ブックキュレーターhonto編集員
まずはさくさく読める短編で入門!初めての宮部みゆきにオススメの本
映像作品を通して、宮部みゆきの物語に触れたことがある人は多いと思います。だけど、あまりにたくさんの本が発売されていて何から入っていいのか分からず、まだ本は読んだことがない、という方も意外に多いのではないでしょうか。そんな方にはさくさく読めて、宮部みゆきの多彩な側面を気軽に楽しめる短編集から入ることをオススメします。
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淋しい狩人 改版
宮部 みゆき(著)
東京下町の古本屋の店主イワさんと、その孫である稔を中心として短編連作です。電車の網棚に置き去りにされた本、亡くなった父親の部屋から出てきた300冊の同じ本など、本にまつわる事件を2人がひもといていきます。イワさんと稔、稔とその両親などの、宮部みゆき特有のユーモアあふれる会話劇も楽しめます。
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ドリームバスター 1
宮部 みゆき(著) , コサト(イラスト)
人の夢の中に逃げ込んだ凶悪犯たちをとらえる「ドリームバスター」の戦いを描いたアクション・ファンタジー。複数巻刊行されているシリーズものですが、短編連作になっているのでさくっと読めます。ファンタジー作品も数多く手掛けている著者ならではの世界観は、このシリーズにも健在。読めば読むほど、想像力がかき立てられます。
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〈完本〉初ものがたり
宮部 みゆき(著)
岡っ引きの茂七らが、江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう短編連作。謎の稲荷寿司屋や千里眼を持つ拝み屋の子どもなど、ちょっと不思議なキャラが次々に登場します。そこに食欲を刺激する「初もの」の描写がはさまれ、何度読んでも飽きない味わい深さが醸し出されています。
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長い長い殺人
宮部 みゆき(著)
刑事、目撃者、証人など、事件の関係者の「財布」の視点から小さな出来事をひもとき、やがて一つの大きな終結に向かう短編連作のミステリー。「財布」が自分の主人である人間を自身の出自やその中身から察したり、主人の他人には見せない真実を知っていたり・・・。宮部みゆきが得意とする、擬人化したモノによる語りが堪能できます。
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地下街の雨
宮部 みゆき(著)
結婚2週間前になって突如婚約を破談にされた女と、社長の愛人だったのにお払い箱にされてしまった女が出会う表題作や、イタズラ電話をかけてきた男に向けて語られる形式のホラー「混線」など、バラエティ豊富な七つの物語が収録された短編集です。人間の内面を描くことに長けた宮部みゆきが、その才能を一編ごとに違う形で発揮しています。
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