ブックキュレーターhonto書店員 高橋
YOUたちもびっくり!日本文化の懐の深さを知る本
ポケモン、妖怪ウオッチなど日本発の「カワイイ」キャラクターはいまや海外でも大人気です。モンスターも妖怪も本来は恐れるべき対象なのに、それを「カワイイ」で包み込んでしまう日本文化の懐の深さは、日本人だけでなく諸外国から日本に来られたの人々にとっても魅力的なようです。懐の深い日本文化を学べる本を集めました。
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とんまつりJAPAN 日本全国とんまな祭りガイド
みうら じゅん(著)
毎年2万人以上の外国人観光客が訪れるという「かなまら祭」をご存じでしょうか。とあるシンボルをご神体として扱っていることから、キリスト教文化圏にはないクールなフェスティバルとして人気を集めているようです。本書では、このかなまら祭を含めた日本各地の祭をみうらじゅん氏がレポート。「どーかしてるよ!」と叫んでしまいたくなる、とんまで愛すべき伝統に触れることができます。
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ご当地キティヒストリーブック
限定キティ保護者会(編)
観光地に行くと、かならず出会う「ご当地キティ」グッズ。最初はお花を身にまとっていたりと、ハローキティのかわいらしいイメージ通りのものが多かったですが、いつの間にか鯵の干物になっていたり、軍艦になっていたり、かわいらしいイメージと遠く離れたものが大半になっています。それでも「カワイイ」と感じてしまうのは、彼女の持つブランド力かもしれません。
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世界で一番有名な日本の猫がハローキティ(設定はロンドン出身ですが)なら、二番めに有名なのは浮世絵師歌川国芳の描く猫では?本書では、ご当地キティのそれとは異なりますが、猫の擬人化を中心に、国芳を中心とした絵師が描く愛らしくて笑える、猫の浮世絵が楽しめます。「カワイイ」が詰まった一冊です。
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野口クン=野口英雄=千円札。本書は、1枚のお札を折ることで野口英雄が帽子を被っている形にしたりする、「お札折り紙」の本です。お札で遊ぶなんて、と眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本特有の文化として海外でも人気の折り紙とお札をドッキングさせて、更に「カワイイ」に昇華させてしまう、これぞ日本文化の懐の深さではないでしょうか。
ブックキュレーター
honto書店員 高橋大学で日本史を専攻。卒業後、新卒で丸善(株)に入社し、丸の内本店の医学書売り場書店員として2年間ほど手作りPOPで専門書と読者の距離を縮めることに心血を注ぐ。その後、本部にて採用・教育など人事畑を歩んだ後、「honto」の立ち上げに参画をきっかけにネットの書店員として本の売り場にカムバック。そんなわけで古文書、医学書、人事関連書籍への愛着を強く持つ。人をつなぐ「本」と「酒?」をこよなく愛する30代女子。
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