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「芸能」として洗練された歴史を知ろう!「茶の湯」の世界を堪能できる本
数千年前に中国から世界各国に伝わった茶は、日本では「茶の湯」として独自の発展をとげました。戦国時代には武将が競って茶会を開き、千利休をはじめとする茶人により「芸能」として磨かれていきます。今もなお、多くの人々に嗜まれている「茶の湯」。その魅力をたっぷり味わえる本をピックアップしました。
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表千家の家元の千宗左による「茶の湯」入門書です。茶席での立ち方、座り方をはじめ、道具の扱い方など、あらゆる作法を一つひとつ写真入りでわかりやすく解説しています。ページをながめているだけでも雰囲気が伝わり、それぞれの所作の奥深さを味わうことができます。これから茶の湯を始めたいと考えている方に、うってつけの参考書になるでしょう。
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茶の湯の歴史を単純に記述しているだけの本ではなく、なぜ日本人は茶を飲み、それを芸能に育て、世界に類を見ない文化に育てたのかを明らかにしていきます。信長、秀吉の茶頭となり「わび茶」を完成させた千利休の死について、『文化による下克上の終焉』と表現するなど、興味深い論考になっています。
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