視力低下から慢性疲労まで、「脳疲労」がわかる本

慢性的な疲労への対処を専門とするクリニックで、院長を務める現役医師による著書。脳疲労が起こる原因とそのメカニズム、慢性的な脳疲労がもたらす結果などがまとめられています。日々感じる疲労感とは脳の疲労によるものであり、紫外線の防止や「ゆらぎ」を取り入れた環境作りなど、脳疲労を改善する方法が論理的に提示されている一冊です。

アメリカの最新近視治療に詳しい著者が、脳疲労と視力低下の関係について説明した一冊です。目の機能である「眼球視力」がよくても、脳の疲労によって起こる「脳内視力」の低下が原因で、トータルの視力が上がらないということがあるのだそうです。ストレスと視力低下の関係に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

全国初のストレスケア病棟を開設した医師による著作です。うつ状態になる前の段階としての「脳疲労」に着目しており、その原因や対策にまで触れています。起床時間が遅くなってきた、集中力が続かないなど、具体的な脳疲労の症状が紹介されており、自分の日常生活に照らしあわせて考えることができる本です。

健康に気をつければ気をつけるほど、かえって不健康になってしまうことがあるのだそうです。「○○すべき」という概念ではなく、もともと人間に備わっている味覚、嗅覚などの「五感」をフルに活用することで、脳疲労を克服していく方法がわかりやすく説明されています。日常生活を楽しむことの大切さを教えてくれる一冊です。

慢性疲労、集中力低下などの老化現象は「脳の酸化」が原因で起こっているとし、脳を酸化させないための食事方法がまとめられています。著者は栄養療法で知られる医師で、どのような栄養素が必要なのか、どのような食材を積極的に取るべきかが具体的に説明されており、日々の食事改善をする際の助けになります。