ブックキュレーターhonto編集員
ワインの世界を知り、奥深さに酔いしれる。ワインを追求するなら読みたい本
種類も豊富で楽しみの幅が広く、またビジネスの世界でも使われることのある「ワイン」。そんなワインに興味をもったらまず知りたい、基本的なテロワールの知識、テイスティングの方法などがわかりやすく書かれた本を紹介します。また、さらに深くワインを知りたくなった方に向けて、科学、世界史、もてなしの道具に関するオススメ本も選書しました。
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10種のぶどうでわかるワイン
石田 博(著)
ワインの世界は奥深く、興味があってもどこから手をつければよいか、迷うのではないでしょうか?本書は日本ソムリエ界の第一人者による本。ワインづくりに用いられる主なぶどう品種10種に絞り込んで、テロワール(気候・地勢・土壌)やヴィンテージなどの知識を与えてくれます。ワインの楽しみ方を広げてくれる一冊です。
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ワインの飲み方、選び方 ジャンシス・ロビンソンのワイン入門
ジャンシス・ロビンソン(著) , 島田 精治(訳)
著者の本はどれも、ワインの世界を系統的にわかりやすく示してくれます。特に本書は、テイスティングの各技術を向上させる具体的な方法と、そのための観点が丁寧に説明されていて、学びになります。読み終わる頃には立派なワイン愛好家になっている一冊。「読み物」としても楽しめる点でも、非常に優れています。
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ワインの基礎知識を得た後は、少し違った見方をしてみませんか?本書はワインを「科学的な目」から見つめたもの。ワインの醗酵や味が変化するとき、科学的に何が起こっているのか?また、なぜ熟成するのか?などの本質的な理解を、楽しみながら自然と身につけられる良書です。高校で学ぶ科学の知識があれば理解できるでしょう。
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ワイン物語 芳醇な味と香りの世界史 上
ヒュー・ジョンソン(著) , 小林 章夫(訳)
ワインを「歴史的」な側面からとらえた本書は、世界各地への精力的な取材を経て記された壮大な「人とワインの文化史」です。古代ギリシアの酒宴、修道院の酒庫番が生んだシャンパン、世界一周へ出航するマゼランが積んだワイン、アメリカ禁酒法下のワイン貿易、産業化した現代のワインなど、エピソード満載の物語です。
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ワインの「使い方」、つまりワインと「外交」との密接なつながりを描いた本です。外交の手段として、ときにメッセージを託すアイテムとして、ときに優越性の誇示のツールとして、ワインはどのように使われるのか?時勢による変化や、国家レベルのつきあいのなかで、ワインはどのような「おもてなし」の表現となるのか、などがうかがえます。
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