ブックキュレーターhonto編集員
「人生で何の役に立つんだ?」と思っていたけれど・・・数学の実用性を知れる本
数学で散々な目にあって、「数学なんか人生で何の役に立つんだ」というその気持ち、よくわかります。でも、本当は役に立っていることにも薄々、気づいているのではないでしょうか。「数学をもう一度勉強してみようかな」と思わせてくれる、とっつきやすくてわかりやすく読みやすい、計算から量子暗号まで、数学の実用性がわかる本を紹介します。
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これも数学だった!? カーナビ・路線図・SNS
河原林 健一(著) , 田井中 麻都佳(著) , 情報・システム研究機構国立情報学研究所(監修)
グラフ理論や組み合わせなどの「離散数学」という分野について、誰もが日常的に使っているようなものを例に説明してくれます。数少ない数式は、読み飛ばしても大丈夫。プロ野球の対戦スケジュールなど、興味を引く小ネタもきっと見つかるはず。身近な製品の裏で、数学の考え方が使われていることがよくわかります。
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生き抜くための数学入門
新井 紀子(著) , 100%ORANGE(装画・挿画)
「数学なんか、人生でなんの役に立つんだろう」という思いに、わかりやすく真正面から応えてくれる一冊。男の子と女の子、ギターを弾きこなすブタくんと新井先生のやさしい対話で話が進みます。「そんなの知らねえよ・・・」「先生、人生楽しもうぜ」など、毒舌気味のブタくんのツッコミにも笑える、数学の力を見直せる本です。
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マンガで読む計算力を強くする 状況判断力と決断力を磨くために
がそん みほ(漫画) , 銀杏社(構成)
小さな幽霊のおキクちゃんが、数学が苦手な高校生タケルくんに、楽に計算ができる方法を教えてくれます。なんといってもマンガなので、とっつきやすいのが魅力的。判断力と決断力が要求される「概算」についてのレクチャーもあります。これを読めば、ちょっとした計算をするたびにスマホの電卓を使う必要がなくなるかもしれません。
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インターネットでの通信や携帯電話でのやり取りなど、現代の生活には欠かせない暗号化技術。カエサルの暗号から量子暗号まで、解読できない暗号の開発や、その解読に必死になって取りかかる技術者たちのヒューマンドラマを楽しみながら、暗号の考え方もいつの間にか理解できるようになる一冊です。
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パソコンでの検索や銀行のATMなどの裏で動いている「データベース」。そのデータベースを理解するために必ず必要なのに、数学の授業では影の薄い単元である「論理と集合」を取り扱っている本書。主人公と、いとこの女子中学生が論理パズルを解くところからはじる、学ぶついでに学生の甘酸っぱい青春ストーリーまで楽しめる一冊です。
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