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ん?それ本当?あやしい「ニセ科学」の世界を知る本
ムー大陸から水素水まで、世の中にはあやしい科学がいつの時代もあふれかえっています。そんな数々のニセ科学の紹介から、なぜだまされてしまうのかまでが書かれた本を紹介します。自分の頭で「科学」とはどういうことなのかを考え、個々の事例について判断できるようになれば、あやしい科学にもだまされにくくなれるはずです。
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ニセ科学を10倍楽しむ本
山本 弘(著)
「ゲーム脳」や「血液型診断」などを扱った、小学校高学年以上に向けたニセ科学の入門書です。エピローグにある「ニセ科学にひっかからないための10箇条」は、科学だけでなく、ニュースや新聞記事などの情報を正しく捉えるため基本としても役に立ちます。
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ニセ科学のなかでも、特に食品に特化して書かれた本です。ニセ科学の情報を扱うメディアが、どうしてそのような報道をしてしまうのかについても踏み込んで書かれています。具体的な報道例がたくさん記されていて、「白インゲン豆ダイエット」など、忘れてしまった過去の事件の顛末を知ることもできます。
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奇妙な論理 1 だまされやすさの研究
マーティン・ガードナー(著) , 市場 泰男(訳)
疑似科学批判の古典的名著。「ムー大陸」や「地球空洞説」など、ちょっと古いネタもありますが、「なぜだまされてしまうのか」という点をわかりやすく解き明かします。50年以上前の本ですが、科学っぽいものにだまされてしまうのは、昔も今もそんなに変わりがないことがよくわかります。
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ホメオパシーや鍼治療など代表的な代替医療は、本当にニセ医療でニセ科学なのかを、ひたすら事実を積み重ねて検証します。代替医療の歴史やワシントンなど有名人のエピソードも紹介され、読みやすい一冊。巻末に載せられた、科学的な用語を使っただけの謎理論に支えられた、多くの代替医療とその効果についての一覧は圧巻です。
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