ブックキュレーターhonto編集員
今や愛好家は世界中に!?初心者から上級者まで楽しめる俳句・川柳の本
俳句・川柳は五七五のリズムで形成された、世界に類を見ない短詩形文学です。今では、その愛好家は世界中に広がっています。そこで、「夏休みの宿題の俳句ができない」と悩む小学生から、実力をつけてコンテストに受賞したい上級者まで、幅広い層に向けた俳句・川柳の本を紹介します。読書するだけで面白い、味わいのある傑作選ばかりです。
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これから始める俳句・川柳 いちばんやさしい入門書
神野 紗希(俳句) , 水野 タケシ(川柳)
俳句・川柳の入門書は数多くありますが、最初に手に取るなら本書がオススメです。実際、この本を読むと小学生でも五七五が詠めるようになります。理由は「字数」ではなく「音数」で詠む、そこから教えてくれるからです。そしてワーク形式なので、初級から中級へとあっという間に上達できます。上級者が基本を見直すのにも最適です。
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毎日新聞の万能川柳欄に掲載された句から、さらに厳選された句集です。「万能川柳」は、海外でも英訳されるほどの有名な川柳欄。優れた句を鑑賞することは、自分の句の上達につながります。特筆すべきは選者・仲畑高志のコラム。作詞家・阿木燿子との対談や川柳上達のコツが掲載さていて、すべての川柳愛好家必読の一冊です。
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日本では、川柳のコンテストが開催されていない日はありません。そのなかでも最も有名なのが、第一生命主催の「サラリーマン川柳」だと言われています。本書では、そんな同大会の最新傑作作や歴代ベスト10から、作句のコツがつかめる作句心得帖まで、川柳に関する幅広い情報が掲載されています。応募前の対策として読むこともできるでしょう。
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俳句は芸術的で敷居が高いと感じている方が多いでしょう。それを身近にしたのが、伊藤園主催の「お~いお茶新俳句大賞」です。「季語」があってもなくてもかまわないなど、俳句の成立条件をゆるめたことで、新感覚の俳句が受賞している画期的な大会です。本書は同大会の初の公式ブックで、26年間の入賞作から厳選された125句が掲載れています。
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川柳のコンテストはいくつもあって、傑作選も数多く出版されています。そのなかで異色な大会としてメディアで取り上げられることが多いのが、この「オタク川柳」です。「この知識 オタクに普通 世に不通」など、他の大会では詠まれることのない句が220本以上も収録されています。まずは川柳を気軽に楽しみたい、と思っている方にオススメです。
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