家・山田五郎。著者の似顔絵キャラクターがポイントを教えてくれる構成で、読みやすさ抜群です。巻末にある「ざっくり西洋絵画史年表」は、読後の復習用としても役立ちます。
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「絵画に登場するモチーフ」が持つ宗教的意味を整理した入門書。「犬」「兎」といった動物や「パン」「肉」といった食物、「手紙」「時計」といった小道具など、西洋絵画に描かれることが多い66個のモチーフが取り上げられています。1モチーフにつき4ページで図版も多く、すいすい読み進めることができる本です。
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名画に教わる名画の見かた
早坂 優子(著) , 視覚デザイン研究所(編)
「自画像の中の絵画」「オマージュとしての絵画」など、絵画の主題ごとに画家が何を伝えたいのかがわかりやすく解説されています。また、学芸員のキャラクターによる吹き出しの解説は、まるで美術館で説明を受けているような気分に。この本を読めば、画中画(絵の中で描かれた絵)から画家の本音の読み取れるようになります。
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