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他人事では済まされない!「原発問題」の実態を知る本
2011年に発生した東日本大震災以後、日本国内は原発問題で揺れ続けています。原発問題とは何なのか?どういった問題が起こっているのか?数多くのリスクが潜在している原発問題は、決して他人事ではありません。私たちの生活にも関わる重大な問題、その事実をさまざまな角度から解き明かす本を紹介します。
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1986年にチェルノブイリで発生した原発事故に関するドキュメントです。原発事故が人々にもたらす災厄とは?汚染地域に住み続ける人、離れる人、その心情。丁寧に積み重ねられた取材をもとに書かれた本書を読めば、原発事故がどれほど凄惨な事態を引き起こすのか、子細に至るまで知ることができます。
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福島第一原発の事故は、天災ではなく人災から起こった。5年間の綿密な調査から、筆者が導き出した答えです。管理すべき人間の責任放棄、利潤を追求したための弊害など、原発事故のこれまでになかった真実が書かれています。事故そのものだけでなく、事故に至る舞台裏の過程をうかがい知ることができる一冊です。
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悲惨な事故が起こってなお、なぜ原発の稼働が止まらないのか。原発の危険性とはまた別の視点、原発に巣食う利権「原子力村」について書かれた本書。政界と電力会社の連関、天下りなど。国民の安全性を二の次にした思惑が蔓延していることに、疑念と怒りを投げかけた労作です。
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原発問題は日本国内に止まりません。世界中にどれだけの原発があり、そして汚染された廃棄物がどこに向かうのか。広い視点で原発に関わる問題の事実を解説した本です。原発問題と切り離せない放射能の脅威、身近に潜む危機的な状況を強く認識させてくれます。
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2017年に打ち切られる住宅無償提供を前に、非難した母子が何を考え、どういう困難と対峙しているかが書かれています。もしも原発事故に私たちが見舞われたらどうなってしまうのか。実際の被災者の目線で語られる本書を読めば、自分の生活に照らし合わせて、現実的な問題をより深く読み解くことができます。
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