ブックキュレーターhonto編集員
蕎麦屋で酒を呑み、うんちくを語る。あなたを「蕎麦通」へ導く本
蕎麦は手軽に食べられる庶民的なものでありながら、「粋」といった感覚ももち合わせています。簡単に済ませる食事として食べるのではなく、蕎麦屋でお酒を嗜み、締めに蕎麦を恰好よく食べたい。そんな方にぜひ読んでもらいたい、蕎麦屋の楽しみ方、歴史、うんちくの本、また、自分で蕎麦打ちに挑戦してみる入門書を選書しました。
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本書には、蕎麦についての歴史、うんちく、名店情報のすべてが盛り込まれています。うまさの決め手は何か?蕎麦つゆにどっぷり浸すのは邪道か?などの疑問にも答えてくれます。雑誌「サライ」の制作に長年携わっていた著者の語り口は、初心者にもわかりやすくいため、本書は蕎麦の世界へのオススメ入門書です。
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蕎麦屋の系図
岩崎 信也(著)
続いては蕎麦屋のガイド本。しかし普通ガイドではない、一風変わった本がここにあります。「藪」や「更科」、「東家」といった「老舗」蕎麦屋の 暖簾の系譜を江戸時代からたどった本です。旦那の芸者遊びで一度、暖簾をおろして復活した老舗はどこか?など、蕎麦屋が何倍にも楽しめるうんちくが詰まっています。
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蕎麦屋酒 ああ、「江戸前」の幸せ
古川 修(著)
仕事帰りに、蕎麦屋で呑む。粋な大人のたしなみともいえる「蕎麦屋酒」の愉しみ方を記しているのが本書です。まずは板わさ、焼き味噌などの簡単な酒肴でお酒を一本、という具合に、蕎麦屋の味わい方とその極意を教えてくれます。日本酒を楽しめる蕎麦屋ガイドもついた、実用的な一冊です。
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蕎麦に関するうんちくを知るなら、マンガもオススメです。意外なほどに蕎麦のもつ歴史や、うんちくとマンガの相性がよく、楽しく読み進めることができます。まったくネタが尽きずに全16巻を走り切るのは脱帽。冒頭の数巻だけでも、読んでみると蕎麦屋の楽しさが倍増すること請け合いです。
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蕎麦屋になりたい 実践!手打ち修業の一週間
金久保 茂樹(著)
最後に紹介するのは、蕎麦を自ら作りたい人に向けた本です。本書は、料理の作家である著者が名店の食べ歩きだけでは飽き足らず、ついに自ら蕎麦打ちをはじめてしまった体験記。期間はたった1週間ですが、蕎麦屋になるための実践的なノウハウが詰まっていて、とても参考になります。そば愛好家・そば屋志願者必携の一冊です。
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