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読めば10倍おいしくなる!?ドーナツの奥深い世界に誘われる本
「ドーナツ」とは、とても不思議な食べ物です。穴の開いた丸いのんきなかたちをしているにも関わらず、強いパワーを秘めています。ドーナツには、思い出をよみがえらせる力があります。また、物語をかたち作る力があります。その歴史から学問、物語にレシピまで、今よりドーナツを10倍おいしく味わえるようになる本を紹介します。
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ドーナツの歴史物語
ヘザー・デランシー・ハンウィック(著) , 伊藤 綺(訳)
ドーナツの起源から定義、地域性や政治、文化的意義まで、多様な観点からドーナツの歴史をひもといた一冊。さまざまなかたちで誕生したドーナツは、アメリカでの発展したのだとか。その考察は最新トレンドである高級志向、健康志向にまでおよび、ドーナツの奥深さとともに、未来の姿まで知ることができます。便利なレシピも載っています。
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なんたってドーナツ 美味しくて不思議な41の話
早川 茉莉(編)
植草甚一による「ニューヨークのドーナツ」、俵万智の「手作りドーナツ」、東海林さだおの「ドーナツに行列するおやじ」など、ドーナツにまつわるエッセイや詩、小説やレシピが詰め込まれたアンソロジーです。熊谷明子の『ドーナツ、とつぶやいただけで、幸せな気持ちになる』という言葉の通り、幸せな思い出や物語が綴られた一冊です。
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羊男のクリスマス
村上 春樹(文) , 佐々木 マキ(絵)
ドーナツ屋で働く羊男が、クリスマスのドーナツの呪いを解くために暗い穴に落ちる物語です。羊博士や海ガラス、ねじけ、なんでもなしなど、変わった登場人物とともに、シナモン・ドーナツとねじりドーナツが出てきます。佐々木マキの挿絵がなんともおいしそうで、ドーナツが食べたくなる不思議なファンタジー童話です。
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ドーナツ業界で近年急速に広まっている「焼きドーナツ」。油で揚げていない分だけカロリーが抑えられ、健康志向の人にも人気です。そんな焼きドーナツとワッフルを、自宅で作れることができるレシピを掲載したのが本書です。米粉や全粒粉を用いたレシピまで載っています。
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ドーナツを穴だけ残して食べる方法
大阪大学ショセキカプロジェクト(編)
「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という学生たちの問いに、大阪大学の工学や哲学、数学、医学など多様な専門分野の教員たちが立ち向かいます。プラトンや分子学にドーナツを結び付け、学問とは何かをひもとく学術書です。書かれている内容をすべて理解できなくても、頭を使い、おなかがすいてドーナツが食べたくなることは間違いありません。
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